フルタイムきつい!をバネに選んだ4つの在宅ワーク。収入と働き方のリアル

20代で正社員として就職してからずっと、いつも「フルタイムきつい。でも辞めてどうやって食べていけばいい?」と思っていました。

職場の人間関係、長時間労働、ノルマに追われる日々。心も体も疲れっぱなしで「この働き方をあと何年続けるの?」という不安がいつもありました。

とはいえ「やめて何する?」と考えても、具体的にどうしたらいいか、すぐには答えが出なくて。

フルタイムでなくなり、自分の采配で仕事ができるようになったときには、40歳を過ぎていました。

この記事では、実際に筆者がしている「在宅でできる3つの仕事」と、それぞれで得られている収入のリアルについてお伝えします。

この記事では、40代でフルタイム勤務をやめて在宅で働くことでどう変わったのか、実体験をもとにお話します。

40代で始めた在宅ワークの種類と収入

勤務先がつぶれたことをきっかけに「家でできる仕事を、自分のペースで」と、働き方を切り替えました。

当初、失業手当をもらいながら「毎月どれくらいあれば生活できるのか」をシミュレーションし、手当の受給終了と同時に、派遣の仕事を見つけました。

この派遣の報酬は、月10万円ほどでした。

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ハイブリッド勤務からフルリモートに

派遣契約満了まで、在宅・出社を織り交ぜたハイブリッド勤務で1年働いたあと、フルリモートでライター業をするようになりました。

こうした働き方は、フルタイムより自分に合っている感があります。ライター業でも派遣のときと同じく、はじめは月10万円ほど稼いでいましたが、現状は6万円ほど

毎週、10時間程度の稼働です。

会社員時代は収益の出なかった投資も収入源に

ライター業のほか、現在は投資(不動産・株)による収入も生活費の一部になっています

不動産も株も、月換算で毎月3〜5万円ほどと収益は多くありませんが、ここところコンスタントに稼ぎ出せるようになりその分、ライター業を減らしました。

投資の稼ぎが少なくなればまた、ライター業を増やすことになると思います笑。

不動産と株のほか、投資は暗号資産にもトライしたことがあります。あまり、楽しく取り組めなくてやらなくなりました

なぜ、ライター業や投資で生計を立てているのか

在宅でできる仕事も数が多いと思いますが、筆者がライター業と投資で生計を立てているのには理由があります。

家でできそうな仕事をいろいろ試して「(自分が)稼げる」という確信をもてたからです。

ライター業は当初、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで仕事を探していました。

最近ではしゅふJOBママワークス“"など、年齢にあった求人サイトも含めて、幅広く探します。



不動産投資は一人暮らしをしていたころ買って住んでいた家を貸すことで、小さいながら安定した収益を得ています。

株式投資は、少額投資に手数料のかからない松井証券で始めました。

確かに手数料はかかりませんが、最初は損してばかりで収益がプラスになるのに10年ほどかかりました。

在宅でできる仕事は、とにかくたくさん試した

在宅でできそうな仕事はいろいろ試したけれど、実際、収益につながったものはとても少ないです。

翻訳業をしようとスクールへ通ったり、アフィリエイトでひと儲けしようと情報商材を買ったりウェブセミナーを受けたりしたこともあります。

これらは大きな先行投資をしたものの、まとまった収益にはつながっていません。

それと、この在宅勤務ブログも報酬が出るときと出ないときがあり、収益の柱にはやや遠い感があります。

しぶとく細々と、本格的なマネタイズの機会をうかがっています。

ほか、収益化を試した在宅ワークについて、隙間時間で稼ぐために考えた27の副業という記事に詳しく書きました。こちらもよかったら、お楽しみください。

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現状の在宅ワークで得られる「収入のリアル」

筆者が在宅ワークで得られる収入は現状、多くありません。

資産を切り崩すことはないから、良しとしています。

月収ベースでみると

在宅で仕事をすることで現状、得られている収入は月平均15万円ほど。

筆者の場合、生活費は毎月10万円前後です。支出よりも収入が多い計算になります。

自由度を考えると、現状の働き方はなかなか気に入っています。

拘束されるのは週2〜3回、半日ほどです。その他の時間は投資戦略を立てたり、こうして記事を書いたりする時間に充てています。

無理なく収入を増やす手立てをゆっくり、考えているところです。

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「フルタイムではない生き方」に変えてよかったこと

会社員として働いていたときと比べると現状、収入は1/3ほどになりました。でも、この暮らし方に変えて本当に良かったです。

今後、フルタイムのような働き方に戻ることはおそらく、ないでしょう。その理由は3つあります。

心にゆとりができた

フルタイム勤務をやめて、自分のペースで働くことを選んでいちばんよかったことは、何といっても「心のゆとり」です。

ミーティングなどの決まった約束がなければ、仕事をする・しないはその日の都合で決められます。

平日の昼間、実家へ機嫌うかがいに行ったり、混んでいない時間帯の美術館・博物館を巡ったりするのはなかなかの贅沢です。

仕事中もコーヒーを豆から、お茶を茶葉から淹れたりする気持ちの余裕があります。

日曜夕方の憂鬱や、月曜朝の苦しみはもう、遠い思い出です

お金の使い方が変わった

衣食住に必要なものには出費しますが、ほしいものがあまりなくなりました。

株式投資でよくもらう優待で外食をしたり、ホテルに泊まったりする「お金のかからない楽しみ」が増えたように思います。

生活全体がシンプルになった

基本、家にいるからか、日々の生活がシンプルです。

冷蔵庫にしまってある食料品の隅々まで目がいって、食料廃棄がなくなりました。

テレワークの合間にありあわせの材料で、ご飯やおやつを作ったりするのも、いい気分転換です。

台所で出た生ごみは家庭菜園で肥料にするか、細かくして場所を取らない形で冷凍保存して、溜まったら小さくまとめて捨てます。

集積所に出すごみ袋の小ささをみると、生活がシンプルになったことを実感します。

フルタイムを「きつい」「やめたい」と思っているなら

筆者のような働き方は少しずつ増えているかもしれませんが、まだ一般的ではないでしょう。

でも、ここ数年「やっと自分にフィットした働き方が見えてきた」と実感しています。

気持ちの変化について2年前、40代でフルタイムはきついから。働く時間と年収を1/3にして分かった大事なことという記事にもまとめました。

ここまで記事を読んでくださった読者の皆さんのなかには、フルタイムがきつい、やめたいというお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。

毎日のフルタイム勤務は本当に、大変ですよね。でも、小さなスキマ時間を見つけて、できそうな仕事を少しずつ試してみませんか。

長時間労働からの解放の、大きな一歩になるかもしれません。