お酒が好きで毎日飲んでいました。飲んだからといって気分が悪くなったりすることはなく、そう強くないけど、弱くもないんだなという意識でいました。
でもここ最近は疲れていると、飲んだらすぐ顔が赤くなったり、急に眠くなったり。肝臓の数値(γ-gtp)が100を超えることも珍しくなくて。
何より、量を飲んでいないのに次の日に残りやすくなったことが気になり、1年ぶりの禁酒に踏み切りました。
これまでも何度か、期間を決めてお酒をやめたことがあります。痩せることが分かっているから、期待して挑みました。
お酒をやめると、どれくらいで体重が減り始めるのか
筆者の経験上、お酒をやめると2週間目くらいから体重に変化が現れてきます。今までは、だいたい1ヶ月で1kgずつ落ちるパターンが多かったです。
変化を感じるためには食事にもある程度、気を配る必要があります。お酒を飲んでいるのと同じカロリーを摂取してしまうと、痩せる可能性は低くなるでしょう。
野菜や海藻を多めにとるなど食事を工夫することや、飲み物はカロリーがない、もしくは少なめの炭酸などを選ぶと、腹持ちがいいでしょう。
体重の変化には、個人差があるかと思いますので、参考までに。
飲酒が習慣になっている場合、急に飲まなくなると眠れないことも
毎日お酒を飲んでいて、急にやめるとその夜は決まって眠れません(筆者の場合)。
今回の禁酒では、眠れなかったタイミングで風邪をもらってきてしまい、こじらせること数日。
1週間ほど咳が続きましたが、なんとか調子が戻りました。
お酒を絶って数日は眠れなくて辛いのが分かっているから、禁酒に踏み切ろうとしてもなかなか、踏ん切りがつかないんですよね。
禁酒から数日、眠れない日々を過ごした後は安眠に
禁酒から何日かは、あまりよく眠れない日が続くものの、だんだん慣れてきます。1週間くらい経つころにはぐっすり眠れるように。
寝れる夜が板につくと、翌日が爽快です。むくみが取れるのか、10日ほど経つと普段着ている服がゆるくなってきます。
ただ、この段階ではまだ、痩せているわけではないようです。体重は変わらないので。
日が暮れると「飲みたいなぁ」と
お酒を休んで1週間から10日くらいだと、飲みたい感情が割と大きいように思います。
晩酌がデフォルトだから、夜の献立もなかなか決まりません。
飲まないなら何を食べたらいいのかをいろいろ調べたり、思い出したりする日が続きます。
飲まない日の夜、何を食べているか
禁酒しようかなというとき。晩酌をしない夜に何を食べたらいいのかは、大きな問題です。
晩酌と同じメニューでは食べた気がしないし、何より眠れません。
と、いうわけで、お酒の代わりに炭水化物を用意します。禁酒から数日はカレーや揚げ物、炒め物+ご飯のおかわりという高カロリーのラインナップで、飲めないストレスを発散します。
この段階では、お酒で摂取していた糖分やカロリーを身体が、どうにかしてとろうとしている感じです。
何日かするとそれにも飽きてきて、何か別のものを、といろいろ考えるようになります。
ご飯もののアレンジで、お酒のない夜を楽しく
ここで考えたのは、ご飯のアレンジです。わかめの佃煮やひじきの煮物を炊いたご飯に混ぜたり、野菜やツナで炊き込みご飯にしたり。かさ増しして食べると割と、満足感が得られます。
ごぼうやこんにゃくは値段が安いことも多いし、ボリューミーだからよく使います。
いろんな具材を使えば、栄養バランス的にも良さそうですしね。それに、ご飯と一緒に炊けばいいから簡単です。
どうしても飲みたいときは、どうするか
禁酒に踏み切る前は、やっぱり「飲みたくなったらどうしよう」という恐怖がありますよね。
そんなときのために、断食道場の情報を集めておいて「いざというときは1週間くらい滞在しよう」と考えていました。
幸い、まだ断食道場のお世話にはなっていません。
断食道場というと、厳しい環境で修行をするイメージがあるでしょうか。
最近では「ファスティングホテル」や「デトックスプラン」など、普通に宿泊して低カロリー・ヘルシーな食事を楽しみながら、温泉に入れたりする宿も少なくないようです。
