株主優待目当てで買った銘柄22例(少額投資・ケチ目線)

保有している優待銘柄を数えてみたら、22銘柄になっていました。

区切りのいいところで整理して、どんな株にどんな優待があるのか、そして配当はどれくらい出るのかをまとめてみることに。

購入金額順に並べています。これから優待銘柄を買おう!という人の参考になればうれしいです。

株主優待のある保有銘柄22を並べてみると

2023年8月現在、自分の保有銘柄は27あります。その中で株主優待のあるものは22。

優待がある株を買うようになったのはここ数年のことです。最近は最低購入金額の安いものから買っていたので、銘柄数が比較的多くなった印象。

小さな優待でも数多いほうが楽しいかなと、いろいろ買い増しています。優待が届くとうれしいし、取得金額がもう少し高い銘柄にもトライしてみようかという気持ちになります。

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購入金額5万円までの7銘柄

  • 【証券コード9380】東海運(290円で100株購入)
    優待:クオカード500円分
    予想配当利回り:1.78%(23.08現在)
  • 【証券コード8285】三谷産業(300円で100株購入)
    優待:1500円相当の食器など
    予想配当利回り:2.88%(23.08現在)※2024年3月実施分から「100株〜299株」優待廃止
  • 【証券コード3974】SCAT(340円で100株購入)
    優待:クオカード(500円相当)
    予想配当利回り:2.00%(23.08現在)
  • 【証券コード8769】アドバンテッジリスクマネジメント(479円で100株購入)
    優待:メンタルヘルスケアサポートプログラム「アドバンテッジ タフネス」年間利用権
    予想配当利回り:2.18%(23.08現在)
  • 【証券コード4765】SBIグローバルアセットマネジメント(500円で100株購入)
    優待:web株式新聞無料購読クーポン(6ヶ月分)、暗号資産(仮想通貨) XRP2500円相当の贈呈
    予想配当利回り:3.89%(23.08現在)
  • 【証券コード8508】Jトラスト(373円で100株購入)
    優待:チキンゴルフ3万円相当利用券、DSクリニック(美肌痩身施術など)3万円相当利用券
    予想配当利回り:3.42%(23.08現在)
  • 【証券コード9980】マルコホールディングス(110円で400株購入)
    優待:関連企業が運営するショップの優待割引券(5000円相当)、RIZAPグループ商品との交換ポイント(10,000円分)
    予想配当利回り:0.91%(23.08現在)

購入金額5万1円から10万円までの7銘柄

  • 【証券コード1605】INPEX(840円で100株購入)
    優待:直江津LNG基地等の見学(抽選制)
    予想配当利回り:4.16%(23.08現在)
  • 【証券コード2127】日本M&A(950円で100株購入)
    優待:新潟県魚沼産コシヒカリ5kg(1年以上保有)
    予想配当利回り:2.31%(23.08現在)
  • 【証券コード4755】楽天グループ(929円で100株購入)
    優待:電子マネー「楽天キャッシュ」500円相当(5年以上継続保有で1000円に)
    予想配当利回り:0.78%(23.08現在)
  • 【証券コード4246】ダイキョーニシカワ(646円で100株購入)
    優待:クオカード500円相当(3年以上保有で1,000円に)
    予想配当利回り:3.79%(23.08現在)
  • 【証券コード7570】橋本総業(995円で100株購入)
    優待:オリジナルクオカード1000円相当(3年以上保有で1,000円に)
    予想配当利回り:4.00%(23.08現在)
  • 【証券コード8908】毎日コムネット(750円で100株購入)
    優待:「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」1年間会員利用権
    予想配当利回り:3.51%(23.08現在)
  • 【証券コード8081】カナデン(980円で100株購入)
    優待:500円相当のクオカード×年2回(3年以上継続保有で1000円×年2回)
    予想配当利回り:3.78%(23.08現在)

