大きな額ではありませんが、7年前から株式投資をしています。
長期間かけて、たくさんの銘柄を保有したいと考えています。なるべく、投資金額の少ない銘柄を選んで細々と購入中です。
株式投資をする目的は配当金を得て、少しでも生活の足しにしたいということ。それと、株主優待を楽しみたいということの2つです。
なので、購入する銘柄はできれば優待があるものと考えて選んでいます。
でも、買ってみて優待を得て使ってみると。予想通り楽しく使えるものもあれば「思ってたのと違う」という優待も、けっこうあるんですよね。
今まで買った株主優待のなかで、損だったと思った銘柄は6つ
株式投資をするうえで、優待は大きな楽しみのひとつです。
大きな取引をしなければ手数料がかからない松井証券をメインに使っています。
投資は不動産や信託もしていますが、楽しいのはやっぱり株式。
優待がなくて金銭だけを動かす投資は、自分としては面白みをあまり感じないんですよね。
でも、ワクワク感満載で購入したものの「あれ?」と思った銘柄もいくつかありました。
INPEX(インペックス)
原油・ガス開発生産国内最大手のINPEX。株主は、最低取得単位の100株を保有していると「直江津LNG基地等の見学」という優待が受けられます。
コロナの影響で長らく見学見合わせが続いていたことや抽選制なことから、まだ見学には至っておらず長期保有している割には、優待目線でのお得感はまだ感じていない銘柄です。
ただ、買った時より株価がだいぶ上がったのと配当利回りが4%前後あることから継続保有中。
ちなみに400株以上保有すると、株数に応じた額面のクオカードがもらえます。400株以上を継続保有することで額面が上がるようです。
楽天グループ
いつ買ったのか分からないくらい前から、100株保有している楽天グループの株。
株主優待は関連アプリの無料利用(期間限定)と楽天キャッシュの付与です。関連アプリの無料利用はし尽くしてしまい、年1の楽天キャッシュ(1000円)を受け取るのみという状況が続いています。
株価が低迷しているうえ配当利回りも1%未満と少なく、仕方なく保有中。いつか回復するのではという期待をこめて、しばらく売らないでいます。
【2024年5月追記】
楽天は株主優待に変更がありました。
楽天グループ株主様向け「楽天モバイル」特別ご優待
(「音声+データ30GB/月」プランを1年間無料にてご提供)
先行申込期間後のご案内(2024年5月1日以降~)楽天公式サイト「株主優待」ページより
我が家にも案内が送られてきました。利用のしかたがよくわからず、難儀しているところです(笑)。
テレ東ホールディングス
優待に「公開収録番組観覧の抽選権」とあったことから、安値をつけたときに買ったテレ東株。
買ったときよりだいぶ株価を上げてくれているのはうれしいところですが、抽選に全然当たりません。
当たるまで保有するかどうか検討中。ちなみに番組観覧抽選権のほか、クオカードが毎年500円分届きます。
アドバンテッジリスクマネジメント
ストレスチェック関連のビジネスを手がけるアドバンテッジリスクマネジメントは、100株を1年ほど保有しています。つい先日、初めて株主優待が届きました。
「アドバンテッジタフネス」という会員制ストレスケアサイトを1年間利用できるとのことで楽しみにしていたのですが、会員登録やログインの方法がわかりにくくて結局、届いたその時しか使っていません。
配当利回りも2%程度と特別高いわけではないし、高値をつけたタイミングで売ってもいいかなと思っているところです。
ヤマダホールディングス
ヤマダ電機で知られるヤマダホールディングスも、値下がりしたときに買った銘柄です。
少額で買えて配当利回りも3%台とまあまあだから、人気がありますね。ちなみにこちら、375円のときに100株を買いました。
500円相当の優待割引券が2枚(=1000円分)届いて、お店へうれしく出かけたところ。
「買物金額税込1,000円以上につき1,000円ごとに1枚使用可能」と小さく書かれているのをお店の人に教えられて、少しがっかりしました。
1000円分購入できるクーポンだと思っていたものが、半額クーポンだったんですよね。
半額セールなら株主優待でなくてもいいような気もするし、ヤマダ電機は自宅の近くにはないしで、個人的にはあまりお得みを感じていません。
MRKホールディングス
MRKホールディングスは補正下着販売の大手。RIZAPの傘下です。化粧品やサプリも手がけるほか、レストランなども運営しています。
1年ほど前、111円のときに400株買いました。400株だと株主優待は
- 優待割引券5,000円相当
- 継続保有期間3年以上でRIZAPグループ商品との交換ポイント10,000ポイント
の2つ。1ヶ月ほど前に優待割引券が届いたところです。10,000円以上のお支払い毎に5,000円券を1枚利用できるというもの。
