
仕事中に眠くなること、ありませんか。
家で仕事をしていて一人、パソコンに向かっている状態が続いたりするとつい、ウトウトしがちです。
眠くなったらすぐ寝れるのは、テレワークのいいところ。でもこちら、在宅勤務を始めてからしばらくは椅子に座ったままの姿勢で寝てしまうことも、よくありました。
そういう寝方をすると目が覚めたとき、首や肩、腰などがモヤモヤすることも多かったように思います。
近年は、わりと快適な昼寝が実現した感じです。この記事では、長年のテレワークで模索した「昼寝を楽しむアイデア」をシェアします。
在宅勤務なら、昼寝を取り入れやすいかも
こちら昼寝を毎日するわけではありませんが、仕事をしていて眠気を感じたら、その場ですぐ寝るようにしています。
会社勤めでオフィスワークをしていたころは、眠気をがまんして無理やり仕事を続けて、夕方から夜にかけてヘトヘトになっていたことがよくありまして。
そんな事情で、在宅勤務に移行するときは「やった、寝放題!」と、うれしく思いました。
でも、しばらくは変な姿勢で寝たり、長時間すぎる昼寝になったりで“テレワーク寝”の醍醐味を味わえないでいました。
効果的に昼寝をすると、疲労回復につながるらしい
専門機関の研究で、効果的な昼寝は目覚めた後の仕事のパフォーマンス向上などにつながることが立証されているそうです。
昼間、効果的に仮眠することは英語で「power nap(パワーナップ)」と呼ばれ、GoogleやApple、NIKEなどのオフィスには仮眠のための部屋や機材などが用意されているといいます。うらやましい!
睡眠の専門家のコラムにpower napについて、こう書かれています。
パワーナップとは、12時から15時くらいにとる15分~30分ほどの睡眠のことです。
パワーナップは、コーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースの研究により広まりました。
(中略)
私たちが思っている以上に脳は疲労しています。
パワーナップは、現代社会においてとても効果的な健康法です。
ぜひ実践して、豊かな生活を送ってください。
大塚製薬 疲れに効くコラム「『パワーナップ』昼寝効果で疲労回復する方法」より抜粋
power napのためにはまず、タイマーが要りますね。
15〜30分後に起きる設定がいつでもできるように、スマホやパソコンのわかりやすい場所にタイマーを置いておくといいかも。
テレワークでは、どうやって昼寝をすればいいのか
タイマーはすぐ用意できるとしても、アメリカの大企業のように昼寝用の部屋や機材を用意することは、現実的ではないですよね。
在宅勤務での効果的な昼寝には、いくつかのコツがあります。
疲れる寝方を避ける
経験上、机に突っ伏したり、作業用の椅子に座ったままだと、あまり心地よく目覚められません。床にそのまま寝るのも、避けたいところです。
こういう寝方は、かえって疲れを感じるでしょう。
また、ふとんに入って本格的に寝てしまうと夜、眠れなくなってしまうかも。
筆者は、自宅スペースのたたみ一畳程度を、昼寝に使っています。
寝そべり姿勢になれるマット的なものを用意
筆者が“テレワーク寝”を楽しめるようになったのは、ヨガマットのうえで昼寝したのがきっかけです。
たいていのヨガマットには、ヨガをしているときに転んでもいいように、若干の弾力性があります。
この弾力が、昼寝にぴったりなんですよね。ヨガやストレッチをしながら寝てるときもあります(笑)。
写真のヨガマットは懸賞で当たったもの。たまにウェットティッシュなどで拭いたりすると、汚れが目立たないようです。
ヨガマットは買うにしても数百円程度から選べるだろうし、大きな出費にはならないと思います。
ヨガマットに加えて、クッションがあると尚よし
あたまがくる側にクッションなどを置くと、まくら的な傾斜ができます。

この傾斜があると昼寝するとき首、肩がさらに楽なように思います。
足元が冷えるときはヨガマットをこたつに突っ込む
気温が低いと、寒くて昼寝しにくいことがあります。
冬場はヨガマットのうえにこたつがあるような感じ(こたつにヨガマットを突っ込む)と、下半身が暖かく昼寝しやすい感じです。
ただ、やけどには気をつけましょう。
テレワークの昼寝にヨガマットを使う利点
ヨガマットは畳んだり、くるくる巻いて小さくしたりできるから場所を取りません。
筆者は仕事が終わったら畳んで、翌日また仕事を始めるとき、所定の場所に敷く感じで使っています。
置きっぱなしだと掃除するときじゃまだし、場所を取ります。テレワークスペースが狭いこともあり、使わない時間はしまっておくほうが我が家的にはいい感じです。
在宅勤務の昼寝に罪悪感は不要。生産性UPの手段と考えて積極的に寝よう
仕事中にうっかり寝てしまうと、罪悪感を感じるのは学校に通っていたころの名残でしょうか。
授業中に寝る「居眠り」は基本NGだったから、そういう印象をもってしまうのかもしれませんね。
在宅勤務のようにある程度、自分の采配で仕事を進められる環境にあるなら、積極的に昼寝を取り入れては。
疲労回復や生産性アップなど「寝てよかった」と感じることはおそらく、ひとつではないでしょう。
あなたの“テレワーク寝”環境、今日からちょっと整えてみませんか。
※この記事は筆者の経験と一般的な情報をもとに執筆しています。医療的な助言が必要な場合は、専門家にご相談ください。