新宿で、就職相談会に参加したときのこと。
帰り、都庁前から大江戸線で帰ろうと地下へ入ると、献血ルームがあり「血液が足りません」の表示が。一瞬「献血しようかな」と思いました。でも、この日は踏みとどまりました。というのも、自分に献血する資格があるかどうか不安だったから。
いざエントリーして「良い血ではないので不要です」なんて言われたらショックだなあと思ったのです。
でも、慢性的に血液が足りていない状況があると最近テレビで知ったので、気にはなりました。

自分は献血できるか、できないか
都庁前から地下鉄に乗っている間に、スマホで献血について調べました。
献血できる条件とか、どれくらいのペースでして良いかとか。
条件としてはエイズ感染疑いや最近の海外渡航歴・歯科治療・特定薬物使用の有無、病歴、それに最近ピアスの穴を空けた場合はNGなどと書かれていました。
献血の種類や分量によって、次に献血するまで2週間から三ヶ月空けることが必要だそう。
私が心配している「血液検査の結果が悪い場合」というのは条件欄に書かれていなかったので、もしかすると自分も献血できるかもしれないと希望を持ちました。

献血ルームでの体験談的なブログ・ツイッターを検索
SNSなどをランダムに検索してみると、最近献血をした人の感想文などがチラホラと出てきました。
感想の多くは献血後のお菓子やソフトドリンク、漫画読み放題に関することでした。
が、中には「血液検査の結果が無料で送られてきた」と書いている人があり「おっ!」と思いました。
日本赤十字社の献血サイトに戻ってみてみると「検査サービス」のページにこう書かれていました。
血液センターでは、献血にご協力いただいた方々への感謝の気持ちとして、7項目の生化学検査成績と8項目の血球計数検査成績についてお知らせしています。
献血Web会員サービス「ラブラッド」の会員の方は、献血後2~5日程度でWeb上で検査成績を確認できます。
こちら近年、長年の飲み過ぎがたたっているのか肝臓関連の数値が良くなくて、年に一度の健康診断で血液検査をしては一喜一憂を繰り返していました。
なので、献血をしたら健診の時と同じように数値を出してくれるというのは自分にとって朗報でした。
【2023年4月追記】毎年、献血と自治体の健康診断で肝臓の数値を把握
この記事を書いたあと、実際に最寄りの献血ルームを予約。献血をしに行きました。

初めての献血もwebから予約できます(日本赤十字社「ラブラッド」より)
その後3年のあいだ、献血は年中行事のようになっています。
我が家から一番近い、秋葉原駅からすぐの「akiba:F献血ルーム」というところが定番です。
いつも平日に予約するのに割と混んでいます。仕事の合間に来てる?風な人もちらほら。場所柄ですかね。
献血は大まかに、5つのステップに分かれて進みます。
献血の大まかな流れ
受付
献血ルームに到着すると、入り口の受付でまずチェックインをします。
初回は、顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、社員証など)が必要です。
問診
受付が済むと医師による問診が行われます。混んでいると、しばらく待たされることもあります。
当日の体調や血圧、体温測定等が行われ、病歴や海外渡航歴などを聞かれます。
ここでNGが出て、日時変更の指示を受けたことがあります。
献血後に予定があると伝えたら「献血後に万一、具合が悪くなっても責任を持てない」とのことで、日時変更しました。
採血
全血献血、成分献血のどちらかを受けます。
全血献血は200mlか400ml、成分献血は血小板成分献血・血漿成分献血とそれぞれ2種類あります。
休憩・終了
採血が終了すると「15分ほど休憩してからお帰りください」と言われます。
休憩スペースにはお菓子や飲み物のサービスが。雑誌なども置いてあり、くつろげます。

ハイチュウとコーヒー、アイスで一服
特に気分が悪くなったりしなければ、これで全て終了です。
献血ルームよって提供されるお菓子や飲み物には差があるみたい
初めて献血を経験したのは秋葉原のakiba:F献血ルームというところでした。
何回か通ううち、別の献血ルームも行ってみようかなと、家から比較的行きやすい押上の献血ルーム feelに足を伸ばしました。
ここは見晴らしがよく広々として、筆者が行ったときは比較的空いていて落ち着いて献血ができたように思います。
献血後は飲み物とスナック菓子のサービスがありました。
飲み物はコーヒーから紅茶、抹茶、スープまでラインナップが多くて迷うほど。写真はカフェオレです。
お菓子がたっぷりで満足。ゆっくり休んでから帰りました。
献血記録の通知
自分が初めて献血をしたときは結果があまり良くなく、コレステロールや肝臓に関する数値が基準値を上回っており、γ-GTPに至っては100を超えていました。

献血Web会員サービス ラブラッド「献血記録の確認」より
そのとき3ヶ月ほど休酒したあと自治体の健康診断を受けると、数値は正常値まで下がりました。
数値が下がるとともに自分はまだアル中のような危険な状態ではなかった、自分の意思で飲むか飲まないかを選べる!という自信を持ちました。
可能なら、コンスタントに献血を
その後はちょくちょく、献血へ行くようになりました。
献血していちばん助かるのはやはり、肝臓の数値など献血結果の通知をしてもらえることでしょうか。
わかるのは肝臓の数値のほかコレステロール値や血圧・脈拍、血球計数検査数値です。
ほか、お菓子や飲み物のサービスを受けられるのも、ささやかな楽しみでしょう。
それに、血液が必要な人の役に立ったかなと、ほんの少しですが満足感を得られるかもしれません。
献血については献血の血液検査サービス、16回分の結果を振り返るや、献血の記念品にもらった若狭塗箸は、箸置きもついて使いやすいお箸といった記事にも書いています。
これらの記事もよかったら、お楽しみください。
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