使えるお店の情報などをみた限り、自分目線では優待割引券にはあまりお得みがない印象を受けたのですが、まだ使っていないので実際に利用して、どんな感じかを確かめたいです。
RIZAPグループ商品との交換ポイントのほうは、まだもらっていません。こちらのお得感を体験して、継続保有か売却かを検討しようと思っています。
【継続保有中】お得感があったと思う株主優待は11銘柄
今のところ幸い、自分が保有している銘柄のなかではお得感を感じている優待の方が多いです。
好みの優待を出している企業には、一方的な好意を抱いています(笑)。
クオールホールディングス
クオールは最近保有した銘柄です。コンビニの中にある調剤薬局で知られていますね。
自分が買ったときより株価が上昇しているうえ、優待もなかなか楽しめるものだったので好感度大きいです。
100株以上1年未満の保有で自社グループ商品のカタログギフトを1点、1年以上保有すると2点選べます。500株以上の保有だと選べる点数が増えるようです。
今回は青汁を送ってもらいました。サプリメントやスキンケア用品、寄付なども選べましたよ。
コメダコーヒー
コメダは5年以上継続している銘柄です。自分が購入した後しばらく低迷しましたが、最近急上昇してくれています。
優待はプリペイドカードへのチャージ。100株以上の保有で年間2,000円相当のチャージがあります。300株以上を長期保有するとチャージポイントが増えるようです。
配当利回りは2%程度とやや低めですが、コメダで使える2,000円分のチャージもあるし、業績も好調だしまだしばらく保有するつもりです。
SBIグローバルアセットマネジメント
SBIグローバルアセットマネジメントは金融関係の会社らしいのですが、自分の理解力では何をしているのかいまいちピンときていません。
株式情報誌には「金融機関の有価証券運用受託が柱」とあります。株主総会へ行ってくわしく聞いてこようと思っているものの、まだ機会に恵まれていません。
この銘柄は株主優待がめっちゃ魅力的で楽しみに買いました。100株以上の保有で
- 株式新聞の購読サービス
- 年間5,000円相当の暗号資産付与サービス
があります。株式新聞もよく読んでいるし、暗号資産も増減をチェックするのが楽しみです。
500円のとき100株購入し現在、やや上昇傾向にあります。配当利回りも4%近くあり、お買い得な印象を持っています。
アサンテ
アサンテは住宅用シロアリ防除の大手。「空き家問題が深刻」とテレビのニュースで見たことが購入のきっかけです。
優待は年間2,000円相当の三菱UFJニコスギフトカードで、年2回に分けて送られてきます。いろいろなお店で使えるから、友人に会う時など手みやげが入り用なときに重宝しています。
配当利回りも4%近くあり、安心して継続保有できる銘柄なのではという印象です。
橋本総業
橋本総業は空調関連機材の卸売をしている会社です。
配当利回りがよく株主優待もあることを知り、購入の機会を待っていたところ、最近買えました。
つい先日、株主優待のオリジナルクオカードが届きました。支援しているスポーツ選手の写真入りクオカードでした。
JR九州
JR九州は2020年のコロナショック時の暴落タイミングで買いました。購入後3年ほど低迷して、ここ半年くらいで、やっと息を吹き返した印象です。
関東在住の自分でも身近なところで使える優待があるほか、九州へ行かないと使えないものはチケットショップで売れることが分かり、お得感があるように思っています。
都内にある提携のレストランで、2,500円分の株主優待券を使いました。
ほか、鉄道株主優待券を買い取ってもらいました。買取価格は2,000円くらいだったと思いますが、正確な記録が手元にありません。
配当利回りも3%台と悪くないし、安定していると考えて継続保有中です。
東京テアトル
東京テアトルは不動産事業や映画配給などを主力としている企業です。
数年前に保有したあと一旦売り、最近買い直した銘柄です。今まで銘柄買い直しの経験はあまりなかったのですが、優待の魅力に惹かれた形かも。自分が保有している100株では、年間8枚の映画招待券がもらえます。
8回も、無料で映画が見られるなんてうれしいですね。
買い直してからはまだ、招待券を受け取っていません。待ち遠しいところです。
KDDI
KDDIは投資サイトなどの人気銘柄ランキングでよく見かけます。自分もネットの記事で知り購入したクチです。
100株以上の5年未満保有で3,000円相当のカタログギフト、5年以上保有すると5,000円相当のカタログギフトが年1で送られてきます。
現状こちら、3年ほど継続保有しており1年目と2年目は焼肉用の和牛、今年は鮭フレークをもらいました。
配当利回りも3%以上あるし、業績も安定しているし今のところ継続保有中です。
