持株の株主優待で、最強なのではと思う「博物館の年パス」

ここのところ、いろんな企業の株主優待が送られてきます。

多くはクオカードやギフトカードなどの金券や、カタログギフトです。でも中には、ちょっとおもしろい株主優待もあります。

自分にとって、優待は株式投資のなかでも、大きな楽しみのひとつ。

早く来ないかなと思っていた優待が送られてきたから早速、使ってみることに。

これは、数ある株主優待のなかでも最強なのでは?と思わせる内容でした。

株式会社コアの「株主ご優待券(引換券)」

一週間くらい前にコアという、ソフトウェア開発を中心に事業展開する独立系情報サービス企業の株主優待が送られてきました。

業績がいいようで、株価や配当にも今のところ不安がありません。

ここの株主優待を受け取るのは初めて。株主優待は、国立博物館の年間パスポート200株以上保有しているともらえます

2024年6月27日現在、コアの株価は1,972円。200株保有して年パスをもらうとすると、1972×200=394,400円必要になる計算です。

公式サイトには株主優待について、こう書かれています。

株主様へのご優待として、3月31日現在の株主様に対し「東京国立博物館友の会」・「奈良国立博物館メンバーシップカード」・「九州国立博物館メンバーズプレミアムパス」のいずれかと引換可能な「株主ご優待券(引換券)」を贈呈いたします。

株式会社コア公式サイト内「株主情報」より

筆者の自宅から最寄りの、東京国立博物館で引き換えをすることに。

インフォメーションで引換券を見せると、すぐに引き換えてくれました。時間にして数分です。

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東京国立博物館の年間パスポート「友の会」って何?

年間パスポートについて「1年間いつ行ってもタダ見ができるチケット」くらいの知識しかありませんでした。

東京国立博物館の年間パスポートは「友の会」というそう。

引換券を交換したとき、入っていた資料のなかに「友の会 特典のご案内」という用紙がありました。そこには特典について、

  1. 東京・京都・奈良・九州の各国立博物館の総合文化展(平常展)無料観覧【ご本人様のみ】
  2. 他の国立博物館(京都・奈良・九州)特別展割引観覧【ご本人様のみ】
  3. 東京国立博物館 特別展無料観覧券(3枚)
  4. TNM&TOPPANミュージアムシアター無料観覧権(1枚)
  5. ミュージアムショップ・レストランでの割引(ミュージアムショップ5%、レストラン、カフェ10%)

の5つが記載されていました。東京だけでなく京都、奈良、九州の国立博物館も年パスで入れるとは。

特別展やミュージアムシアターの無料券やショップ、レストランの割引もうれしいところです。

いろんな株を買って株主優待もたくさんもらってきたけど、コアの株主優待は最強だと改めて思いました

ちなみに、国立博物館友の会(年パス)の定価は24.6現在、7,000円だそうです。

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コアの株主優待で、東京国立博物館を楽しむ

引換券で年パスをもらえたその足で、東京国立博物館を楽しむことにしました。

行ったのは平日の午前中。外国人観光客や修学旅行とおぼしき人たちがグループでちらほら来ていたものの、割と空いている印象でした。

写真を撮ったり、触れたりできる展示物もあって楽しかったです。

こういう大きな博物館って展示物や解説が多くて消化不良になりがちだし、連れがいたりするとじっくり見る感じにならないこともありませんか。

でも、年パスがあると「また来ればいいや」という心持ちで、気軽に閲覧できることを知りました。

1時間くらい巡ったところで、この日は退散することに。

館内がどうなっているか分からず右往左往しました。次回来るときはしっかりシミュレーションして、効率よく見て回りたいものです。

見れた展示はほんの一部だったけど、国内外の宝物が満載で、足繁く通いたいと思わせる内容でした。

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上野のコメダ珈琲店で、株主優待ポイントを使ってランチ

東京国立博物館へ行った帰り、別の優待でお昼ごはんを食べることにしました。

持株のひとつである株式会社コメダの、年間2,000円分発行されるコメカポイントを使いました。

コメカポイントはコメダ珈琲店を中心に、系列のおかげ庵、コメダイズ、ADEMOK、大餡吉日で使えるそうです(一部店舗を除く)。

逆詐欺?がうれしいコメダの「昼コメプレート」

入店したのはちょうど昼どき。平日限定11:30~14:00のサンドイッチセット「昼コメプレート」から何か食べようと、メニューを眺めました。

コメダのサンドイッチはデカいうえに、昼コメプレートだと唐揚げ(コメチキ)やサラダもついて、お得みがありますね。

この日は「たまとまレタスサンド」をオーダー。相変わらずボリューミーです。ドリンクについてくる豆菓子も健在。

ドリンクと合わせると1,000円を超えてきます。自腹だと少し迷う金額かもですが、気にせず好きなものを注文できるのも、株主優待の醍醐味でしょう。

コメダの株主優待でモーニングを楽しんだ記事もあります。こちらもぜひ→コメダの株主優待期限切れを反省して、数年ぶりに店へ行ってみると

株主優待は視野が広がる

この日は株式を保有して得た2つの株主優待で、おそらく自費では行かないだろう博物館と飲食店を無料で楽しみました。

株主優待のいいところのひとつに「自分の視野では選ばないような場所へ行ったり、食べ物を楽しんだりする機会に恵まれる」ということがあると思います。

優待のためだけに株を買うわけではないですが、やっぱり株主優待は大きな楽しみ。

今回紹介した博物館のほか、株主優待のなかには映画や演劇、テーマパークの優待などもあり、好みに合わせて選べます。別の投資では味わえない、株式投資ならではの良さと言えるのではないかな。