早朝、犬の散歩をしていたら知らないご婦人が「かわいい子ね〜」と話しかけてきました。
犬種や年齢とかを言ううち、自分で飼っているのではなく入院中の義母の犬だという話に。
「大変ね。お義母さんおいくつ?」とたずねられたので、74だと答えました。
80代で現役の人、60代で要介護の人
犬をかわいいと言ってくれたそのご婦人は80歳だといいます。
80でもまだ仕事をしていて、通勤の途中だと。
20年前にご主人を亡くして、いまは健康とおこづかいかせぎのためにパートタイムで働きながら、悠々自適に暮らしているとのこと。
ちなみに88歳になるお姉さんも健在で、毎日元気に畑仕事をしているそう。
妻に先立たれると悲しみから立ち直れない夫が多いなか、女って強いなあ。
80歳で現役というそのご婦人は、きちんとメイクして通勤用の服に身を包んでいました。
60代で要介護になり、認知症が進んで70歳を少し過ぎたところで早々に旅立った父親のことをふと、思い出しました。
この違いって、もともと持って生まれた体質とかもあるだろうけど、そうでない部分もあるんだろうなと考えてしまいます。
生きているけれど健康ではない期間を多くの人が過ごすことになる
ある程度歳を重ねたところで「昨日まで元気に暮らしていて、眠るように死んでいく」という理想の旅立ちができる人は、あんまりいないようです。
歳をとるとどこか患って何年も、ヘタしたら何十年も療養したり介護されたりして過ごす方が大半ですよね。
老後何年かは療養や介護になることを、自分ごととして受け入れるのはなかなか難しい。
でも、ほとんどの人が味わう現実なのかもしれません。
年がら年中ジャージで過ごす、緊張感のまったくない在宅勤務ライフに危機感
いつものように家で仕事をしようと、パソコンを起動した午前10時ごろ。
数時間前に犬の散歩中に出会った、通勤途中の80歳のご婦人をぼんやり思い出していました。
こちら、きちんとメイクをして仕事着で通勤・・・そういう生活をしなくなってもう、10年以上が経ちます。
コロナショック以降はたまの会議や打ち合わせなどもリモートで、カメラに映るところだけ「それっぽく」見えるようにするくらいで。
数着のジャージを着まわし、夜になればパジャマに着替えて寝るという生活。
緊張感のないこの暮らしを今後何十年と続けたあと、自分はどんな老人になるんだろうと少し不安になりました。
リモートワークでがんのリスクが上がるという事実も
在宅勤務だと、座ったままの姿勢で仕事をする時間が長くなりがちです。
ポモドーロ・テクニックなどを参考に時間を決めて仕事をするようにしてはいるものの、つい座ったまま数時間、ということもよくあります(ポモドーロ・テクニックについてはこちらの記事で)。
座ったままの姿勢で長時間過ごすと、がんのリスクが上がることはよく知られていますね。
がんの専門サイトに、こんな情報がありました。
職業性座位時間(仕事中に座っている時間)の長さは男性のすい臓がん、女性の肺がんの発症リスクと関連が深いことが示されました。
(再発転移がん治療情報サイト内記事「リモートワークでがんのリスクが上昇?長時間座ったままの仕事にご用心!」より)
くれぐれも長時間座ったままにならないように、注意したいものです。
自力で日常生活が送れない状態で長く生きるのは辛い
長年の在宅勤務が老後にどういう影響を与えるのかは分かりません。
ただ、通勤よりも緊張感に欠けたり、運動量が少なくなることは確かです。
逆に通勤だと人間関係にストレスをためたり、会社と家の往復で疲れてしまったり。
ワークスタイルが健康に影響を及ぼして、身体を壊すようなことになれば残念。
長く患ったり、介護生活が続いたりするのは悲しいですね。年金をもらえないうちに死ぬのも悔しいし。
元気に歳をとって、年金を長〜くもらって楽しく暮らしたいものです。
用事を作って出かけるために
コロナ流行後は外出がおっくうになって、外に出る機会が減りました。
でも自宅に引きこもっていてもつまらないし、運動不足も不安。
とはいえ用もないのに出かけようとしても、行くあてがありません。
なので最近は趣味の株式投資で、出かけて楽しめる優待がある銘柄を買い増しています。
ホテルの宿泊券や飲食、映画のチケットなどがあると「使わないと!」と思って出かけるので。
株を買って持ち続ければ毎年届くし、配当ももらえてお得です。
とりあえずは毎日歩くことから始めてみようと思う
家のなかで休み休み筋トレやヨガをやるものの、本格的に身体を動かすというほどではありません。
生協に頼りがちになっていた毎日の買い物を少し減らして、近所で調達できるものは買いに行ってもいいかも。
朝早起きして24時間営業のスーパーで買い物したりすれば、仕事前のいい運動になりそうです。
とりあえずは毎日歩くことから、始めてみようかな。
このままずっと在宅勤務だったらボケるかも?という不安を少しでも、小さくしていきたいものです。