
実家でテレワークをしていた平日の昼過ぎ。固定電話が鳴りました。
時間帯を考えて、これはもしや?と詐欺を疑いつつ、受話器を取りました。
平日の15時。高齢者を狙った?時間に電話が
電話に出てみると、温和な感じの女性の声で、会社名を名乗ってきました。
どうやら、詐欺ではない様子。少し話を聞いてみると、セールスの電話とわかりました。
たまたま実家にいた筆者が電話を取り、セールス電話に応対
早く切りたいと思いつつ話を聞くと「ご自宅にご不要の古本はありませんか」とのことだったので「ありません」と答えると。
電化製品、和服、古着、インテリア、家具などと、あらゆる不用品の有無を尋ねられました。
都度「ない」と答えて電話を切ろうとするものの、矢継ぎ早に話を振られてなかなか切れません。やっと切り、通話時間をみると7分が経っていました。
しつこいセールス電話に対する、老親の反応
電話を切って「もう少し怒ればよかった」と言うと隣で、電話のやりとりを聞いていた母曰く「あまり変なことを言って目をつけられたら怖いから、あれくらいの態度でよかった」と。
「どうして、電話セールスのような仕事をしてるのかしら。いきなり電話かけたら不審がられるし、怒る人もたくさんいそう。ストレスたまる仕事よね」とも。
しつこい通話に対する怒りはなく、セールスの人に興味をもったようで。
電話かかっても出ないでねと念押しすると「大丈夫よ」とは言うものの、一抹の不安が残りました。
セールス電話のどこに、腹が立ったか
最大限怒ればよかったと電話を切ったあと、しばらくモンモンとしました。
切りたい雰囲気を出しているのに会話を続けてきたことや、売れるような不用品はないと答えたときの「何かあるよね」と詮索するような態度に、かなり腹が立ちました。
老親をびっくりさせる不安があったから静かにイライラしながら通話を続けましたが、一人だったらブチギレていたでしょう。
セールス電話は、どんな手口だったか
このとき、どこで電話番号を知って、かけてきたのかを聞きそびれました。
何か、名簿的なものに電話番号が記載されていたのでしょうか。
参考までに、今回のセールスの手口を紹介します。
ソフトな口調だが、しつこい
電話口のセールスの人は、会社名と個人名を名乗り、マニュアル通りと思わせるソフトな口調でした。
ただ、途中で電話を切ろうと試みても次の話に移りなかなかきれず、かなりしつこかったです。
お得みを強調、今だけ的な特別感を出してくる
「本来なら捨てるのに料金がいる不用品なども、弊社では無料で引き取ります」と、お得を強調してきます。
年度末でキャンペーンをしている、特別料金で引き取るなどとも言っていました。
こうしたセールス電話を経て、高齢者宅を訪問する流れの商売のようです。
なぜ高齢者がターゲットに?
個人宅に固定電話を持っているのは、主に高齢者。ネットよりも電話のほうが安心と考える傾向もありそうです。
平日の昼間、固定電話にかけてくるということは高齢者をターゲットにしてるのか、と想像できます。
なぜ、高齢者をターゲットにセールスを行うのでしょうか。
高齢者が抱える不安につけこむ
独立行政法人国民生活センターのサイトに「高齢者の消費者被害」というページがあります。そこには、
高齢者は「お金」「健康」「孤独」の3つの大きな不安を持っているといわれています。悪質業者は言葉巧みにこれらの不安をあおり、親切にして信用させ、年金や貯蓄などの大切な財産を狙っています。高齢者は自宅にいることが多いため、電話勧誘販売や家庭訪販による被害にあいやすいのも特徴です。
独立行政法人国民生活センター「高齢者の消費者被害」より抜粋
と記載されており、高齢者をターゲットとしたセールス被害の事例も、多く掲載されています。
今回、筆者の実家にかかってきた電話勧誘のほか訪問、ネット通販など高齢者を狙う悪質なセールスは多く存在するようです。
我が家で実践する、悪質セールスをはじめとした迷惑電話への対処
老親が悪質なセールスに引っかかるのは絶対に、避けたいですよね。
我が家では、いくつかの取り決めをしています。
電話対応のルールを決める(知らない番号は出ない、すぐに家族に相談)
基本、知らない番号からの電話には出ないと決めています。
出てしまったら即、家族と連絡をとってもらうように言っています。
迷惑電話防止機能のある電話機の導入
数年前に、迷惑電話を防止する機能のついた固定電話を導入しました。
かけたときは「トラブル防止のため録音しています」、かかってきたときは「詐欺の可能性に注意して」とのアナウンスが流れます。
定期的に様子を確認する
基本的に毎朝、電話をかけて様子を確認し、定期的に実家に足を運んで様子を確認するようにしています。
そこまでしなくていいと言われますが、万一を考えると必要かなと。
セールスや詐欺への対処には、弊害もある
実家へのセールスや詐欺を日々、警戒しています。
あまりに警戒しすぎての弊害も、いくつかあるんですよね。
必要な連絡もスルーしてしまう
老親はセールスや詐欺を恐れて基本、固定電話が鳴っても出ません。
そうなってくると必要な連絡もスルーしがちで。おじ(母の弟)から「姉さんに電話したけど出ない」と筆者に電話がかかってくることも何度かありました。
番号表示されるように設定しても「見えないの」と言われてあまり、意味がないんですよね。
周囲が「何かあったのでは?」と余計な心配をする
老親と連絡を取ろうとして電話をして、何回か出ないと不安になります。
心配して実家へ行くこともあり「どうしたの?」と笑われます。何もなければまあ、よしというというところではありますが。
弊害への対処
弊害への対処としては、連絡を取る(電話・実家へ行く)の二択です。
合言葉なども決めておくと、いいかもと思います。我が家ではまだ、実践していません。
老親を狙ってかかってくる一連の電話は、他人事ではない。どう撃退する?
実家でセールスの電話に遭遇してみて、高齢者をねらう詐欺やセールスは身近にあると思い知らされました。
老親には「知らない番号の電話に出ないで」と改めて、念押ししています。今度、実家でこうした電話を取ったら、
- 「特定商取引法で迷惑電話は禁止されていますよね?」と聞く
- 「消費者センターに通報します」と伝える
- 「通話を録音します」と言う
など選択肢をいくつか用意して、撃退したいです。
実家で仕事をするテレワークデーも、意外と大事かも
週に1回程度ではありますが、実家へ行って仕事をしています。
頻繁に顔をみて、一緒に食事をしたりすることで健康状態も分かりやすいし、いろんな話をすると困りごとがあったとき気づきやすくなるかなと思っています。
今回、こうした悪質なセールス電話に、筆者自身が遭遇して警戒レベルが上がりました。
皆さんのご実家では、いかがですか。似た経験があれば、ぜひコメントで共有してください。