「えっ、この量をこのスケジュールで?」と思うような仕事をうけてしまうこと、ありませんか。気づけば、納期に追われて毎日が息切れ状態で。
今回は、「納期きつすぎ問題」で心も身体もすり減ってしまった筆者の体験談と、そこから得た気づきや対処法を紹介します。
似たような状況にある方のヒントになれば、とてもうれしいです。
【体験談】納期内に終わる量じゃない!そう思いながらうけた案件
「納期は○日」と言われてうけるものの、どう考えても分量が多すぎる仕事がたまにあります。こういうとき発注側から、
- 少し多いけど、○日までにできますか
- たくさんあるけど納期までに仕上げてほしくて
といった一言があれば、相手が仕事量の多さを認識していることが分かるのですが。
「○日まで」とだけ言われる
何も言われずにただ「○日まで」という指示だけだと、
- できるよね
- まさかできないとか言わないよね
といった圧を感じてしまいます。信頼関係がある相手なら「ちょっと納期きついです!」みたいなことが言えますが。
それほどでもない相手だと、なかなか言い出せなかったりして。
スケジュール感を疑うものの、指摘しにくいんですよね。
納期に間に合わないのは「自分の仕事が遅いから?」と悩んでしまう
こういうときになぜ、言い出せないかというと。
もしかして自分の仕事が遅いのでは?という不安があるからです。
仕事の早い・遅いは机を並べて同じ仕事をしているような状況でなければ、分かりにくいように思います。
納期に間に合わない?間に合わなかったら発注がなくなるのでは?という不安を抱えて仕事をするのは、しんどいですよね。
「時間かかるの分からないで頼んで、すみませんでした」という救いも
こうした悩ましい案件に遭遇しても、納品時のやりとりで「認識不足でした」とか「時間がかかることを想定できてませんでした」と、言ってくれる人もいます。
そういう申し出があると「時間かかるかも」と言っていいんだ、と安心できます。
こうした相手には「少し時間かかるかもしれないけど、がんばりますね!」とも言えるようになり、協力的な感じで仕事が続くように思います。
納期交渉してみると。柔軟な対応と冷たい反応、両方あった
分量が多くて納期の短い仕事をうけると、間に合わせるように急いだり、作業スピードを上げたりといったことをしがちです。
でも「一人で抱えるには多すぎる」というときは思い切って、分量・納期の相談をすることもあります。
相手の反応はそれぞれです。
納期をのばしてくれたり、分担可能な部分を分けてくれたりすることもあれば、全く聞く耳をもたれないこともあります。
納期交渉を通じて得た学びと、今の働き方
ダメもとでも、納期や業務量に無理を感じたら、交渉したほうがいいと思います。一人で抱えてキャパオーバーになれば、その後の仕事にも影響するし。
交渉しても進展がなければ、無理な案件は断る勇気も必要かなと思います←なかなかできないけど。
自分も発注側のとき、無理を言っていたかも
筆者は現状、業務委託で「仕事をうける側」として主に働いています。
こっち側になってみると、自分が仕事を頼む側だった会社員のころ、相手に無理を言うことがあったかもと振り返ることがあります。
納期や業務量が多いと認識していたときは、それをあらかじめ伝えたうえで作業料をいつもより多く支払ったり、上司から別途連絡してもらったりしてはいました。
でも振り返ると、気配りが行き届かずに頼んでいたこともありました。
直接「できません」と納期交渉してくれる人はいま考えると、ありがたかったです。
嫌味を言われたり、上司や先輩経由で「担当変えて」と言われたりしたこともありました。
仕事をうける側になってみて「報酬と時間のバランス」の大事さを実感
最近では新しい仕事をうけるとき、報酬と時間とのバランスを考えるようにしています。
仕事にはやりがいも大事ですが、それだけだと長く続けるのは難しいからです。
自分の経験やスキルなどと合っていて、報酬と時間のバランスが取れている仕事のオファーがあったり、求人を見つけたとき。
その仕事のやりがいを考えたうえで、うけるかどうか、応募するかどうかを決めるといいように思います。
もう我慢しない。「納期がきつすぎる」と感じたら考えたいこと
納期がきついと思っても、責任を感じる必要はありません。一人で抱え込まなくていいと思います。
相談できる人があれば、積極的に頼ってください。それができない状況なら、どこかの段階で契約を切る、あるいは担当を外れるなどして、がんばりすぎないことも一策でしょう。
自分で、自分の働き方を守るのは大事です。身体や心がダメージを受ける前に、ご自愛しましょう。
仕事に振り回されたくない
今はスケジュールに余白を残しながら、無理のない働き方を選ぶようにしています。
「納期に追われて当たり前」の日々から抜け出すのは、簡単ではないかもしれません。
でも、ほんの少しでも「これは断ってもいい仕事かも」と思えたら、勇気を出して手放してみませんか。
同じように悩んでいる方にとって、何かのヒントになればうれしいです。
「納期がきつすぎる」と感じたら
まずは自分の状況を客観的に見て、相談・交渉を考えてみましょう。
その仕事がないとどうしても困る、という場合以外は、手放すことも視野に入れると気が楽です。
仕事に振り回される日々は、とても辛いです。自分のペースで働ける仕事で無理なく、働きましょう。
納期に間に合わないときはどうしたらいい?
Q. 納期がきつすぎる場合、どうやって相談すれば?
→ 具体的な作業内容・想定時間を簡潔に伝え、「このままでは品質が保てない可能性があります」と、冷静に伝えるのがポイントです。
Q. フリーランスは納期を守らないと終わり?
→ 信頼は大切ですが、無理な納期で体調を崩す方がリスク。早めの相談と長期的な信頼構築がいちばん大事だと思います。
拙ブログではテレワーク目線で「働きやすさ」について、いろいろと記事を書いています。在宅勤務の環境整備カテゴリから、お楽しみください。
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