自分にベストな「楽しく続く副業」とは。選び方のポイント3つ

副業OKな企業が増えている今日このごろ。

少し検索するだけでも「こんなにたくさん仕事あるのか」と驚きます。

時給制のアルバイトや業務請負などの気軽に始められるものから資格系、開業系まで取り組み方は多様です。

まずは、はじめてみることから。実際にやってみると「これはできるけど、これは難しいかも」と自分にあった副業の形が見えてくることでしょう。

筆者も、数えたらキリがないほど副業を試しました。そのなかで現在、報酬を得られているのは3つ。

その3つの仕事に無理のない範囲で、楽しく取り組んでいます。

副業を長く続けるために一番大事なこと

自分も会社員時代、いろんな副業に取り組みました。続いたものも続かなかったものもあります。

副業のいいところは何と言っても「本業がある」ということです。

本業の収入が減っていたり、会社でうまくいっていなかったり、ネガティブな理由で副業を始める人もいるでしょう。自分もそうでした。

始める理由はいろいろだとしても、副業を長く続けるにはやはり「興味のあるなし」「好き嫌い」が大きなウェイトを占めるのではないかと思います。

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興味があることや好きなことで、どうやって副業するか

興味があることや好きなことの中で「仕事としてすでに存在するもの」「市場価値がありそうなもの」を大まかに洗い出してみると、いいかもしれません。

それと、どういう形態(稼ぎ方)で働くのが自分の性格やライフスタイルに一番あっているのかを考えてみると、より探しやすくなるかと思います。

例えば副業の主な稼ぎ方として、この3つが挙げられるでしょう。

・時給や日給、プロジェクトごとなど、作業した時間・分量に対して支払いが必ずされる「労働報酬型」
・ネット広告やyoutubeなど、閲覧・クリック・購入数などに応じた対価が支払われる「成果報酬型」
・投資商品(不動産・株式・暗号資産など)を買って増やす「投資型」

個人的には「これから副業を始める」というところなら、労働報酬型、成果報酬型、投資型のどれかをまず始めて、将来的には並行できるといいのではないかと思います。

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思いもよらなかった仕事が意外に、自分にあっていることも

というのも自分の場合、副業を始めた頃には思いもしなかった「投資型」が、意外と自分に合っていたと今にして感じているからです。

もちろん興味があったり、好きになれればの話です。少しでも気になったら、試してみるといいのではないでしょうか。

副業を始める人には、現状「本業」があるわけですから「興味あるけど自分には無理かも」という仕事にも挑戦してみてください。

自分の意外な才能や能力、そして興味に気づけるかもしれません

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まずは副業として探した仕事で、少額を稼いでみる

副業を始めるときは誰でも、何らかの理由があると思います。

お金のためか、自分の可能性を知るためか、会社を辞めたいか、それとも。始める理由は人それぞれでしょう。

理由はどうあれ最初は「まず、確実に稼ぐこと」から始めるといいかと思います。

例えば副業に取り組もうとしてyoutube投稿を始めた人が、コツが分からずに何ヶ月も報酬ゼロの状態が続いたりすると、よほど根性のある人でない限りあきらめてしまうでしょう。

