サラリーマンとして働き続けるなかで「会社の給料だけに頼るのはリスクが大きい」と感じ、副業を模索するようになりました。
試した副業は8割がた自分には合わなかったり、時間的に難しかったりで続かなかったのですが、いろいろ試した中で「自分でもコンスタントに収入が得られる」と確信を持てた副業が3つありました。
副業として試し、現状は収入の柱に成長した3つの仕事について、くわしく紹介します。
副業として取り組み始めて、10年以上続けている3つの仕事とは
筆者が試したなかで、長らく続いている仕事は不動産経営と株式投資、それにウェブライター業です。
自分の場合、どれも大きな才覚があるわけではなさそうで「小さく稼いで積み重ねる」というスタイル。
下記のように、コンスタントな報酬を得ています。
- 不動産投資:独身の時に買った小さなマンションの賃貸経営(家賃収入)
- 株式投資:持ち続けることで得られる配当と、値上がりを待って得られる売却益
- ウェブライター:時間がある時に情報収集をして、在宅で完結する仕事
在宅でできる副業の利点
たくさん試した中で続いている3つの仕事(不動産経営・株式運用・ウェブライター)は「在宅でできて時間を選ばず、細切れ時間で稼げる」という共通点があります。
サラリーマンの副業は「在宅でできる」「納期がない」「時間的な縛りがない」というものだと取り組みやすいと思います。
それとやはり「興味を持てる」というのがカギになるでしょう。何かと制約の多いサラリーマン生活で、副業でもストレスがかかってしまうと、続かないばかりか心身にダメージを受けてしまいます。
「これ、楽しい!」と思って取り組める副業を、時間がかかってもいいから探したいものです。
サラリーマン向け副業「不動産経営」のメリット・デメリット
もともと、不動産経営をしてみたいという気持ちをもっていたわけではありません。
一人暮らしのある時期、親の介護のためにせっかく買ったマンションに住めなくなってしまい、仕方なく友人に貸したのが不動産経営を始めたきっかけです。
副業で、不動産経営をしていてよかったこと
友人が毎月決まった日にちに家賃を振り込んでくれた時「これ、不労所得だよね」と、肌で感じたのがスタートでした。
友人は結婚するまで3年、その部屋に住んでくれて筆者はその間、不労所得を得ることになりました。
不動産経営の大きな反省点(副業ならではかも)
ただ、住宅ローンの決まりを知らずに友人に貸したので融資を受けた銀行にそれを伝えたとき、ひどく叱られました(事後報告だった)。
住宅ローンの支払い期間中に、人に部屋を貸すときはまず銀行へ相談することが大事です。
また、不動産経営には当然のことながら初期投資がいりますし、物件によっては借り手がつかないリスクもあります。
収入に見あった不動産を購入すれば、会社員でも不動産経営のリスクは少ないと実感
友人が結婚して部屋を出た後、筆者が購入した物件は1年ほど空き家になりました。
かなり焦りましたが、相場よりもやや安く家賃設定することで空き家リスクは解消しました。
使う予定のないまとまったお金があったり、あるいは賃貸を借り続けていて「賃料もったいないし買った方が良いかな」と考えている場合は、不動産経営を具体的に考えてみても良いでしょう。
筆者は地方都市のマンション(街なか・駅近・築古、30平米)を1000万円弱で購入して、10年でローンを完済しました。
普通のサラリーマンでも、ハードルの低い買い物だったと思っています。
サラリーマンが在宅でできる、堅実な株式投資のコツ
海外留学をしていた時に海外の銀行に預けっぱなしになっていたお金が40万円ほどあり、日本円に換金した時にふと「このお金で資産運用しようかな」と考えたのが、筆者が株式投資をするようになったきっかけです。
多くの株式投資ビギナー同様、最初は「知ってる企業で業績が良さそうで、優待が魅力的」という条件を優先して株式を購入しました。
スタート時はギャンブル性がめっちゃ強かった、筆者の株式投資
タイミングによって上下するという株価の特徴もみずに「この銘柄の優待いいかも♪」とテキトーに購入した銘柄はどれも、上昇することはありませんでした。
年に1〜2回優待が送られてくるだけで、じきに株を買っていたことも忘れていました。
変な闘志で大損
そんなことが続いたある日、持っていた銘柄の企業が倒産寸前という情報を得ました。
そうなると「自分に株は向いてないよなあ」と思うのが良識ある人なのでしょうが、その時「取り返してやる」と変な闘志を燃やしていました。
倒産寸前だった企業の株は売り、追加で資金投入して、今度はあらゆる情報を調べ「売却益で稼ぐ気マンマン」という危険な投資家に。
