雑談に苦手意識があります。
無理に、雑談しようとすることはありません。業務上のやり取りは最小限で済ませることが大半です。
雑談をされる側のときも、どうも構えてしまいます。
リモートの打ち合わせで、天気の話から入る人がかなり多いように思えて、少し気になっています。
心遣いが伝わる一方で「どう距離を取っていいかわからない」というとまどいも見えたりするような、しないような。
ただでさえ雑談は苦手。リモート会議は、さらにハードル高い
リモートでは対面より、沈黙が重く感じられるのはおそらく筆者だけではないと思います。
表情やタイミングが読みにくいし、相手によっては反応が遅れるだけで不安を感じることも、あるかもしれませんね。
だから、無難な話題(=天気の話)が選ばれるのでしょう、きっと。失礼もリスクもない「一番安全な会話」ですよね。
でも一方で、話を振られる立場からすると「なくてもいい」と感じるギャップが生まれます。
天気の話ににじむ、リモートならではの距離感
「今日は風が強いですね」「そちらは雨が降っていますか」みたいな言葉には、
- 沈黙を埋めないと
- 失礼にならないように
といった気持ちが、にじんでいるように感じることがあります。
オンラインのコミュニケーションでは、沈黙に恐怖を感じることも多いような。
相手の表情や気持ちを読むのが難しくて、無意識に「安全な選択」をするのかもしれません。
それは悪いことではないと思います。むしろオンラインでは、そういう小さな配慮がありがたかったりもします。
一方で、その気持ちが「壁」になることも、よくある気がします。
「何を話したらいいか分からないし、とりあえず天気の話でもしとこう」的な気持ちがうっすらと伝わってくるような。
そこに、リモート特有の距離感が生まれるのかなと。少し気の知れた間柄なら天気の話も、
- 朝晩寒くない?
- わかる、トイレ近いんだよね
と、いったやりとりが交わされて、場がなごむことがあります。こういう展開だと「天気の話の本領」を感じるかも。
雑談いいから早く本題に
本音としては「天気の話はいいから、早く本題に」と、言いたいときもあります。
でも、そんなことを言えば相手の気持ちが遠く離れて、コミュニケーションが難しくなるのは目に見えているし。
とはいえ、ほとんど全ての担当者に天気の話ばかりされると萎えます、さすがに。
苦手に思われてる感アリアリで笑。
たぶん雑談苦手民だけど、天気の話をしてこない人
そんな中で印象に残っているのが「(天気の話をせずに)気持ちよく仕事できた人」です。
とりあえずの雑談はなくすぐ本題に入ってくれて、必要なとき「いま電話いいですか」と要件を言ってくれて、進めやすさに感心したことがありました。
コミュニケーションを取らないわけではなくて、途中で
- 「(作業がある程度進んだ段階で)どこか分からないところありますか」
- (こちらの提案に)「それ最高です!」
などとチャットを投げてくれて、気分よく仕事ができたことがありました。
実際に顔を合わせたとき、あまりにも口数が少なくて「なんだ、雑談苦手じゃん」と、かえって親近感を覚えたりしました。
雑談はいるか、いらないか
筆者も雑談をあまりするほうではありませんが、まったく不要かというとそうは思いません。例えば、
- 知らない人と長時間、対面で行動しないといけないとき
- 相手が緊張を感じすぎているようなとき
などは雑談が選択肢に入ることも、あります。
雑談感を出さずに、ちょっとしたタイミングで相手の仕事をほめたり、情報の手厚いところに「この分野くわしいんですか?」などと会話を滑り込ませられたらいい感じです。
うまくいかないこともありますね。「あれ、自分の発言ズレてる?」みたいな笑。
これからのリモート雑談のかたちは
「天気の話ばかりされるの、なんでかな」と、ここのところ、少しモヤモヤしていました。
天気の話が嫌いなわけではありません。決まりきったフレーズで終わらせずに、たとえば、
- 「昨日から急に冷えましたね。暖房出しました?」
- 「暑いですよね。クーラーの温度って何度にしてます?」
など、少しだけ相手の生活にも寄せたりすれば、天気の話は活き活きしてくるように思います。
話すことより、聞くことを意識したいです。カメラの向こうでうなずくだけでも、十分なリアクションになるし。
「ほっとする」ための雑談の時間がもてれば、いいように思います。
ちょっとした会話に、ほんの少し相手への気遣いをプラスできれば、リモートでも人はちゃんと通じ合えるのではないでしょうか。
そうなれば、天気の話も悪くないかも。
拙ブログでは、リモートならではのコミュニケーションについて、いくつか記事を書いています。別記事もよかったら、こちらのカテゴリからお楽しみください。
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