そこで別の副業にチャレンジするならいいとしても「副業やっぱ無理」と、副業そのものから遠ざかってしまうのは残念です。

とりあえずは1円から、本業以外の方法で稼いでみる

なので、まずは「とりあえず本業以外に収入を得る」ところから始めてみることをオススメします。

1円でも稼げれば「自分の力で稼いだ」という自信になりますから。

そして少しずつ難易度の高いものにトライしてもいいし、時間や体力に余裕あればいろいろな仕事に、一斉に取り組むのも悪くないかもしれません。

ただ、筆者は副業を始めた当初、かなり詰めすぎて徹夜ばかりしていました。最初から欲張りすぎたことを反省した記憶があります。

オススメの始め方としては「まずは少し稼いで、できる実感を得たら自分の希望に沿って仕事を選ぶ」ということかなと思います。

在宅勤務ならなおさら、副業を試したい

在宅勤務で通勤していたぶん時間が出来たから副業を、と考えている人も最近は多いかもしれませんね。

例えば、往復2時間の通勤時間と出社するために身支度していた時間が浮いたとなれば、副業を始めるのにいい機会です。

無理のないように平日2時間、休日半日くらいで取り組める仕事から始めてみるといいでしょう。

最初は一つの仕事に、できる限り最小単位で取り組むのがコツです。はじめはおそらく「思ったより時間がかかった」ということになるから。

はじめの一歩は、労働型の副業がやりやすいのでは

はじめの一歩は労働型でトライ、慣れたら成果報酬や投資型、と少しタイムラグを設けながら慎重に取り組むと、なお安心かもしれません。

どうしてもお金が必要という場合は、仕方のないところではあります。でも、できるだけ「本業の空き時間を副業に充てる」という意識で進めるようにしてください。

仕事を取りすぎて心や身体が疲れてしまうと、続かない原因になります。くれぐれも気をつけましょう。

長続きする副業を見つけるには「いろいろ試す」ことから

いくつかの仕事を試してみると「自分にあっている、楽しい」「これはあまり自分にあってない、面白くない」というものに分かれてくると思います。

しばらく仕事を続けてみてそういう感情が出てきたとき、自分にあっていないものは区切りのつくところで早めにやめましょう

合わない仕事を続けると心身にダメージがきます。契約などの許す範囲内で、できるだけ早めに切り上げることを心がけてください。

そのためにはいろいろ試す必要がありますが、もてる時間の範囲内で、ゆっくり進めましょう。

本業がある限り、副業はいくら失敗しても大丈夫。安心して、余裕を持って取り組んでくださいね。

手堅く稼げたら今度は「報酬はあまり多くなさそうだけど興味ある」ものを

何はともあれ、まず「副業で稼いだ」という経験ができたら。

「自分には難しいかもしれない、あんまり稼げないかもしれないけど興味ある」的な、難易度高めの副業に取り組んでみるといいと思います。

できれば「こういう仕事、やってみたかったんだよね」というものにトライしてみる。

もし稼げなかったとしても、最初に稼いだ経験があるから「副業は自分には無理」という考えにはなりにくいでしょう。

労働報酬型→投資型→成果報酬型と取り組んだ結果

筆者も労働報酬型の副業で本業と同等の収入を得てから、投資型・成果報酬型の副業に取り組みました。

意識してそうしたわけではないのですが、なんとなくそういう順番で選んでいたんですよね。

成果報酬型の副業は稼げるようになるまで時間がかかったし、今も満足に稼げているわけではありませんが、ゆるく続けています。

投資型の副業は最初かなり損をしてしまいましたが、しばらくは本業があったのと、興味がなくならなかったので続いています。開始から5年程度経った頃から、地味に利益を出し始めて今に至ります。