当然のことながら、ちょっと調べただけでガンガン稼げるようになるはずもなく、投入した資金はコロナショックで半分になり、心折れかけて株式投資から撤退しようと本気で考えました。
懲りずに続けて10年。配当と売却益を少しずつという地道な投資に
しかし往生際の悪い自分は「もう一回やってみよう」とさらなる資金投入をしたのです。懲りないですね。
全持株の大幅下落を経験して「売買益(安いときに買って、値上がりした売って得る利益)でドカンと稼ぐ欲は捨てて、銘柄研究をきちんとして配当を得て手堅く株式運用しよう」と、考えを改めて取り組んでいます。
ここ数年はトータルでの損はなく、配当(保有し続けることで得られる利益)と売却益をあわせて数万円〜10万円ほどを毎月、コンスタントに稼げるようになりました。
銘柄選びや株主優待、株主総会など、楽しく取り組む日々です。地道に情報収集をしながら、続けていこうと思っています。
初心者でも始められる、サラリーマン向けウェブライターの始め方
ウェブライターはネット経由で気軽に仕事が探せることもあり、割と気安く取り組んだ副業でした。
採用はされるのですが、色々な企業でウェブライターを経験してみると、
- ブラック企業に当たる
- 仕事を始めたそばからクライアントが倒産して連絡が取れなくなる
- メンタルが安定しない担当者に遭遇して変にキレられたり、泣きつかれたり
するなど、いろんなことがありました。
「仕事はきちんと選ぶ」ことを学ぶ
ウェブライターは本業の収入が安定している時、副業で始めたこともあり、生活に支障をきたすまでには至りませんでしたが「クライアントはきちんと選ぶ」ということを身をもって体験しました。
ウェブライターに限らずネット経由で探せて、在宅でできる副業というのはたくさんあります。
少し探してみるだけでも、ゲームの攻略方法のレクチャーとか、UFOキャッチャーの講師とか、恋愛アドバイザーとか、ひと昔前までは考えられなかったような副業になかなかの値段がついていたりします。
ウェブライターのようなスタンダードな副業から、こうしたレア系の副業まで仕事を幅広く探せるのはクラウドソーシング系のサイトでしょう。
代表的なものにクラウドワークス 、クラウディア、Bizseek などがあります。
こうしたクラウドソーシングサイトに登録して最初は低単価の仕事を受け、徐々に評価を積んで高単価案件を受注すると、報酬がアップしやすかったように思います。
クラウドソーシングは個人間の取引も多く、最初は躊躇しがちかもしれません。
でも、クラウドワークス 、クラウディア、Bizseek をはじめ、大手のクラウドソーシングサイトには発注側・受注側ともにきちんと評価、コメントがあるので安心して選べます。
最初に受注するときは単価の安い案件を選べばまだ評価のない段階でも仕事を受注できますし、経験が増えれば高単価案件も徐々に取れるようになります。
ある程度余裕のある時に、自分の経験や技能を生かしてできる仕事は何かなと探して、実際に仕事を請ける経験をしておくと、いざという時も困らないように思います。
ひとつ言えることは「自分は資格も技能も経験もないし、在宅で副業なんて」と思わないことです。探してみると「こんなことがお金になるんだ!」という仕事はたくさんあります。
求人内容などの詳細は、各クラウドサービスの公式サイトでご確認ください。
少しずつでも、サラリーマンの給料以外の収入源を
この記事では、筆者が副業として始めた不動産投資、株式投資、ウェブライターの仕事について紹介しました。
■3つの副業の特徴まとめ
副業名 | 初期投資 | 収入の安定性 | 必要なスキル | リスク |
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不動産経営 | 高 | 中 | 基本的な知識 | 空室リスク、ローン |
株式投資 | 中 | 中 | 投資知識 | 市場リスク |
ウェブライター | 低 | 低~中 | ライティング | クライアントリスク |
ウェブライターはライティングのスキルがあると、初めから高単価を目指せますが、スキルがなくても報酬の低い案件からならスタートが可能です。
クラウドソーシングに登録するなどすれば、すぐに仕事は見つかるでしょう。
まずは試してみることから。あなたに合った仕事を探してみてください。会社に頼らない安定した収入源を手に入れましょう。
副業については、このサイトでいくつか記事を書いています。こちらのカテゴリから読めますので、よかったら読んでみてください。