
客先へ行く用事があり、オフィスに到着して担当者が来るのを待っていると。
「いつも早く作業してくださってありがとうございます、ほんと助かります!まじで!!」と、担当者に声をかけられました。
大学出たて風の若い担当者の気遣いに、心が温かくなった一言でした。
気を良くして、帰りに居酒屋で一杯やっていると。隣に、職場の同僚らしき女性二人が座りました。
「課長いつも一言多いよね。こないだも変なこと言って、パートさん辞める辞めないで、ひと悶着あったし」などと話していました。
相手の心を優しく包む一言が言える人と、悪気なく余計なひと言を言ってしまう人は、どこが違うんだろう。
言われて嬉しい「感謝のひと言」って、どんな言葉?
これ言われると嬉しいんだよね、という言葉には例えば、どんなものがあるでしょうか。
行動へのリスペクト系
「ここまでしてくれるなんて、すごい!」
「あなたのおかげで助かった」
「努力がちゃんと、成果に出たね」
存在肯定系
「あなたがいてくれてよかった」
「話したらいつも、元気もらえる!」
「一緒にいると落ち着く」
「あなたの考え方、好き」
褒め系
「センスいい!」
「そういう発想、面白い」
「真似したい」
「説明わかりやすい!」
信頼系
「安心して任せられる」
「一緒なら、うまくいく気がする」
「いつも頼りにしてる!」
こういう肯定的なひと言は、言われるとうれしいですよね。もちろん「本気で言ってる感が伝わると」だけど。
逆に余計なひと言って、どんな言葉?
余計なひと言も、なかなかバリエーションに富んでいると思います。
よくあるところを挙げると、こんな感じでしょうか。
褒めてるつもり系
「思ったより仕事できるんだね!」
「その服、今日はオシャレ!」(今日は?)
「今日はいい感じ!」
励ましてるつもり系
「もっとできない人もいるよ!」
「死ぬわけじゃないし」
「気にしすぎ」
「若いんだから」
無意識的圧系
「これくらい、誰でも余裕でしょ!」
「普通はできるよね?」(普通って?)
「まだ終わってないの?」
無神経系
「その髪型、前のほうがよかったかも!」
「結婚しないの?」
「それ非常識だよね」
どれも言われたことがあるやつです。筆者だけではないと思います、たぶん。
余計なひとことを言われてしまったら
こんなふうに、心が折れそうなことを言われてしまったら。
- 「この人、人間関係で損するタイプだ」
- 「言うということは、言われて生きてきたんだろうな」
と、心のなかで昇華するといいようです。さらに、
- 「いつも正しいですね」
- 「いやいや、きっついご冗談を」
などと、嫌味をさりげなく言いたいところですが、なかなかハードル高いですね。
まずは心のなかで仕返ししつつ、うまくスルーできたら、自分をほめてあげませんか。
感謝の言葉が出てくる人と、余計なひと言を発してしまう人は何が違うんだろう
いつも嫌なことを言ってくる人がいて、会社を辞めてしまいたくなった経験がある人、少なくないと思います。
余計なひと言が積もり積もっていくと、ものすごいストレスになるんですよね。
逆に「この人、天使!?」っていう感じの優しい言葉で周囲を温かくする人も、職場にいませんか。
その違いって、おそらく「相手を思いやれるかどうか」ではないかと思うんですよね。
感謝のひと言が出る人は「相手ファースト」
相手の心や行動を想像する人は、
- 「この人がこの時こうしてくれたから、うまくいった」
- 「忙しいだろうに、こんなにしてくれた」
と、いう考え方ができるのではないでしょうか。そうなってくると、感謝の言葉が自然に出てくるでしょう。
習慣になっている人は、そういう言葉中心の会話が成立して、周囲を幸せにするように思います。
余計なひと言が出る人は「自分ファースト」
余計なひと言が出てしまいがちな人は、自分しか見えてないのかもしれません。
そのひと言が周囲に与える影響を考えずに、言ってしまう的な。
「私は忙しいからできない」と言うか「みんな忙しいと思うけど、手伝ってもらえたらできるかも」と言うか。
「もっと早くできませんか」と言うか「1時間でやってもらえると、ほんとありがたいです」と言うか。
同じ仕事を前にしても、人によって出てくる言葉には、違いを感じませんか。
感謝のひと言にも余計なひと言にも「クセ」がある
この人いつも余計なこと言うよね、という人は、そういう言葉を発してしまうクセのようなものがあるように思います。
ネガティブワードを発するクセがあると、人から孤立してしまうだけでなく、自分も幸せではないでしょう。
相手の心が和むような感謝のひと言を添えるクセ、身につけたいものですね。
- 「1日1回、誰かに感謝を伝える習慣をつける」
- 「相手の行動を観察して、気づいたことをポジティブな言葉にする」
といったことを習慣化すると、身の回りが少し変わるでしょうか。
どんな組織にも感謝のひと言を添えられる人、余計なひと言を連発する人はいる
「嫌なことばかり言う人がいるから会社辞めたい」みたいな悩み、皆さんの周りでもよく聞きませんか。
ふだん家で仕事してる筆者ですら、わりと聞きます。
そうした悩みについて考えた記事を、ここでも書きました。
会社のように、いろんな人が集う場所には感謝のひと言が言える人も余計なことばかり言う人もおそらく、必ず存在します。
辞めて別の会社に移っても、その悩みから解放される可能性は低いでしょう。
筆者も会社員時代はそんなことを考えてテレワークに移行し、サラリーマンでなくなった今も、在宅中心の生活を送っています。
人と直接関わる機会が減れば、余計なひと言に遭遇するタイミングも減ります。
言われることはなくなりませんが、言われているのを目にすることは、あまりなくなるからです。
完全に人と接しない仕事は、なかなかないでしょう。
テレワークでも余計なひと言を100%防御するのは、難しいことのように感じています。
それでも、自分が発する言葉を意識することで周りの環境を、少しずつ変えていければいいですね。
周囲の余計なひと言に耐えられなくなってきた!という場合は、無料相談窓口(働く人の「こころの耳相談」)などに相談するのも一策でしょう。
この相談窓口は、厚生労働省が外部機関に委託して運営しているようです。
電話やSNS、メールなどで相談できるとのこと。こうしたサービスを利用してみても、いいかもしれませんね。