今は家から出たくない人向けの仕事13例と、いつか家から出るための準備

家から出たくない気持ちがあるけど、仕事はしなければ。いつも、そう考えていました。

自分が学生時代、就職活動をした90年代ごろにはこういう考え方はたいてい、甘えととらえられましたが、世間一般の考え方にも変化が出てきました。

仕事場として自宅を選ぶのは、スタンダードな選択です。

ただ、ここのところテレワーク推奨から通勤回帰の動きがあって、在宅の仕事はやや探しにくくなっている感もあるかもしれませんね。

家から出たくなくても仕事はできる。代表的な職業13例

家から出ないで仕事がしたい!という気持ち、分かります。

自分も仕事探しをするとき、家で仕事ができることが一番の条件です。

家でできる仕事には、どんなものがあるのでしょうか。

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作業した分が必ず報酬として支払われる労働型の仕事

在宅で仕事をしようというとき。

作業が終わったり、時間通り業務に当たったら必ず報酬が支払われる仕事をまずは、選んだ方がいいのではと個人的には考えています。

代表的なところでは時給や日給、あるいは業務委託などでの報酬の支払われ方です。

エンジニア

エンジニア系は、在宅勤務ができる仕事の代表的なもののひとつといえるのではないでしょうか。

エンジニアなんて経験者の世界でしょう?というイメージもあるかもしれませんが、大手求人サイトをよく見てみると、未経験OKのエンジニア求人が数多く掲載されています。

2023年4月現在、在宅OK・実績ありの求人で探してみるとたとえば、リクナビNEXTにはこんなタイトルの求人広告が掲載されています。

「未経験歓迎*事務スキルを活かせる◎ITサポート・PG/s3」
「月給30万円~未経験からAWSのITエンジニア・コンサルへ」

リクナビNEXT求人広告より


全くの未経験だと、研修時には出社が必要かもしれません。短期間の出社がOKなら、一見ハードルの高いエンジニアのような仕事も、視野に入ってきそうですね。

webデザイン

webデザインもエンジニア同様、初心者がいきなり仕事を探すのは難しそうなイメージがありませんか。

確かにそういう側面もあるでしょう。でも、初心者に門戸を開放している企業もありますよ。

興味があれば探して、応募してみてもいいかもしれません。

リクナビNEXTで探すと、いくつかの求人が出てきました。たとえば、

Webデザイナー/未経験者向け研修も充実
Webデザイナー/動画編集◆未経験歓迎
未経験からクリエイターに挑戦。動画編集・WEBデザイナー

リクナビNEXT求人広告より

といったところ。エンジニア同様、研修時には出社が必要な仕事が中心ですが、ゆくゆくはテレワークでの勤務が目指せるものが大半です。

webライティング

webライティングは家から出ずにできて、未経験者も比較的取り組みやすい仕事のひとつといえます。

ただ全くの未経験ならまずは、報酬の低い仕事から始める必要があるでしょう。

未経験可の在宅webライティング案件はクラウドワークスBizseekといった、クラウドソーシング(お仕事マッチング)系のサイトでよく見かけます。求人例は例えば、

【1100円(税込)】未経験歓迎!コスメや生活用品のライターさん募集!(文字単価0.7円)
美容系の記事を書いてみたい方募集!未経験・初心者OK!(文字単価0.7円)

クラウドワークスより

はじめは低報酬でも、コツコツ実績を踏んで稼げるようになればOKと考えているなら、家から出ずにできる仕事としては手堅いです。

あるいはエンジニアやwebデザイン同様、研修時に少し出社することができる場合は、もう少し高い報酬から始めることができる可能性が高まるでしょう。

データ入力

データ入力業務は人気の職種です。求人がたくさんあるので、挑戦してみてもいいのでは。

アルバイトや業務委託での募集が多いようです。アルバイト求人サイトやテレワーク求人を多く扱う求人サイトなどだと探しやすいでしょう。

自分もよく使っている、ママワークス“"という働くママ向けの求人サイトにもデータ入力の募集は多く掲載されています。たとえば

数値管理や議事録作成など。ブランクがあってもOKです
【完全在宅】商品手配や受注データ入力など

ママワークス“"より



といったところ。ちなみに、ママワークスはお母さんでなくても登録可能です。男女問いません。同様の求人サイトにしゅふJOBもあります。データ入力の仕事を探すなら、合わせてみてみるといいですよ。