コロナ解雇で本業をなくしたときも、副業として取り組んでいた仕事があったおかげで、あまり焦ることはありませんでした。

お金を稼ぐことだけではなくて、未知の仕事・業界を知ることや働き方の多様さを学べるところにも、副業の良さがあると思います。

最低限「騙されない」ように気をつける。会社が副業OKかも確認を

いろんな副業を試してみるなかで、騙されることがたまにありました。

「仕事かと思ったらセールスだった」とか「最初にお金を払って授業(?)を受けてから業務を開始しましょう」とか。幸い、報酬の不払いはまだ経験がありませんが。

世の中にはたくさんの企業があります。たまには、変な仕事や人に出会ってしまうこともあるでしょう。

疑心暗鬼になる必要はありませんが、仕事を受けるとき「最初にこちらがお金を払うとか、ないですよね」と確認することを忘れないでください。

それと、本業の勤務先が副業OKなのかどうか、まず確認してから始めることもお忘れなく。

副業で、ある程度の報酬を得ると税金の額が上がって会社にバレます。厳しい会社に勤めていたら、ペナルティを受ける可能性もゼロではないでしょう。

「騙されないように」それと「副業をしても本当にOKかどうか」この2点に気をつけて、なるべく安心・安全に副業を始めてください。

「やりたいこと」が今の市場で、どれくらいニーズがあるか調べてみる

副業としてやりたいことがあれば、その仕事が今の世の中にどれくらいあるのかということを調べてみましょう。

例えば、グルメライターの副業に取り組みたいとします。

googleの検索窓に「グルメライター 募集」と入力すると「googleしごと検索」が起動して、あらゆる求人媒体からグルメライターの仕事を探してきて表示してくれます。

googleしごと検索。検索結果の上位に表示されます

今日(2021.10.28)調べた限りでは、グルメライターの仕事として検索されてきたのは9件しかなく、どれもフルタイムの仕事でした。

自分の住所をもとに検索しているので、他地域のものは含みません。

グルメライターの仕事はあるけど少ない、と捉えることができるでしょう。ただ「少ない」だけで「ない」わけではありません。

そこで、グルメに限らず「ライター 募集」で再検索してみると、100件以上の求人にヒットしました。

なるべく広く検索してから、絞り込んで探す

グルメライターの求人がなければ、ひろくライターの求人から自分にできるものを探すと、希望に近いものが見つかるかもしれません。

googleしごと検索の他にも、副業を探せるサイトは数多くあります。

副業に限ったものではありませんが、パートタイムで在宅でできる仕事を探した体験談をまとめた記事があります。

こちらも参考になれば嬉しいです→ 【在宅ワーク探し継続中】42社応募してみて、どの求人サイトが一番決まりやすかったか

副業を始めたら、その仕事を3つの視点で見てみる

最近読んだ本の中で、興味深い内容の記述がありました。

良いキャリアを築くためのルールが三つある。

1.自分自身が買おうと思わないものを売らないこと
2.尊敬しないことのために働かないこと
3.一緒に仕事をして楽しい人々とだけ働くこと

デビッド・クラーク『マンガーの投資術』より

もしかして自分は良いキャリアを築けてないかも、とも思いましたが、何だか腑に落ちた気がしました。

副業の仕事にエントリーしてめでたく採用となった時、この3つのルールを思い出して「この仕事本当に請けていいか」と立ち止まって考えてみるといいでしょう。

世の中の役に立っていて、尊敬できて、楽しく働けたら最高です。これは本業・副業関係なく全ての仕事にいえることですね。

この「良いキャリアを築くための3つのルール」を忘れないように、今後も仕事を選びたいものです。

まずはやってみないと始まらない

「副業やってみようかな」と思いながらも、踏ん切りがつかなかったりしませんか。

最初はかなり迷うと思います。私も副業として取り組んだ初仕事の面接は緊張し通しで、脇汗ばっかりかいてたのを覚えています。

スカイプの音声だけの面接で、ものの15分くらいだったけど長〜く感じました。

二番目の仕事からは「やればできる感」が出てきて、そんなに緊張することはありませんでした。

まずは「やってみる」ことから。失敗してもまた、次を考えればいいです。

・やってみる
・いろいろ試す
・合わないものはできる限りすぐにやめて、次を探す

ことを心がけて「続けられる副業」を探しましょう。

【さいごに】「副業をしても心と身体は大丈夫か」を自問自答してみる

副業をしてみようというとき「心と身体は大丈夫?」ということは気にしてください。

新しい仕事に向き合ったとき、本業とうまく両立できなかったりして、身体や心に不調をきたしてしまうかもしれません。まじめな人は特に。

そこだけは気をつけて、取り組んでください。そして副業を始めて少しでも異変を感じたら、すぐに手放すことも忘れないでください。

副業を続ける前に体調を崩したら、それこそ大変ですから。