カナデン
カナデンはビル設備などを取り扱う商社です。
配当利回りがいいし、クオカードの株主優待もあるしで最近、1株1000円を割ったタイミングで100株購入しました。
業績も良いようで、いい買い物をしたと思っています。
Jトラスト
Jトラストは保証や債権回収などを行う金融グループです。
株価が比較的安くて優待がすごく興味深かったから買い注文を出したところ、運良く買えました。優待は100株保有で
- メンズ脱毛「メンズクリア」で使える30,000円相当の金券
- レディース脱毛「ストラッシュ」で使える30,000円相当の金券
- 美容クリニック「ミラクリニック」で使える30,000円相当の金券
- パーソナルトレーニング「チキンジム」で使える30,000円相当の金券
の4種類。美容クリニックとパーソナルトレーニングの金券が届いたところです。30,000円あると選べるプログラムもいろいろあるようで、どんな体験をしようかと迷い中。
金券は株主本人のみしか使えなくて、売却も不可とのこと。全てマックスで使って、楽しもうと思っています。
東海運(あずまかいうん)
安値圏で推移している銘柄で、買いやすい印象の東海運。
500円相当額の社会貢献型QUOカードが届きました。配当は2%未満と低めですが、今のところ株価が安いので爆上がりを期待しつつ保有中です。
三谷産業
優待品は「当社が選定したニッコー製の品(1,500円相当)」とのこと(100株保有の場合)。
届くのはお皿?とか思いながら、楽しみに待っていました。きれいなアイボリー色をした上品なお皿。これは、なかなかお得みを感じました。
ただ、100株保有株主への優待はこれが最後だそう。優待が出るのは300株以上保有の株主に限定されます。
200株買い増すか、悩ましいところです。
毎日コムネット
毎日コムネットが提供しているのは会員制生活総合サポートサービス「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」1年間の会員加入という、ちょっと珍しい優待。
権利が届いてから、サービスサイトをチェックしました。飲食店などの割引が受けられるようですが、興味のあるサービスを保存したものの、まだ使っていません。
使えるサービスはたくさんある様子。もう少し時間をかけて、じっくり見てみる必要がありそうです。
保有してるけどまだ優待を受けていなくて、実際のお得感が分からない銘柄6つ
購入したばかりでまた優待を受けていない銘柄が6つありました。それぞれ公式サイトによると、もらえる予定の株主優待は下記のとおりです。
- エクセディ:株主様ご優待WEBカタログギフト(3,000円相当)
- コア:「東京国立博物館友の会」「奈良国立博物館メンバーシップカード」「九州国立博物館メンバーズプレミアムパス」のいずれかと引換可能な「株主ご優待券(引換券)」
- SCAT:QUOカード500円分
- DNC:QUOカード500円分
上記はそれぞれ、株主優待がもらえる最低ラインで購入しています。銘柄によっては、保有株数の多い株主には優待を増やしているものもあります。
株式投資のリスク。優待が廃止になるくらいならまだいい
株も投資ですから、やはりリスクが伴います。
自分も持株のうち最近「最低取得単位の100株の優待を廃止する」と発表があった銘柄があります。
保有していれば永遠に、同じ優待が出るとは限りません。
倒産や廃業となるとダメージ大
優待がなくなるくらいならまあ、良しとしても。倒産や廃業となると笑っていられません。
持っている銘柄についてはコンスタントに業績や新しい事業の有無などをチェックして、先行きが安定しているかどうかを確認する必要があるでしょう。
たくさんの銘柄を持つようになると、こうした作業には時間がかかりそうですね。
優待の改悪もよくある
企業情報をチェックしていても、優待情報をスルーしているといつの間にか優待が改悪されていることもあります。
「クオカード1000円届いてたのに、今回500円なのか〜」と現物が届いてみて知ることもあり、ちょっと損した気持ちになったりすることも珍しくありません。
ほか、配当金が下がることもちょくちょくあります。
株主優待だけでなく、配当や成長見込みも要検討
株主優待制度のある銘柄は、国内約4000銘柄うちの4割程度だそうです。
優待を出す銘柄のうち、どれを買えばいいかというのは本当に悩ましいところ。
自分は年1程度で会社四季報の冊子を購入して、優待銘柄の業績情報などをよく読んで確認するようにしています。
たくさんの資料を読む必要がありますが「こんな企業があるのか。こんな優待初めて見た!」と新しい発見もありわりと楽しんでいます。
優待があり、なおかつ配当が高ければ買う価値ありかも
優待を出す企業の情報をみるとき、配当金がどれくらい出るのかを同時に確認します。
