ここ3年、在宅でできる仕事をいくつか試してきました。
20代のころから「好きなことをして、のんびり働けたらいいな」とぼんやり考えていたものの、会社員を続けて40代に突入。
20年以上かけて、ようやく理想の働き方を実現し、毎日を楽しんでいます。
「趣味と実益を兼ねたテレワーク」という願望を叶えるためには、紆余曲折がありました。
いろいろな経験を通して、仕事や生活を「好き」で固めた結果、人生は180度変わりました。
趣味を仕事にする価値
好きなことを仕事にしようと突き詰めていくと「こんなことが金になるのか」ということが意外と、収入になったりします。
たとえば指定された飲食店に行って、
- ビールの泡の出方を写真に撮る
- サービスの質を報告する
といった仕事は飲み食いが好きな人にはうれしいし、
- 化粧品の品質
- 食料品の味
などを試す仕事はトレンドに敏感な人にとって、とても魅力的でしょう。
筆者が趣味と実益を兼ねて、在宅でしている仕事は現状3つ。編集・ライターとサイト作成、それに投資(株・不動産)です。
これらの仕事で収入を得るために、どんなことを考えて、どう行動したかというと。
趣味と実益を兼ねた仕事を見つけるまで
自宅で普通にパソコンを使うようになった20年くらい前から、web上で仕事を探して、自宅でできる仕事をするというスタイルは定着し始めた感があります。
その当時も今も、仕事を探すときには玉石混交で、ネットでは特にそうです。
請け負ったり、採用されたりして企業などと仕事をする場合、どんな会社かをまず、見極める必要があります。
それと、会社が良くても担当者とウマが合わなかったりすると長続きしません。
またダメか、みたいなことが続くと「もしかして自分にはムリ?」となりがちです。
でも、あきらめたらそこで試合終了。自分に合う仕事が見つかるまで気長に探すこと、大事です。
筆者が試した6つの仕事
仕事は副業的なものも含めてたくさん試していて、思い出せるものだけでも6つありました。
編集・ライター
web上でエントリーできる仕事としては、かなりポピュラーで面白いのでは?という希望的な目論見があり、編集やライター的な仕事はたくさんやりました。
あくまで経験上の話ですが、雑誌やパンフレットなど紙媒体の仕事は印刷、発行といった納期に追われて、ピリピリしがちな職場が目立つ印象でした。
ネット系になるとおおらかな反面、案件の単価が安く、継続的に仕事を請けにくいことが多いように思います。
ディレクションする側の編集、される側のライター。両方してみて、広めな視野で仕事を俯瞰できるようになり良かったかもしれません。
Webサイト作成
サイトを作る仕事は、全てを自分の裁量で決められるところに魅力があると思っています。
この在宅勤務ブログは、2020年から運営を始めました。
いろいろなサイトを作って実験した結果、自分が楽しく取り組めるやり方を見つけたかなと思っています。
広告報酬は頭打ちですが、運営が楽しいので続けています。本当に「趣味と実益」といった感じです。
投資
投資は不動産のほか、株式投資と暗号資産を試しました。
暗号資産は3年ほどでやめましたが、不動産と株は継続中です。
両方とも10年くらい続けたところで、細々と利益を出し始めました。長期で継続することは投資のキモかもしれません。
不動産は一人で住むために買った物件のみを運営しており、月5万円ほどの収益です。
株式投資は小さな取引を中心に運営しています。長らくNISA枠の範囲で運用していましたが、株価が上がったものを売り収益が出始めて、NISAの枠を超えての取引を始めたところです。
少額取引に手数料がかからない松井証券が、メインの証券口座です。
近年は保有銘柄が増えて、株主優待で映画を観に行ったりご飯を食べたりといったことが楽しくなってきたところです。
覆面調査員
飲食店の覆面調査は趣味として楽しんでいます。
報酬は少ないですが、食べに行った分の料金がキャッシュバックされるのが嬉しいです。
よく利用するのはファンくるというモニターサイト。サイトを複数登録していたものの、案件や報酬の多さで、使うようになりました。
純粋な仕事というより、すごくお得な趣味という感じでしょうか。
翻訳者
会社員時代に週末にスクールへ通い翻訳の技術を身につけましたが、実際の仕事にあまり楽しさを感じられなくて、やめました。
少し残念な気はします。勉強したことが役に立つ、何らかの形を見つけたいところです。
仕事探しによく利用した求人サイト
副業として、いろんな仕事にトライし始めたころはクラウドワークスやBizseek(ビズシーク)など、クラウドソーシング(お仕事マッチング)系の求人サイトで探すことが多かったです。
こうしたクラウドソーシング系のサイトは、初心者OKの仕事も幅広く探せるからです。
現状は決まった時間で働きたいこともあり、ママワークスやしゅふJOBをはじめとした、パートタイムの仕事が探しやすい求人サイトをよく利用しています。
考えたものの、試すには至らなかった仕事
検討したものの、ドラマや映画のエキストラや飲食業、治験はお試しを見送った仕事です。
どれも魅力的で、やってみようと案件を探しました。
エキストラと飲食業は在宅でできないことに加えて、拘束時間・期間があることから断念。
治験はエントリーしたものの、当選せず試すには至っていません。
魅力を感じたものの物理的に難しく、お試ししていない仕事
