「在宅勤務用のスペースを作りたい!」リフォーム会社や事務用品屋さんに喜ばれそうなフレーズです。
実家で在宅勤務をしていたときは、空き部屋があり作業スペースには困りませんでした。
2020年3月のコロナショック以降は自宅での在宅勤務が主になり、1DK・34平米しかない我が家は狭いなあと感じるように。
ただ実際、自宅で仕事をし始めてみると「狭いというよりモノが多い?」と思えてきました。
どうする?在宅勤務用のスペース作り
在宅勤務するようになったのは、当時の勤務先から指示のあった10年ほど前です。
その時は「仕事ができる環境を作らないと!」と張り切って、テレワークのためだけに使う部屋をほぼ自腹で借りました。
部屋を借りたからかどうかはわかりませんが、出勤してる時よりは仕事のパフォーマンスが上がった気がしていました。
借りていたのは六畳一間、シェアハウスの一室で家賃は38000円。当初は紙の書類がまだ今よりも多くて、窮屈さを感じていました。
でもだんだん世の中がペーパーレスになり、最近はパソコン一台でほぼ全ての仕事が完結するようになりました。
書類をプリントアウトするのも年に数回、それらを置いておくスペースは前と比べて1/10くらいになったと思います。
テレワーク用に借りた部屋を解約して、実家でのテレワークに
借りていたシェアハウスは3年後、親が要介護4になったのを機に解約。
それから数年、実家で仕事をしていました。介護が終わった2年後に結婚して、今は34平米の小さなアパートに住んでいます。
最初は「パソコンが乗るくらいの小さい机を買って、作業スペースにしようかな」と思ったりもしていたんですが、時間が経つにつれて慣れました。
食事をする時のちゃぶ台が、現在のワークスペースです。
今はパートナーが会社に行っている平日昼間の時間で、十分に済む量の仕事しかしていません。
パートナーが平日に有給をとって家にいる時などは、自分も仕事を休んでいます。
在宅ワークのために新しい机や、エリア分けのつい立てを設置する?
「視界に無駄なモノが見えないように、つい立てを置こうかな」とか考えていた時期もあります。
ネットで調べるとそういう商品ってたくさん出てきます。「作業しやすそう!」「デザイン素敵〜」みたいに、その気にさせられてしまうんですよね。
でも現実、我が家は二人で住むのがやっとの狭い家。机やつい立てを買ったら、狭い家がさらに狭くなります。
そんなことを考えながらちゃぶ台で仕事をしていたら、いつの間にか慣れてしまいました。
「これでよかったかも。無駄なもの買わなくて済んだし」という気分です。
在宅勤務のスペースがない!悩みは、家が狭いというよりモノが多いからかも
見渡してみると我が家も、着てない服とか読み終えてそのままになっている本とかがけっこうあります。
積み上げていた洋服がしょっちゅう崩れてくるのを見かねて一念発起、着なくなったのを10着ほど売りに行きました。
着古した服の間に「買ったけど着なかった」的な新しい服もあって、それらをかき集めて近所の古着店へ。
10着で1000円。捨てたらただのゴミですが、気に入って買った服をどこかの誰かが着てくれることを考えれば金額はさておき、満足のいく気がしました。
不用品を売って在宅ワークのスペース確保+お小遣いゲット+のびのび仕事
ネットフリマなどで服を買うことはよくしますが、売ったことはありません。
「モンスター的な買い手に当たったら」という恐怖からです。
その点、古着店での買取なら相手はプロだから安心。値段がつかなければ処分してもらうか、持ち帰ればいいだけです。
売るにしても捨てるにしても、多くのお宅では不用品を片付ければそれなりのスペースが確保できるのではないでしょうか。
それと、本も畳1畳分くらいのスペースを取っているので、古本屋さんに買い取ってもらうことを検討中です。
古本の買取については別記事「読み終わった古本を写真に撮って、web上で買取査定してもらうと」にまとめています。こちらも読んでもらえたらうれしいです。
服、貴金属、かばん、財布などは高級品でなくても買い取ってもらえます
服とかって「それなりのブランド物でないと引き取ってもらえないんでしょう?」と、思う向きもあるかもしれません。
それはある意味正解です。
自分も服を売ろうとした時、よくCMなどで見かけるブランディアに服を持ち込んで査定してもらうつもりで予約をしました。
最寄りの店に査定予約をした時、ウェブサイトに「買取ブランド一覧」という項目がありました。そこで、買取可能なブランドが決まっていることを知りました。
私が売ろうとした服はファストファッションか、あまり高価でない国内アパレルブランドのもの。
