在宅勤務をしていると、通勤に比べて服装や食事にかかる費用が格段に減ります。
外出する必要がないから、ビジネススーツや通勤用の服がほとんど要りません。
食事も自宅で準備できて、外食費も大幅に節約できます。付き合いの飲み会も減り、出費が抑えられるのは大きな利点だと感じています。
【体験談】在宅勤務での家賃節約:家賃38,000円の格安物件からスタート
私が勤めていた会社(当時)から、在宅勤務を命じられたのは今から10年ほど前のことです。
当時、勤務先から「在宅勤務手当」として月に1万円が支給されていました。
独身だった筆者は都心に近い郊外で、家賃38,000円のシェアハウスを仕事場にすることを選びました。
水道光熱費として家賃とは別に1万円かかりましたが、これは会社から毎月支給される在宅勤務手当でカバーすることに。
シェアハウスでの暮らしについては「シェアハウスでの在宅勤務がなかなか面白かった」という記事にまとめています。こちらもぜひ。
シェアハウスでの在宅勤務とは
初めての在宅勤務で、生活費や経費を抑えるためにシェアハウスを選びました。23区内の地下鉄駅から徒歩3分の場所で、家賃38,000円は非常にリーズナブルでした。
会社員だったこともあり、Wi-Fiや電話・ファックス代は勤務先の経費で賄えました。
食費も自炊がメインで、1日1,000円以内で収まることが多かったです。通勤時よりも、ぐんと生活費が抑えられて嬉しかった思い出があります。
その他諸々の生活費を含めても、ひと月当たりの出費は10万円前後で収まる月が大半で「もっと早くに在宅で働けばよかった」としみじみ思っていました。
在宅勤務をしてみて分かった「本当に必要なもの、要らないもの」
在宅勤務を通じて、必要なものとそうでないものが明確になりました。
通勤時に必要だったスーツや外食、飲み会などが不要になり、代わりに自分の時間が増えました。読書やオンライン講座で情報のインプットが増やせて、生活の質が格段に上がりました。
不要な出費を抑えて、必要な人間関係や生活費だけを残して、心地いい暮らしが手に入ったと思います。
人間関係も生活費も最低限、必要なだけあれば十分。そうすることで気持ちよく日々暮らせるんじゃないかなと思います。
実家での在宅勤務で、さらなる節約を実現
数年後、親の介護のためにシェアハウスを引き払い、実家での在宅勤務を始めました。
家賃の支払いがなくなり、サラリーマンとしての収入の半分以上が余るようになりました。
さらにこのころ、上司のパワハラに遭ったことがきっかけで副業をスタートし、月15万ほどを稼ぐように。
パワハラに対して「いつでもやめる準備あります。何か?」と強硬な姿勢で臨めたうえ、貯金をすることもできた時期でした。
その8年後にコロナショックのあおりを受けて勤務先はつぶれ、このころの貯金に心から感謝することになりました。
複業テレワーカーとしての現在
現在は親の介護を終え、再び賃貸で暮らしています。
在宅で業務請負の仕事や投資をしたり、そしてこのサイトに記事を書くことで広告報酬を得たりする複業テレワーカーになりました。
複業テレワーカーとして、家賃を節約するために「家事按分」を活用しています。
家賃や水道光熱費、ネット使用料の1/3を業務利用として申告し、税控除の対象にしました。
最近は自宅で快適にテレワークをしながら、読書やネットサーフィンを楽しむ日々を過ごしています。
【参考】国税庁「家事関連費」
自宅でのんびりテレワークをしてみて思った「家賃の減らし方」
自分の時間がたっぷりある暇人テレワーカーになったいま「家の中のもの、多すぎない?」と考えるようになりました。
使っていない家具や物を処分し、スペースを広くすることで、家賃の安い小さな物件でも快適に過ごせるようになります。
最近、使っていない机や引き出しを捨てました。スペースが広くなってみると、家もっと狭くてもいいかも?という気持ちになっています。
目下の希望はベッドを捨てて、家用寝具と同レベルの快適さで、寝袋に入って寝ること。
可能かどうか近々、試してみたいと考えています。