【食費切り詰め発言炎上】子あり食費2万円台に思う、切り詰めより大切なこと

子ども3人いて月に3万円切る食費ってすごい!って思って読んでいた記事がすでに炎上していたと知りました。

へええ、すごいな〜と感心して読みつつ、自分が若い頃、食費を月1万円に抑えた貧乏暮らしをしていたときのことを思い出しました。

食費1万円で暮らせないことはなかったけど常に激やせ状態で苦しかった

食費1万円で暮らしていたのは、23歳から26歳までの約3年間です。

非正規雇用でそんなに稼げていないのに一人暮らしを始めて、なおかつ留学をしたいと思っていました。

とりあえず節約できるところはガチで節約してこうってことで、食費を1万円に抑えることに。

他、家賃が共益費込みの4万円、その他通信費や電気ガス水道代、雑費などを合わせて月10万円が生活費でした。

そのころの手取り月収は12〜13万円で、月2〜3万円の貯金をしていたと思います。30万円前後を3年間貯め続けてたあと半年間、中国へ留学しました。

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食費切り詰めは効率が良くないし、健康にも悪影響

食費を切り詰めるというお金の貯め方は、効率よくないですよね。イヤでも3年くらいなら実家に居座り+正社員で勤めていたらもう少し貯められただろうに。

とにかく節約また節約の毎日で、服を友達にもらったり、近所の広場で月イチでやってたフリマで値切り倒して生活用品を買ってきたりしていました。

そのころは常にお腹が空いている状態だったことを覚えています。食べないからすごく痩せていて(身長152㎝で40kgあるかないか)、胃腸の調子を崩して通院していたこともありました。

今思えば健康を度外視した、無理な食費削減でした。

だもんで、家族で月2万円代の食費という記事をすごいと思いつつ、子どもたちがお腹空かせてないかと心配にもなります。

節約していてもお腹いっぱい食べられて、楽しく過ごしているなら問題ないですが。

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食費の切り詰めは周囲の協力を得られればありかも。家庭菜園も有効

一人暮らしをしていたころ、積極的に食費を切り詰めていたことがあります。

食費切り詰めはだんだんと周囲に知られるところとなり、食べ物をもらったりするようになりました。

そのころは知恵がなく実現しませんでしたが、家庭菜園などで野菜を育てるのも食費の節約には有効です。

実際、家庭菜園をするようになったのはずっと後のことですが、家計がかなり助かることがわかりありがたく思っています。

【家庭菜園に関する記事もいくつか書いています】
本当に育てやすい野菜とは。素人が家庭菜園で失敗していない4種類
家庭菜園であまり虫がつかなかった3つの野菜

食費を切り詰めるのも一策だけど、お金を作る方法を学ぶ方が前向きだと思う

必死で食費の切り詰めをして、お金を貯めていた20代のころ。

そのときの自分に会えるなら「食費を切り詰める前に、お金稼ぐ方法を身につけた方が早いよ」と言ってやりたいです。

働ければどこかに勤めたり、外へ働きに出にくい環境ならポイ活やテレワークとかがあるよ、と。

無理のない方法でお金を稼ぎながら固定費の見直しをして、食費の切り詰めは最後の手段だということも。

食事を満足に食べられないと健康面で問題が生じるだけでなく、メンタルにも影響しそうですから。

幼少期や若い時の節約の経験は後に生きるか、生きないか

20代で貧乏だったことが幸いしているかどうかわかりませんが、その後就職してもそんなにお金を使う場面がなく月日は過ぎました。

一人暮らしでも給料の半分は手付かずで残り、25年ローンで買った家は10年で完済しました。

ただ、ケチ根性が根付いてしまったのか普通の店で普通に買い物をすることに、今も抵抗があります。

欲しいものがあれば店頭でこっそり写真を撮り楽天やアマゾンその他で価格を比較して、さらにメルカリやラクマ、ヤフオクで出品されてないか確認して一番安いところで買います。

ただ、私の場合は家族や親しい友人たちに「あなたは貧乏性だ。その金銭感覚を他人に押し付けてはいけない」と忠告されていることが幸いして、今までお金に関する大きな問題には遭遇していません。

でも、世の中では「婚活サイトで知り合った男性と食事をしたら一円まで割り勘にされた」とか「彼氏がお金にうるさくていつもケンカ」なんて話もたまに聞きます。

お金がなかったり、頑張って節約して貯金した経験は後々生きてくるかもしれませんが、裏目にでる可能性もありそう。

食費を極限まで削る親に育てられた子が、大人になってから人付き合いで苦労しないことを願うばかりです。