内職

内職も家でできる仕事としてはスタンダードですね。シール貼りや組み立てなどはよく知られているところです。

ただ、シールや組み立て材を受け取ったり、納品しに行けたりする人の方が有利になるようです。全く家から出ないとなると、ハードルが高めといえるかもしれません

多くの自治体で内職のあっせんをしています。受け取り・納品が可能なら、家の近くが便利ですし、自治体の案内をみてみるといいかもしれません。

「内職+お住いの自治体」で検索するとページが見つかるでしょう。

コールセンター

コールセンターはセンターに出勤するタイプの仕事と、在宅でできるタイプの仕事があります。

在宅のコールセンター業務も求人が多く出ています。アマゾンアップルなどの世界的企業もコールセンター業務をはじめとした職種について、在宅での募集をひろく行っています。

また「日本で一番稼げる在宅コールセンター」とうたっているコールシェアで探すのも、ひとつの方法といえるかもしれません。

家から出たくないけど会話はOKという場合は、コールセンターの仕事は比較的見つけやすい、稼ぎやすいといえるのではないでしょうか。

アクセス数やクリック、視聴の有無などによって報酬が決まる成果報酬型の仕事

ユーチューバーやブロガーなどの仕事はまとまった報酬を得るまでに多少、時間がかかることが多いものの、当たれば大きい夢のある仕事。

ただしばらく報酬がゼロか、それに近い状況だと続けるモチベーションが保ちにくく挫折しがちという側面もあります。

最初は確実に報酬が得られる仕事と並行して、軌道に乗ったらこうした仕事にシフトしていくといいかもしれませんね。

動画配信

youtubeをはじめ動画配信は「稼げる職業」と目されるようになって久しいですね。

たくさんのチャンネルがしのぎを削っていて、面白い動画もいろいろ配信されていますね。

動物の動画とか見始めると時間の経つのが早くて、という人がたくさんいるんでしょうか。猫や犬の動画はよく観られている印象です。

動画を撮ることに興味があれば、一度試して見るのもいいのでは。広告申請したうえで多くの人に閲覧してもらえたら、その分報酬が支払われるシンプルな仕組みだから、取り組みやすいかもしれませんね。

あまり配信している人がいないテーマの動画なら、まだまだ稼げる余地もあるのでは。

記事配信

ブログなどを使って、閲覧数などに応じた報酬を受け取る記事配信。

この「在宅勤務ブログ」も閲覧数などに応じた報酬があります。

3年ほど運営していますが、稼げるときと稼げないときとで波があるなという印象です。

ただ、思いもよらない閲覧数を記録したりすることもあってちょっと楽しいです。まあ、逆もあるんですけど。

転売(せどり)

せどりの愛称で知られる転売業は、安く買ってきたものを高く売ることでその差益分が報酬になる、なかなか魅力的な仕事。

古本や古着のお店で、せどり?という人をたまに見かけませんか。気のせいかな。

転売は在庫を抱えてしまう印象も受けますが、ネット上で取引して在庫を抱えずに転売を行う「無在庫転売」というやり方も最近は増えているようです。

ハンドメイド、DIY作品の販売

腕に覚えがあればハンドメイドやDIY作品をネットなどでひろく販売してみるのも、素敵な仕事です。

家族や友人に得意な人がいれば、代理販売などをして利益を分けてもらってもいいですよね。

ネット上で販売されているハンドメイドやDIY作品のなかで、どんなものが売れているのかを把握すると、何を作ればいいのかが見えてくるかもしれませんね。

投資型の仕事

投資は仕事としてみていいのか意見が分かれるところですが、ある程度、手堅く運用すれば利益は出るのではないかというのが個人的な感想です。

投資型の仕事も数は豊富です。ここでは、自分が試したことのある投資(株・不動産・仮想通貨)について紹介します。

どれも、家でできる仕事です。

株式投資

株式投資は証券会社に口座を開いて好きな銘柄を買うだけだから簡単にはじめられるし、数万円あれば小規模の株を買えて、投資のなかではかなり手軽なのではと実感しています。