在宅でできない部分はあれど時間の融通がきく漁業や農業、がんばった分だけ稼げそうな配達員なども魅力的ですが、まだお試しに至っていません。
農業はノウハウを心得ておけば、田舎暮らしをしたくなったときに役に立つ技術かなと、家庭菜園を始めたところです。
報酬が少ない仕事に対する考え方
いろいろな仕事をお試ししてみると「あんまり稼げないな」というものも出てくるでしょう。
そうした仕事については、今は稼げないけど将来的にはどうかという視点で考えてみると、いいかと思います。
ただ、投資など損が出過ぎて資産が大きく目減りする恐れのあるものは、注意して取り組む必要があります。
取り組んだ当初はあまり稼げなくても、続けることで大きな報酬をうむ可能性があれば、無理のない範囲で続けてもいいのでは。
自分が楽しめるか、生活に支障が出ないかが、継続するかどうかの判断基準といえます。
現状の収入について
趣味と実益を兼ねて、在宅でゆるく働くことを視野に入れながらも、会社員を20年近く続けたのは「収入が減る恐怖」からです。
筆者は勤務先がつぶれて、自分の意思と違う形で会社員を卒業しました。
もしも会社がつぶれなかったら、今もサラリーマンを続けているかもしれません。
でも、きっかけはどうあれ会社員でなくなったことは、自分にとって大きなプラスだったと確信しています。
趣味と実益を兼ねてテレワークで、のんびり働いた場合の稼ぎについて
実際のところ、副業をしながら会社員をしていたころと比べると、現在の収入は1/3ほどです。
会社員時代からすると信じられないような収入ですが、それでも稼いだぶん全てを使ってしまうことはありません。
毎月数万円を余らせて、株取引の足しにしたり、旅行などの資金に充てたりしています。
会社員でなくなって大幅に収入が減ったとき、支出を調節して「これくらい稼げれば大丈夫」と実感してからは、それ以上働く(=労働する)ことは想定しなくなりました。
ただ、現状の収入で満足しているわけではないです。
労働報酬以外の収入を増やすには、どうしたらいいかが目下の課題です。
「1ヶ月くらい出社してください」と言われたときのこと
趣味と実益を兼ねた仕事をいくつかしながら生きているとたまに、報酬がなくなる・減る場面があります。
ついこの間も、労働報酬として手堅い稼ぎのあったパート収入が大幅に減り、新たに同じような仕事に応募しました。
ありがたいことに希望の仕事はすぐ見つかったのですが「最初の一カ月くらい出社してください」と言われました。
たまの通勤は気分転換になるけど、1ヶ月続くとキツい
まあ、慣れるまでは仕方ないよねと了承して週3回、通勤電車に乗って出社することに。
通勤電車に乗ることや、オフィスで椅子に座って複数の人がいる空間で過ごすのは自分にとって、かなりの試練です。
途中、胃腸の調子を崩したり肌荒れしたり、不眠に悩んだりしながら、なんとか乗り切りました。
少し前までは「なんで自分は、ただ通勤するだけのことができないんだろう」と自らを責める気持ちもありました。
でも最近では、そういう個性なんだと納得しています。
自分にとって、テレワークできることは大事な条件と再認識
オフィスワークが必要になったりすると特に、テレワークは自分にとって、働く環境に不可欠なことだと実感します。
自分で納得できる「働く環境」を確保することは、常に忘れないでおきたいところです。
やりたい仕事を思いついたら、いろんな方法で検索してみる
求人サイトやSNSなどをみていると。
ありがちな内容の求人に混じって、世の中にはこんな仕事があるのか!というものもみかけます。
コンスタントに求人情報に目を向けると、自分にフィットしそうな仕事が見つかる可能性も増えるでしょう。
だまされないように注意
ただ、世の中には「楽して稼げる」「すぐに儲かる」などと誘い出して、求職者をだまそうと求人もあります。
筆者も過去に、ダマされてお金を取られそうになったことがあり、それからは気をつけています。
変な求人に引っかかって損をしないよう、募集要項は常にまず、疑ってかかるようになりました。
たくさんの仕事を経験しての結論「好き!につながりそうな仕事は全部試す」
現状、自分がしている仕事のなかで、納得できないものはありません。
ただ、やはり生活していると考え方が変わる場面もでてきます。そうなったときは仕事やライフスタイルを変えてみて、納得のいく方向性を探します。
自分が興味をもてて、好きだと思えそうな仕事は可能な範囲で全部試す。
自分にはムリなのでは?という仕事も積極的にトライすると、意外な可能性が見つかります。
この記事で紹介した求人サイトなど
記事内で、筆者がかつて利用したことのある求人サイトなどをいくつか紹介しました。もう一度、簡単にまとめますね。
- クラウドワークス:クラウドソーシング(マッチング系)仕事探しサイト
- Bizseek:同じくマッチング系
- ママワークス:主夫・主婦向けですがそうでなくても登録OK。在宅案件多数
- しゅふJOB:こちらも在宅案件多数
- ファンくる:モニターサイト。グルメ案件が充実
- 松井証券:筆者が投資を始めた当初、開設した証券口座。初の株取引から10年で、収入の柱のひとつに
趣味と実益を兼ねたテレワークは、仕事を楽しみながら生活する理想のスタイルだと思います。
この記事が、あなたの仕事探しの参考になれば幸いです。