配当金が株価の3〜4%程度出るようなら候補に入れる感じです。
ほか、優待がとても魅力的だったり、配当金がすごく高かったりする場合も候補にします。
候補にした銘柄を保存しておいて毎日株価をチェックし、値ごろみを感じたところで購入、というのが自分の買い方です。
成長が見込める企業か、あるいは安定している企業の株かということも熟慮したい
株を買おうと思っている企業について、成長が見込めるかどうかも見極めたいポイントです。
これは、かなり前に購入して株価を大きく下げた銘柄の行く末をみて学びました。
その企業は役員が全員戦前生まれという古い体質で、企業情報を見ても新しい事業にトライしている様子はなく、その後の成長はなかなか難しいのではないかなと感じました。
ちなみにこの銘柄は買った時の1/10になり、かなり反省した記憶があります。
買った時と比較して上がる株もあれば下がる株もある
とはいえ、どんな投資家でも購入した銘柄が全て、買ったときより上昇するということはあり得ないでしょう。
「上がることもあれば下がることもある」という気持ちを持てるか。
損することをあらかじめ想定できるかどうかは株式投資に向いているか、いないかの分かれ目だと思っています。
ひたすら待って買います。最安値みを感じたところで注文
株を始めたころは早く買いたい気持ちが大きくて、良さそうな銘柄を適当に選んで買っていました。
時期を見て買うことをまだ知らなかったので株価の上昇はほとんど見られず、1年たつころには全保有銘柄が半値を割る有様でした。
最安値と判断できるところまで待って買うと、株価の上昇が期待できるでしょう。
継続保有を基本方針にしています。爆上がったら売りも検討
積極的に売買をせず、株主優待を楽しみながら配当金を得るのが、自分の投資スタイルです。
でもたまに、株価が爆上がる銘柄もあります。そういう時は売却して、ありがたく恩恵にあずかっています。
優待クロス取引やつなぎ売りという選択肢も
株価の変動で損が出るリスクを抑えるために「優待クロス取引」や「つなぎ売り」といった取引も活用できます。
この手の取引はまだ、自分は経験がありません。
両者とも高度な手法で気を配っておくポイントが多く、銘柄研究や取引をあまり楽しめないのではという印象をもっています。
それでも楽しめるということがわかれば、トライするかもしれません。
株主優待目的のみの株式投資はしないほうがいいと思う件
自分の少ない経験からの意見ですが株主優待だけを目的に株を買うことは、しないほうがいいと思います。
株式投資は自己判断で個別銘柄を選び出して購入する投資方法で、ややリスクが高い投資だと考えています。
優待の良さに重きを置いて他の情報をあまり持たないままに買うと、株価が下がったときに損をした気持ちが大きくなり、投資に嫌悪感や恐怖を抱く可能性が高いでしょう。
自分も初めて株を買った時は優待目当てでした。買った銘柄の株価は全て半値を切ったいっぽうで、送られてきた優待は1000円程度のお菓子や自社製品、優待クーポンのみで。
そのときは株ナメてたわ自分!と痛感し、しばらく株式投資から遠ざかりました。
株主優待はあくまで、おまけだと思う
豪華な株主優待を用意している企業もなかにはありますが、株主優待はあくまで「おまけ」です。
子どものころ、お菓子についているおまけを楽しみにお菓子を買いすぎること、なかったですか。
たくさん買うとレアなおまけが出てくるから、中毒性があるんですよね。株主優待もそれとよく似ているように思います。
株は基本、資産を増やすための投資
株主優待はとても楽しいですが、株もやはり投資。市場全体が暴落することも珍しくありません。
自分は身の回りの出来事や世の中の情報をふまえて株のほか、投資信託や不動産など投資にもバリエーションを持たせるようにしています。
とはいえ楽しく取り組めているのはやっぱり、株式投資かな。
少額取引なら、取引手数料がかからない証券会社を選ぶと安心
自分はあまり高値圏の株は買わず、安値圏の銘柄が「最安値をつけた?」というところを見計らって購入しています。
なので証券会社は、小規模投資家にやさしいところを選んでいます。
老舗の大手証券会社では1回の取引ごとに高い手数料を取るところが多いです。例えば、大和証券では1取引の最低手数料はオンライン取引でも2,090円、50万円以上の取引になると4,741円かかります(2023年7月現在)。
小口取引がメインの自分は、50万円以下の株式取引なら何度でも手数料0円の松井証券をメインに、50万円まで275円の楽天証券もたまに利用します。
ほか、GMOクリック証券も使ったことがありますが、コンスタントな利用はしていません。
こちらの記事は2023年7月現在のものです。各種配当や優待、料金等は時期によって変動します。実際に銘柄を選ぶ際には必ず、新しい情報をご確認ください。