ブランディアの買取ブランド一覧を検索して、自分の売ろうとした服は一枚も買い取ってもらえないことが分かりました。
査定予約は取り消しました。知らずに店舗へ持ち込んで「お客さまのお持ちになられたお洋服は全て買取不可です」なんて言われたら、恥ずかしいしムダ足です。
早く気づいてよかった?っていうか、無知がすぎますね(笑)。
よほどボロボロで破れていたりしなければ、買い取ってくれるお店はある
今回、着なくなった服の買取をしてもらったのは「たんぽぽハウス」という地元密着型のリサイクルショップです。
たんぽぽハウスは2023年7月現在、東京と千葉のみの展開。ハイブランドでなくても買取をしてくれるお店です。
たんぽぽハウスの買取は持ち込みのみですが、ネットで申し込み+着払い発送で査定サービスが完結するお店も多いようです。
お店のサイトから査定申込をして所定の場所へ古着などを送る方法のほか、写真を撮って買取可能かどうか判断してもらうなどの方法で査定が行われます。
我が家も最近売った10着だけでなく、家じゅうの着ない服を集めてまた売ろうと目論んでいます。
家じゅうの服となれば店まで持っていくのは難しいかもしれません。ネット+着払いの宅配で対応してくれて、ハイブランドでなくても買い取ってくれるお店の情報を探しました。
古着買取王国
【古着買取王国】はショップもよく見かけますね。
必ずしもハイブランドでなくていいみたいだけど、買取不可のブランドはありました。主にファストファッションかな。
GU、UNIQLO、GAP、INGNI、COMME CA ISM、OZOC、無印良品、AS KNOW AS、NICE CLAUP など
セカンドストリート
DVDレンタルやデジタル中古品の買取・販売などの老舗・ゲオが運営する「セカンドストリート」。セカストの愛称で親しまれていますね。
最近、家の近所にもできて見に行って来ました。いろんな古着がキレイに置いてあって、楽しく見れる古着屋さんでした。
服の他に家電、家具も買取可能とのこと、服は基本的に買取不可のものはないようです。
ただ、ユニクロなどは「店頭買取のみ可」だったりします。無印は買取可だったので、おおむねOKと考えていいかもしれません。
ネット買取を希望する場合は、売りたい服のブランドを検索してみるといいと思います。
ブランドゥール
ブランドゥールはH&M、フォーエバー21、GAP、ユニクロ、無印などがNGなものの、買取ブランド数は5000以上。
売りたい服がある程度の数なときは、その中に高く売れるお宝があるかもしれませんね。
ちなみに、利用者の口コミを見ると「査定結果のお知らせが丁寧」という意見が目立ちました。
トレジャーファクトリー
トレジャーファクトリーの宅配買取は4つのNG縛りがあるものの、利用しやすいサービスの一つかと思います。
・ノーブランド品(ブランドタグがないもの)
・キッズ、子供服、マタニティ用品
・購入から3年以上経過した服(ブランド品・ヴィンテージ品は除く)
・状態が悪い服
在宅勤務用にスペースを作ったら「もっと狭い家でも住める」ことに気づいた
結婚して家選びをするとき「どんなに狭くても30平米以上は必要だよね」と思っていました。
30平米くらいの家でも、東京で暮らすとなると家賃は軽く10万を超えてきます。
東京で便利な暮らしをしたいなら、一ヶ月10万の住居費は仕方ないかもしれません。
でも、要らないものを処分したら「間取りによるけど、25平米くらいでもいけるかな」という気になってきました。
狭い家に住むもよし、地方で安い家に住んで畑とかやりながら暮らしてもいいかも。
今のところは東京でしばらく住む予定です。家の狭さを「モノを持たない」ことでクリアしながら、小さな家でしばらく暮らそうかと考えています。
在宅勤務のスペース作りを考えてわかった「家の中の8割は要らないモノ」
家の中が要らないモノであふれていた我が家。
服なんて、一年に一度以上袖を通すのは2割ほど。本に至っては「読み終わってもずっと手元に置いておきたい」と思うものは、ほとんどありません。
実家に目を向けてみると、3LDKの家の中で人間が使ってるスペースは1割くらいかも。昔の本やCD、服、楽器、家具家電、いつ開けたかわからない箱などでいっぱいです。
家族が何十年も暮らした実家は将来、人に貸したり売却したりするとき、業者さんにお金を払って中にあるものを撤去するハメになりそう。
少しずつでも整理してお金に換えて、せっかく買ったものたちを有効活用したいです。
在宅勤務のスペース作りを考えていたら、新しい暮らし方が少し見えてきたかもしれません。