購入金額10万1円から15万円までの4銘柄

  • 【証券コード2359】コア(1350円で100株購入)
    優待:株主優待券(博物館の年間パスポート)
    予想配当利回り:2.64%(23.08現在)
  • 【証券コード6073】アサンテ(1490円で100株購入)
    優待:三菱UFJニコスギフトカード(年間2000円相当)
    予想配当利回り:3.86%(23.08現在)
  • 【証券コード9633】テアトル(1110円で100株購入)
    優待:映画招待券4枚(年間8枚)
    予想配当利回り:0.89%(23.08現在)
  • 【証券コード3034】クオールホールディングス(1070円で100株購入)
    優待:カタログギフト(3000円相当)
    予想配当利回り:1.88%(23.08現在)

購入金額15万1円から20万円までの1銘柄

  • 【証券コード7278】エクセディ(1740円で100株購入)
    優待:優待カタログギフト3,000円相当(1年以上保有)
    予想配当利回り:5.56%(23.08現在)

購入金額20万1円以上の3銘柄

  • 【証券コード3543】コメダホールディングス(2152円で100株購入)
    優待:お店で使える電子マネー1000円相当を年2回
    予想配当利回り:1.98%(23.08現在)
  • 【証券コード9142】JR九州(2515円で100株購入)
    優待:鉄道・船の割引券、グループ施設で利用できる優待券など
    予想配当利回り:3.07%(23.08現在)
  • 【証券コード9433】KDDI(3130円で100株購入)
    優待:カタログギフト3000円相当(5年以上保有で5000円に)
    予想配当利回り:3.21%(23.08現在)
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精神衛生上、購入額がなるべく安い銘柄から買うのがいいかも

購入金額が高い銘柄はあまり買いません。高くても1株あたり2000円くらいの銘柄が主です。

1株2000円でも自分にとっては購入にかなりの決心が必要で、買うとなれば数日いろいろ考えて、いくらで買うかを決めます。

それでもコメダ珈琲やJR九州などは買ったあとしばらく購入額を下回って低迷し続けました。

購入した銘柄が全て買ったときより上がることはなかなかないのが現実ですが、期待して買って下がってしまうとモヤっとしますね、やっぱり。

それでも「この優待いいかも♪」と、能天気に買い続けています。

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配当利回りと優待利回りの算出方法はむずかしい

証券会社のウェブサイトなどを見ていると「利回り」という用語がよく出てきます。株式投資では「配当利回り」「優待利回り」などと記載されています。

「配当利回り」は株価に対して、年間配当金の割合がどれくらいかということを示します。

例えば現状、1株あたりの株価が1000円の銘柄に20円の年間配当が付くと、その銘柄の配当利回りは2%になります(20円÷1000円=0.02)

優待利回りは、株主優待が現金計算できる場合は算出が可能です。1株あたりの株価が1000円の銘柄を100株持っていて、そこに自社製品1000円分の優待品が届くとしましょう。この場合、1000円を100000円で割った数字(=1%)が優待利回りになります。

ただ株価は計算しやすいキリのいい数字になっているわけではないので、瞬時に利回りを暗算するのは自分にはとても難しいです。

300円で100株買った優待・配当あり銘柄は何年で元が取れるか(利回り計算より単純に考えたい)

優待と配当のある銘柄を購入するときは、それぞれの金額を足していくらになるかをまず試算します。優待+配当を何年もらい続ければ、購入金額(=現在の株価)を超えてくるのか、が自分なりの指標です。

例えば2ヶ月前に300円で100株買った三谷産業の株には、1500円相当の優待と1株あたり9円の年間配当がついています。

ということは100株保有している自分の場合、配当と優待に変動がないと仮定すると、毎年2400円分の優待+配当を三谷産業から受け取れることになります。

30000円÷2400=12.5。12年と6ヶ月以降、元手を上回ってくると予想できます。これはなかなかいい数字。15年〜17年あたりだと買いたいリストに入れる感じです。

