【改悪?それとも進化?】2025年6月にKDDIの株主優待を受け取った感想

KDDの株主優待が、我が家にも届きました。

従来のカタログギフトからPontaポイントなどに変更され、KDDIの株主優待は「改悪?」と話題になっていました。

変更後の優待を実際に受け取って使ってみたので、その感想をまとめます。

KDDIの株主優待、2025年分から何が変わった?

筆者も小口ながら、KDDIの株主です。100株保有でしたが1株につき2株割合での株式分割があり、2025年度からは200株ホルダーになっています。

松井証券の現物残高照会画面

株主優待に対して「2024年までとは違う優待が届く」という漠然としたイメージだけで、あまり多くを把握していませんでした。

変更前と変更後の株主優待は、以下の違いがあります。

  • 変更前:カタログギフト(ご当地グルメなど/額面 3,000円相当〜)
  • 変更後:Pontaポイント、商品詰め合わせセット(ローソンor成城石井)、寄付から選択

変更前後とも、5年以上の継続保有でランクアップする特典があります。

優待を受けられるのは、200株以上保有の株主限定です。

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変更前のKDDIの優待は具体的に、どんなものだったか

このブログでKDDIの優待変更について、過去にこんな記載をしていました。

2025年度の優待より、カタログギフトからポイント等の贈呈に変更になったそうです。

公式サイトによると「保有期間に応じて、2,000円相当(1年以上5年未満保有)または3,000円相当(5年以上保有)の優待(当社関連サービスの特典)を贈呈」とのこと「2025年度からの株主優待制度変更に関するお知らせ」より)

24年度までは5年未満保有で3,000円、5年以上で5,000円のカタログギフトだったから、額面だけみると減っています。

25年度の優待を一度受け取ってみて今後、保有し続けるかどうか考えたいところです。

「面白いと実感した15の株主優待と、そうでもなかったいくつかの優待」より

実際、変更された株主優待を受け取ってみると「株主限定でPontaポイント1.5倍」というサービスがありました。

額面が減ったことの埋め合わせにはなっていますが、株主優待のPontaポイントはau PAY マーケットのみで使えるポイントです。

ハガキで申し込める優待も

郵送されてきた優待案内(↓)には、ハガキで申し込める優待も用意されているとの記載が

ただ、選択の幅は広いとはいえない感じで、ハガキで申し込める優待は、

  • 商品詰め合わせセット(ローソンor成城石井)
  • 寄付

の2種類のみとのこと。2024年までは紙の冊子が届いて、ページをめくりつつ家族で優待を選ぶ楽しみもありました。

下の写真は2024年の、3000円分のカタログギフト。自前では買わない高級路線のお肉やお菓子などを選んで、おいしく食べた思い出があります。

ひと昔前まではよく見かけた紙製カタログギフトの株主優待は、KDDIを含め、だんだん少なくなっている印象です。

KDDIの優待変更は「改悪」の声もあったし、そう思ってた

SNSなどには改悪の声も目立っていたし、筆者も少なからず、そう思っていました。

実際は受け取ってみないと分からないし、と淡い期待も抱いていたけれど笑。

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2025年6月に書面で届いた「株主優待のご案内」

変更の知らせを受けていたこともあり、ワクワクと不安とで、KDDIから届いた書面を開封しました。

開封してみると、申し込み期限が3ヶ月強とのこと。「すぐに使わないと!」という焦りも感じました。

届いた案内に記載されている優待の詳細

ハガキで申し込める商品詰め合わせセットと寄付のほか、オンラインポイントを利用して買い物をすれば、かなり多くの商品が選べます。

au PAYマーケットにあるたくさんの商品から選べる。選択肢はかなり豊富

今回、オンラインで使えるKDDIの株主優待はau PAYマーケットで使えるポイントです。保有期間によって、付与されるポイントには差があります。

商品ジャンルもラインナップも、2024年までの優待と比べれば格段に多いです。

普通に、ECサイトで買い物をする感覚かな。amazonギフト券をもらったような感じですかね。

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「改悪」と言われた理由と、それでも意外と満足できたポイント

SNSなどで「改悪」との声も多く、自分もそう感じていたKDDIの新しい優待。

しかし実際に受け取ってみると想像以上に使い勝手がよく、ポイント増量の仕組みもあり、不満はほとんどありませんでした。

2,000ポイントの優待がauPAYマーケット限定で1.5倍に

ただ、au PAYマーケットを利用したことがなければアプリのダウンロードから利用設定まで、一連の流れをふむ必要があります。

筆者も利用が初めてで、やや難儀しました。1年後、同じ優待をもらうころには使い方を忘れていそうです。

au経済圏民ならKDDIの新しい株主優待は使いやすいかも

スマホキャリアがauで普段からサービスを使い慣れていれば、KDDIの新しい株主優待はとても使いやすいと思います。

au PAYマーケットで使える優待ポイントは、もともと持っているポイントにプラスして使ったり、何回かに分けて使ったりするのもありですし。

2024年までの紙の株主優待より、使いやすくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。

KDDIの株主優待、こんな人には「アリ」だと思う

ネットでの買い物に慣れている人や、au PAYマーケットを日頃から利用している人にとって、2025年の株主優待刷新は歓迎できるものだと思います。

au PAYマーケットには膨大な商品があるから、選ぶ楽しみを重視する人にも、うれしい優待なのでは

2024年までは限られた選択肢のなかから、用意された優待品を選ぶ形式でした。

2025年に届いた新しい優待は、筆者は日用品とお菓子とに分けて、別の店で買いました。

たくさんの品のなかから「何にしようか」と、選ぶ時間がとても楽しかったです。

【結論】KDDIの新たな優待は万人向けではなさそうだけど、改悪とは思わないかな

2024年まで、KDDIのカタログギフトは人気の株主優待で、優待界隈では名物ともいえる存在だったと思います。

今回、新たな優待としてオンラインで使えるポイントを受け取ってみて「実質的な価値」や「選択の幅」があって、改悪みは全く感じませんでした

ただし、スマホでの買い物に不慣れな方や、オンラインでポイントを使うのが面倒に感じる方にとっては、以前のカタログギフトのほうが親しみやすかったかもしれません。

それと、優待の“名物っぽさ”も薄れた感があります。「優待あるしホールドし続けたい」という思いは、なくなったかなという印象です、個人的には。

それにしても、わずか数千円のことなのに株主優待というと妙な憧れというか、期待のようなものがありませんか。

ただ値動きをみるだけでなく企業のサービスを楽しめたり、珍しい優待品・サービスを体験できる醍醐味は、他の投資では得られないものですね、きっと。