仕事が嫌になったら。辞める前に少し休んで「嫌な理由」と向き合いたい

20代から30代の半ばくらいまで、仕事が嫌で嫌でたまりませんでした。

40代の今。働き方や働く時間、仕事について考えながら調整を続けた結果、働くことがとても楽しいです。

毎朝「今日はどの仕事からやろうかな」とウキウキしつつ、ベッドから出ます。

楽しくなった理由は、自分の心や身体が嫌だと思うことをひとつずつ、ゆっくりと確実に排除したからです。

働く環境を整えれば、仕事に対して嫌な気持ちを持たなくて済む

筆者の場合はかなり、回り道をしてしまいました。

もう少し早めに、自分の働く環境を整備して気持ちよく仕事ができるようにすればよかったと、つくづく思います。

仕事が嫌になったら、やめてしまう前に少し休みましょう。そして休んでいる間に、自分ベストな働き方について考えてみませんか。

働く場所は今の仕事、今の職場だけではないかもしれません。探してみると、意外といろんな選択肢が見えてきます。

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「仕事が嫌」の原因はなんだろう

仕事が嫌なら、その原因をまずは考えてみたいところです。

  • 職場が遠い
  • 給料が安い
  • 会社に苦手な人がいる
  • 仕事そのものがつまらない
  • 労働時間が長い

など、いろいろ思いつくでしょう。

まずは「今の仕事を辞める」という選択ができるかできないかについて、はっきりさせておくことから始めてみるといいと思います。

転職が難しそうなら異動申請や契約変更で、いまの職場に勤め続けるという考え方も、できるかもしれませんね。

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【体験談】仕事が嫌いな原因は3つあった

仕事が本当に嫌だった20代から30代にかけては、職場を変えても、働き方を変えてもその気持ちは変わりませんでした。

会社勤めをしていた当時は遅刻やサボり、居眠りはザラで。朝まで飲んで、着替えだけして職場に向かうことも。

そんな自分を「最低」と思う気持ちがすごくあり、身体も心も常に不安定でした

そのころは漠然と「働くのが嫌いな自分が嫌い」と思うだけで、その気持ちに向き合うことをしていなかったです。

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職場から在宅勤務を命じられて「通勤が向いてない」ことを知る

毎朝通勤するサラリーマンだったある日、職場から在宅勤務を命じられました。

「会社に行かなくても給料が出るなら」という甘い考えで喜んでOKし、家で仕事をすることに。

そしてしばらく、テレワークで働いてみると。

通勤しないでいい環境は、自分にはかなり合っていることを実感しました。

在宅勤務になっただけの段階ではまだ、仕事への嫌悪感が残っていた

テレワークをし始めて数年が経ち、在宅での仕事に慣れてくると。

在宅勤務でも通勤していた当時と同様、仕事そのものを好きだと思う感情は持てていないと感じるように。

同じころ、当時の職場の上司からパワハラを受けていて、会社を辞めようと本気で思い始めてもいました。

自分に向いているかも、という仕事に出会う

どうやって、職場をやめようかと考えること数ヶ月。

テレワークにだいぶ慣れてきていたこともあり、在宅でできる副業的な仕事をいくつか試すことに。

在宅でできる仕事は、ネット上にたくさんありました。

当時はサラリーマンとして収入があったから報酬の大小を気にせず、面白そうな仕事にエントリーし続けました。

そのころ筆者がよく利用していたのは、クラウディアクラウドワークスBizseekなど。



これらは、クラウドソーシング系のお仕事マッチングサイト。請けていたのはどれも、業務請負の仕事でした。

ライター系の仕事に面白みを感じる

数年かけて副業をいくつも試してみると。

自分に向いているのはライター系の仕事なのでは、ということがわかってきました。

ただ、まだその段階では得られる報酬が少なくて「本業のサラリーマンを辞めてライターに」という選択ができなかったです。

ライター職で正社員として転職することも考えました。

でもサラリーマンでは、せっかく面白いと思えていたライターの仕事を楽しめないのではないか、という不安もあって。

そうこうしているうちに世の中ではコロナが流行し始め、勤務先が廃業。

自力で退職を決断することなく、会社員生活は終了しました。

無職になり、一日の大半を家で過ごして感じた「時間がある幸せ」

会社がなくなってしまったことについて、家族や友人知人など周囲の人から、とても気の毒がられました。

でも、自分としては「やっと終わった」という気持ちで。もうサラリーマンではないんだという開放感が、しばらく続きました

数年を経て実感した「仕事が嫌な理由」

会社勤め中の出来事や、勤め先がなくなるなどの経験を通して、自分にとっては会社勤めがしんどく思う理由が3つあることを実感しました。

  • 労働時間がフルタイムだった
  • サラリーマン生活の大半が通勤型だった
  • 興味のあることを仕事にできていなかった

はっきりと「嫌な理由」が見えた感覚があります

次に選ぶ仕事はこれらをクリアしたうえで働こうと決めて、新たな仕事を探し始めました。

仕事を探すにあたって出した答えは「時短」「パート」「在宅」

筆者は勤務時間の長さと通勤があること、会社員として勤めていた会社では興味のない仕事をしていたことが、仕事を嫌だと思う原因でした。

これらをクリアするために、会社がつぶれて会社員でなくなったあとは時短、パート、そして在宅の仕事を探すことに。

3つの条件がすべてが揃う仕事を探すのは少し、時間がかかりました。ただ現状では、探し方を心得たように思います。

先日も在宅パートで雇ってくれていた企業が経営難に陥り、仕事が大幅に減ったのですが、代わりの新たな仕事がすぐに見つかりました。

最近の働き方については、趣味と実益を兼ねるテレワークで、好きなことをしてゆるーく働くとという記事にも書いています。

「時短」「パート」「在宅」の仕事を探しやすい求人サイトについて

在宅や時短の仕事を探すには、そういう働き手を求めている求人を多く掲載しているサイトで探すのが手っ取り早い印象です。

主婦や主夫向けのしゅふJOBワークママワークス“"はたらこネットなどはそうした人材向けの求人が多く載っています。



これらは子育てや介護などで休眠している人材を積極的に見つけようという姿勢の求人が多いようです。主夫・主婦でないと登録できないわけではありません。

一般的な大手求人サイトより、決まりやすい印象があります(個人的な感想です)。

仕事が嫌ならまず、可能な範囲で休暇を。次の身の振り方を考えるために

仕事が嫌な気持ちをもちながら働くのは、とてもつらいことです。

その気持ちを無視して働くといつか、心や身体に影響を及ぼすでしょう。まずは、休暇を取るなどして少し休んでください。

そして、仕事を嫌な自分と向き合って、これからどうするかを具体的に考えましょう。

方向性が見えたら副業を試したり、求人サイトに登録したりして、新たな働き方を模索してください。

少しずつでも考え、実行することで仕事を含めて、楽しい生き方はきっと見つかると思います。