楽天トラベルやじゃらんnetなど、一般的な宿予約サイトで「断食道場」「ファスティング」「デトックス」などとキーワード検索しても、簡単に探せますよ。
飲みたい気分の時の、ノンアルコール飲料について
飲みたい気分のとき、ノンアルコール飲料を買うことがあります。
多くの酒飲みにとって、ノンアルドリンクはあまり、美味しいと思えない飲み物なのでは。
でもたまに、飲んだ気分を味わうにはまあ、いい選択肢かなとも。
お酒のように大量に飲む気にはならないから、少し飲んだら炭酸水などに切り替えます。
炭酸が入っていれば、お腹にたまるからダイエットにも一役買うかもしれませんね。
ノンアル飲料は、通販などで同じ銘柄のものを大量買いしてしまうと確実に飽きるから、店頭で数本買うのにとどめています。
禁酒から10日。現状感じている変化について
休肝日なく毎日、飲み続けていたのを休みはじめて10日。短い禁酒期間でも、いろんな面に明らかな変化が出始めています。よかったことは例えば、
- 着ている服をきついと感じなくなる
- 夜、よく眠れるから昼間の疲労感から解放される
- 肌ツヤが良くなる
- 飲んだ後のように即寝にならず、読みたい本をゆっくり読む夜が過ごせる
- 週末、飲みに行っていたのが銭湯+ラーメン+スイーツタイムになり、コスト削減に
- 酒代がまるまる浮く。1日1000円近く使っていたのが炭酸水1ℓ(100円ほど)で済むように
など。逆に気になることは、
- 飲みたい気分がまだある
- 米の消費が早い
の2点です。ここのところ米不足だから、お米が減るのは少しストレスかなというところ。
飲みたい気分になるのは想定内です。飲みたいなと思ったらさっさと、ふとんに入るようにしています。
とはいえ、禁酒から10日しか経っていませんが、いいことの方が多いです。
これから体重が減っていくのは分かっているので、今が踏ん張りどころという感じ。
アルコールと肝臓のはなし
東京逓信病院発行の「肝臓病新聞」に、肝臓医やコーディネーターによる寄稿記事がありました。
アルコールの総消費量は減少してきている一方、アルコール性肝障害の患者数は依然増加傾向にあります。即ちアルコール依存者は減っていないことを意味します。これには 女性飲酒者が増加傾向にあることも関連していると言われています。
内科 肝臓学会肝臓専門医:白神 邦浩 「アルコールと肝臓」より引用
お酒を飲まない人も増えていると聞きますが、一方で、お酒のせいで肝臓を患っている人も少なくないのですね。また、
日ごろ、習慣的にお酒を飲んでいた方は、肝臓内に脂肪細胞をためています。禁酒、一か月で肝臓脂肪が15%減らすことができ、さらには体重が2%も減ったという方もいます。
看護部 広島県肝炎コーディネーター:山本 由季
「肝臓をいたわりましょう ~禁酒の効果~」より引用
といった内容の記載もあります。
よほどの病気ならともかくとして、健康な人なら「今すぐやめて、もう絶対に飲んではいけない」ということではなく「まず数日の禁酒から」と言われたら、ハードルはそう高くない気がしませんか。
お酒をやめると、どれくらいで効果を実感できる?
お酒をやめる効果についても、個人的な意見の範疇にはなりますが、やめて3日目が過ぎるあたりから「体調いいかも?」と感じられるように思います。
ただ、禁酒から2〜3日は、眠れない日が続くことが予想されます。
お酒をやめるなら休日の前の日、できれば連休前から取り組むと、身体への負担が大きくないかなというところです。
お酒をやめるのは無料。目標体重に到達したら、また再開しよう
自分で決心さえすれば、いつでもお酒はやめられます。
今後ずっと飲まない、というのではなく、目標を達成したらまた美味しく飲もう!くらいの気持ちで取り組むと、続けやすいと思います。
お酒をやめるのはタダ。というより、お酒代がかからなければ家計もだいぶ、スマートになります。
思い立ったが吉日。お酒、試しにやめてみませんか。
過去にも、お酒と向き合った記事をいくつか書きました。こちらのカテゴリから読めますので、ぜひ。