ただ、配当には基本的に税金がかかるし、配当が下がったり優待が改悪・廃止されたりすることはザラにあります。この計算はあくまでも参考値です。

配当利回りは計算できるけど、優待利回りは数字で表せないことも多い

証券会社のサイトなどを徘徊していると、利回りの高い銘柄を特集しているページなどに出会うこともあります。

配当利回りは数字だからわかりやすいものの、優待利回りとなると数字では見えないこともしばしば。

実際に優待が送られてきたとき「この優待にそんな価値ある?」と首をかしげてしまうようなものも、わりと多いんですよね。

例えば、食料品の優待。定価を調べて計算すると確かにその金額だけど、賞味期限が迫りすぎていたり、同じものがいくつも届いたりして満足度が低いこともあります。

ネットなどにどんないい情報が出ていても、株主優待は実際に受け取ってみなければその真価はわからないな、というのが個人的な感想です。

税金を取られないNISA枠になるべく収まるよう購入

株式投資をするとき「NISA枠で購入する」という選択ができます。

NISAは少額投資非課税制度という本名があります。株の場合は年間120万円までの購入なら、本来かかるところの税金約20%を取られません。非課税には5年という期限が設けられています

120万円に収まるように購入しているのは自分の場合、それくらいにしておかないと際限なく買ってしまいそうなので一応の目安です。

超えそうならしばらく考えて、買ったほうがいいと判断できたら買います。ここ数年は120万で収まる傾向です。

2024年1月からこのNISA枠は最大360万円に拡充し、非課税保有期間が無期限になるとのこと。少し楽しみが増えたような気持ちでいます。

優待には税金がかからない

株主優待には税金がかかりません。自分の好みを優先しつつ、換金できるものを選ぶとなお良しかなと考えています。

少し前に届いたJR九州の優待のうち、鉄道の割引券を金券ショップで換金しました。1200円になったのでその日はスシローのランチにビールをつけて、豊かな気分を味わいました。

JR九州の株主優待についてまとめた記事がありますので、よかったらこちらも読んでみてください。
JR九州の株主優待券を東京で使う、売るには

優待があって、なおかつ高配当の銘柄を選びたい

株主優待には賛否両論ありますが、自分としては優待銘柄をもっているおかげで日常がとても楽しくて、かなり満足しています。

サービスを受けられる優待チケットをもらえば使うために街へ出るし、web上で有料情報を得られる優待などは、普段ふれることのない分野のニュースをキャッチできたりします。

クオカードなどの金券も、よく優待でもらっています。図書館に置いていない本を買ったり、カフェでゆっくりできたりしてありがたいです。

日常とは違ったいろいろな体験ができて、優待が視野を広げてくれている気がします。

とはいえ、優待だけのために株を買って損してしまっては元も子もありません。

優待があって、なおかつ高配当。そして今後も成長していくであろう企業の株を買えればいちばんいいですが、まだ正確に見極められないでいます。

優待や配当が良くても、業績がよくない会社の株は気をつけたい

優待や配当がいい銘柄は、メディアなどでもよく取り上げられていますね。

そういうところでクローズアップされていても、調べてみると業績が悪化していたりする銘柄はよくあります。

ネットなどにある銘柄情報は必ず自分で調べて、納得してからでないと買うのは危険です。

自分もそういう情報をうのみにして、大損したことがあります。

なので、いまはかなり慎重に買うようになりました。

魅力を感じている優待銘柄

現状では手が出ないですが、もしも値を下げる機会があれば買いたい!と思っている銘柄があります。

少し個性的な優待が魅力です。

【証券コード9661】歌舞伎座

歌舞伎座が上場しているのを知ったのは最近です。株主になると、観劇に使える優待カードがもらえます

優待を得るために必要な株数を買おうとすると割と高額になることや、配当がやや低いことなどがネックになり、まだ購入に至っていません。

銘柄探しは永遠につづく

現状、日本国内だけでも株式市場には4千近くの銘柄があります。

新規上場する企業も絶えずあり、銘柄探しに終わりはないかもしれません。

最近、四季報や松井証券のウェブサイトなどで、上場銘柄を調べる作業にハマっています。

企業情報から近年の配当やチャート、資産状況までいろいろなデータを読むのは宝探しみたいで楽しくて、気がついたら一日見ていることもあります。

ネットなどで情報をみたことのなかった銘柄を見つけると得した気分です。株を買わなければ得することはないのに(笑)。

※ここで紹介した銘柄はおすすめするものではありません。あくまで購入例です。実際に優待銘柄を選ぶ・買うときには慎重に検討して、ご自身での判断をお願いいたします。