ただ当然のことながら上がることもあれば下がることもあり、銘柄選びはやっぱり難しいです。

現状は株主優待と配当を得ながら、希望通り値上がりすれば売る感じでのんびり取り組んでいます。

銘柄選びをするうえで企業情報などをじっくり調べるから、今まで知らなかった分野の知識がつくように感じてうれしい面もあります。

株取引は家で、ネット環境があればできます。ただ、株主優待のなかにはお店へ行かないと使えないチケットや、体験型の優待があります。そういうサービスを受けようとすると家の中では難しいかも。

不動産投資

不動産で投資をするつもりはあまりなかったのですが、買ったものの住めなくなった家を賃貸運用しています。

ただ、振り返って考えると家を買っておいてよかったなと思っています。

賃貸に住み続けていたら当然のことながらこうして後に、利益を生む資産にはならなかったから。

家賃収入があるおかげで、頑張りすぎずに働けてありがたいです。

賃貸管理(入居者とのやりとりなど)は管理会社に手数料を支払って任せているので、不動産投資も、家から出ずに報酬を得られています。

仮想通貨投資

仮想通貨は証券会社のキャッシュバックキャンペーンに乗じて始めました。

やり方を熟知するまで続けなかったので、あまり面白みは感じられませんでした。

実感としては、多く保持している人が売ったときは下がり、たくさん買う人がいたときは上がるのかなと。

10万円で買った仮想通貨が13万円になったタイミングで全て売りました。3年くらい持っていたと記憶しています。

取引は全てネット上で行うので、仮想通貨投資も家から出ずに取り組めますね。

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家から出たくない。でも在宅の仕事は採用されにくい。どうしたら内定を取れる?

在宅勤務の仕事はやはり人気があるようで、外で働く仕事よりも内定が得にくい傾向にあるようです。

自分もテレワークに限って仕事探しをしたとき、あまりにも決まらなくて驚きました(その時の記事)

現状は何とか在宅で働けていますが、この仕事を失ったときどうするかの備えは必要かなと感じています。

在宅で仕事をしたことがない場合や未経験のテレワーク業務に応募する場合、自分が心がけていたことが3つあります。

業務経験や社会経験をアピール

仕事探しをするとき、何らかの仕事をした経験があればそれに近い仕事を探す人は多いかと思います。

盛らない程度に経験を最大限、アピールするのは大事かと考えます。

履歴書づくりや面接の場では、謙遜せずに大胆に伝えるといいようです。

熱意をアピール

やる気をアピールするのも大事です。

ただ、自分の場合どうやって熱意を表していいかよく分からずはじめは「無茶ぶりOKです」「土日も働けます」とか言ってました。ブラック企業の社畜みたい。

面接の場数をいくつか踏んでからは「主婦なので時間の融通がききやすいです」と言うようにしていました。意味は同じですね(笑)。

無茶ぶりをされることも、土日に働くこともなく平和に仕事ができて運がよかったです。

応募できるものは全て応募する

在宅勤務で働こうと思っても、お金を稼げる仕事を得るにはもしかすると時間がかかるかもしれません。

途中で「もうダメかも」と心が折れそうになることもあるかもしれませんが、応募できるものは全て応募してみましょう。

それでもダメで生活費が尽きてきたり、メンタルをやられそうになったら少し妥協して外で働きつつ、テレワークの仕事探しを続けてみるといいかもしれません。

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家から出たくない人がまず仕事を探すには、労働に対して報酬が支払われる仕事を

