
テレワークは自宅などで基本、ひとりで仕事ができる働き方です。
決まった場所に出勤する必要もないから、人間関係が比較的楽な印象も、あるかもしれません。
筆者は会社員時代の途中でテレワークになり、自営になった今もほぼ、家で仕事をしています。
通勤からテレワークに切り替わるときは「(オフィスで働くような)人間関係のわずらわしさはないかも」と期待していました。
でも、長い年月がたった今。テレワークの人間関係について「だいたい楽だけど、そうでもない面がある」と感じています。
ここでは在宅勤務の人間関係が楽な理由や悩みやすい点、快適に働くコツなどを体験談をベースに、テレワーカー目線で書きます。
テレワークの人間関係への不安、疑問が少しでも軽くなれば。
テレワークの人間関係が楽な3つの理由
テレワークの人間関係は、わりと楽な場面が多いと思います(個人的な意見です)。
大きく分けて、3つの「楽な理由」があるのではないでしょうか。
直接の対人ストレスが減る
出社では会社へ行くたびに、同じオフィスで働く人々と顔を合わせなければいけません。
内勤なら一日じゅう、同じ空間で過ごすことも考えられます。
パーテーションなどで区切られていても声は聞こえるし、貧乏ゆすりやちょっとした足音なども、気になることがあるでしょう。
下手すると、苦手なニオイにも晒されることになります。
テレワークでは、こうした直接的な対人ストレスが圧倒的に少ないです。
人間関係を最小限にできる
一緒に働く人と物理的に距離が離れていれば、生々しい人間関係を感じずに済みます。
好き・嫌いという感情を抱くレベルの接し方になりにくいです。
同じ職場だから仲良くしないといけない、という雰囲気からも開放されます。
直接、顔を合わせる機会が少ないから、食事や飲み会などの機会もあまりないでしょう。
チャットやメールでやりとりできる(苦手な人とも冷静に対応できる)
最近のテレワークでは、職場や取引先とのやりとりは基本、チャットやメールです。
いきなり電話をかけるのは失礼、という風潮があるのはありがたいことです(失礼かどうかはよくわかりません笑)。
チャットやメールは文字でのやりとりだから「考える時間」があります。
急に会話を振られて返答に困ることがありません。困ったことを言われても、ひと呼吸おいて回答ができます。
電話やビデオ通話など音声でのやりとりが必要なときも、リモートなら録音機能をオンにして音声を残しておけるのは安心です。
でも、テレワークならではの悩みもある
テレワークにも、特有の人間関係の悩みはあります。
たとえば。
オンライン会議でのコミュニケーションの難しさ
オンラインで通話をしたり、会議をしたりするとき。
コミュニケーションの難しさを感じる場面も、なくはないです。
相手の声が小さいとき「聞き取りにくい」と言っても、全然マシにならなかったりすると困ります。
何度も言うと、カドが立ちそうだし。
逆に相手から、そんなふうに思われてオンライン越しにイライラが伝わるのも、辛いものです。
「サボっている」と思われる不安
時間給などでテレワークすると、サボっているように見えがちな不安もあります。
ただこれは、手持ちの作業が少なくなってきたら「手が空いています」的なアピールをすることで、解決できる不安です。
雑談が減って孤独感を感じるという意見も
今までできていた雑談が、テレワークになった途端できなくなって孤独を感じることもあるようです。
チャットなどでやりとりしても孤独感が残るようなら、出社に切り替える必要があるかもしれませんね。
テレワークの人間関係を快適にするには
テレワークの人間関係を楽だと思うのも辛いと思うのも、もしかすると気のもちようかもしれません。
長年のテレワーク経験を通して、人間関係を快適にする(=悩まなくて済む)ポイントがいくつかあるかなと思っています。
報告や連絡は適度に
「報連相」的な決まりがある職場で長年過ごすと、報告・連絡・相談をきっちりする習慣が身に付きます。
テレワークでも最低限の報告・連絡をする必要はあるけど、チャットやメールで「報告したのに返事が来ない」というのはザラです。
多くは、悪気があるわけではありません。忘れられているだけです。
テレワーク民は、存在を忘れられることが多い
返事がないときは少し間をあけて「さっき報告した件は、大丈夫でしたか?」と念押しするといいようです。
その後のアクションがどうしても必要なら電話などで再確認する必要があるかもしれませんが、そうでなければそれ以上の連絡は要らないと思います。
チャットやメールなら、報告したという記録が残りますから。
テキストコミュニケーションを活用する
人間関係をある程度、ドライに割り切れるのはテレワークのいいところです。
ただ、相手がきちんと仕事をこなしていたり、こちらがやりやすいようにしてくれたときなどはお礼の気持ちを込めて、テキストコミュニケーションをするといいと思います。
「気を遣ってくれてありがとうございました」とか「完成度が高かったから、本当に助かりました」など、ひと言を添えるといいようです。
そうしたコミュニケーションから、チャットなどでの楽しいやりとりが始まることもありますが、たいていはスルーされます。
在宅勤務のコミュニケーションって、こんなものかなという感じ。
相手のリアクションを気にする必要は、ありません。
仕事上の人間関係を割り切るマインドセットを持つ
在宅で仕事をするときは、
- 担当する仕事(発注)がコンスタントにある
- 毎月、きちんと給料(ギャラ)が振り込まれる
の2つが達成していれば良しと割り切れば、だいぶ気が楽です。
目の前の仕事を家で一人、淡々とこなす楽しさが、テレワークにはあります。
たまにはいい人間関係に恵まれることもあるでしょう。そうした場面に遭遇したら、居合わせた人に感謝する感じです。
アクシデント的に、リモートでもストレスを感じるほど反りの合わない人と仕事をすることになったり、ハラスメントに遭遇したりということは出てきますが、こうしたことはまれでしょう。
テレワークに「しんどさ」を感じた場合の身の振り方
アクシデントに遭遇したとき、筆者はだいたいスルーします。
原因になる人と仕事を続けなければいけない場合、話をする際のやりとりを録音したうえで、アクシデントの終了を待ちます。
解決しない場合は責任者に報告したり、仕事を替えることも検討しますが、そうした必要がある場面は少ないです。
攻撃にあった場合は、相手を少し泳がせる
在宅勤務でハラスメント?と感じる相手に遭遇した場合、筆者は相手を少し泳がせることが多いです。風向きが変わるのを待ちます。
そうした相手は、同じ社内の別の場所で問題を起こす可能性が高いからです。それがあったとき、初めて「実は」と発言します。
録音等の記録を残していれば、開示します。
テレワーク民を困らせる人は、別のテレワーク民や出社民も困らせがち
なぜそうするかというと「自分以外のテレワーカーや、オフィスにいる人がもっと困っている」場面が出てくることが多いから。
ハラスメントに遭う人がいる状況に、一石を投じたい気持ちがあります。
そうした冷静な対応が難しいほどのハラスメントに遭ったら、逃げる一択です。
テレワークで人間関係の悩みは減るかもしれない
長年テレワークをしてきて思うのは「人間関係の悩みは通勤時より減るかもしれないけど、なくなるわけではない」ということ。
ただ、人との距離を自力で調整できるのは、在宅勤務のありがたいところです。
もし、職場の人間関係に疲れたら、テレワークという選択肢を試してみるのもアリかもしれません。
うまく工夫すれば、ストレスを減らして働けることでしょう。