家から出なくてもいい仕事として、労働型と成果報酬型、そして投資型についてここでは紹介しました。

個人の意見として、在宅の仕事をスタートするときまずは労働型の仕事を選ぶのが妥当かなと思っています。

成果報酬型や投資型の稼ぎ方はうまくできれば稼ぎは大きいいっぽうで、全く稼げない可能性もあります。

全く稼げない時間が長く続いて、テレワーク自体に疑問を感じてしまうと残念です。

稼ぎは大きくないけど手堅い、労働型の仕事からまずスタートすることをオススメします。

報酬を確実に取れるようになったら並行する形で、成果報酬型、投資型の仕事にもトライすればいいのではないでしょうか。

家から出たくない。在宅でできる仕事を選んでいる個人的な3つの理由

自分が10年以上にわたってテレワークをしているのには、いくつかの理由があります。

最大の理由は「家にいるのが好き」ということに尽きますが、それ以外にもテレワークを選んだ事情が3つあります。

努力すれば解決するであろう「家から出たくない理由」

努力で解決するかもしれないことは自分の場合、2つあります。

便秘

その一つは便秘です。フルタイムで働いていたときはひどい便秘で長期間、通院していました。

テレワークになると改善したのですが通勤していても、もしかすると治る方法はあったのかなと思います。

通勤していたときはオフィスが冷えていたり、リラックスできない姿勢で長時間いたりしたのが原因だったのではと今にして思います。

これらを解決したうえで通勤したら、結果は違うものになったかもしれません。

花粉症

花粉症も悩みのタネで、長年辛い思いをしていました。自分の場合はブタクサやハウスダストにもアレルギーがあり、花粉症のシーズンが比較的長いのも辛いところ。

家で仕事をするなら空気清浄機をかけたり掃除を念入りにすれば改善の余地はありますが、通勤だと薬を飲む必要があり辛いものがありました。

ただ、今は鼻の中に馬油を塗ることで、花粉症は8割くらい楽になったと実感しています。

パートナーもひどい花粉症ですが、マスクにウェットティッシュをかませることでおおかた解決しています。

これらの方法を知っていたら、もう少し仕事探しの範囲は広がっていたかもしれません。

解決がどうしても難しいかもしれない「家から出たくない理由」

自分がテレワークを選んでいる大きなの理由に、人と接するのが苦手ということがあります。

これはおそらく、根本的に解決するのは難しい問題でしょう。

家で仕事をしていても全く人と接することなく仕事をするのは不可能に近いですが、オフィスなどに通勤することと比べれば頻度は減ります。

外で働くことが全く無理というわけではないものの、できれば在宅で静かに仕事をしたい。

その希望が叶っている今は、心も身体も本当に楽。ただ、打ち合わせなどでどこかへ呼び出された時には行く必要があり、そのたびに少しストレスを感じます。

でも、そういうきっかけがないと引きこもりがちになるしありがたく出かけよう、と心がけてはいます。

家から出たくない理由が、努力すれば解決するかもしれないことの場合

努力したり、何らかのきっかけがあれば家から出たくない気持ちを克服できるかも、という場合は、家から出る練習をしてみてもいいと思います。

テレワーク以外の働き方のほうがお金を稼げることも、あるかもしれませんし。

家の外で働くことにだんだん慣れる工夫を

無理にする必要はないですが、家の外で働ける可能性があるなら、まずは段階的に心や体を慣らしていくといいのではないでしょうか。

例えば週2くらい、短い時間からパートに出たり。パートなどで働ける場所が自宅の周辺にある場合は、短い時間で働けるかどうかたずねてみてOKなら数時間、働きに出るのもいいと思います。

家から出たくない気持ちを克服できるかどうか試すチャンスにもなるし、何よりお金が稼げます

家でもできる仕事はたくさんあるけど、家の外でする仕事のほうが見つかりやすい傾向にはあるでしょう。

それでも家で働きたいならテレワークの仕事にとことん、こだわってみてください。

自分は42社応募して得られた仕事はテレワーク半分、出社半分のハイブリッド勤務の仕事でした。

43社目に応募した会社ではやっと完全テレワークになりましたが、オフィスに呼び出されることも少しあります。

テレワークの仕事探しはなかなか大変でしたが、気長に続けてよかったと今は思います。

気持ちが折れがちになったときのことをこちらの記事にまとめています。お役に立てばうれしいです。

【参考】40社以上の連続不採用で考えた、メンタルを病まずに仕事を得るコツ