この記事を読んでくれているあなたはきっと、働きたくないのでしょう。私も働きたくないです。
働きたくないのは甘えではなく、ひとつの考え方だと思っています。
働きたくないのに20年もサラリーマンをしてしまって、働きたくないなら働かなくていい、というか働かないほうがいいのではないかと考えるようになりました。
いまは生活に必要な分だけ、最低限働く日々です。フルタイムの時とはくらべものにならないくらい、生活の質が上がった実感があります。
労働できるのに働いていない人が5人に1人いるというデータに、勝手に勇気づけられています。
総務省「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」
どうして働きたくないんだろう?と考えたら6つの理由が浮上
学校を卒業して社会人になったら、多くの人は就職する道を選ぶでしょう。
自分は学校を出ても就職できずフリーターや派遣で、フルタイム勤務をしていました。
毎朝9時に会社へ行って夕方まで働くなんてしんどい、と思っていましたが口に出しませんでした。真面目ですね。
派遣で一緒に働いていたお姉さんがある日、大声で「働くのキライなんですよ〜」と笑いながら話していて周りがちょっと引き気味だったことを覚えています。
働きたくない、と宣言しても賛同する人がいない場所もあるんだなと。今の自分なら「私も!仕事つまんないっすよね」と一緒に笑うかな。
働きたくない理由ってなんだろうと長年考えてきましたが、だいたい6つの考え方に分かれるように思います。
もともと働くことが好きではない
働くこと自体に疑問を持っているケースです。働きたくないから何度、転職を繰り返してもその気持ちを変えることは難しいでしょう。
ただ、誰も考えつかなかったお金の稼ぎ方を見出すかも、というポテンシャルを秘めています。
「そんなことがお金になるのか!」という方法を思いついたりする可能性があるのでは。
希望の会社や職業を選んだけど、想像と違った
これは新卒で就職したとき、一番感じやすいことだと思います。
やめて転職しようとすぐ動ければいいけれど、大企業で給料がいい場合など特に家族などに引き留められて、ずるずる働き続けてしまうと地獄を見るでしょう。
自分も会社員時代、会社やめたいと周囲に打ち明けたら「女性で結婚してて正社員なんだからぜいたくな悩みだ」とか「正社員なら無理に辞める必要ない」という意見が大半で。
残念なことに、20年近くサラリーマンをやり続けました。大企業ではなく零細企業の。
いま思えば自分の考え優先で速やかに辞めて、若いうちに別の道を選べばよかったと心の底から後悔しています。
私が第二の人生を歩めたのは、会社がつぶれたから。自分から一歩を踏み出すことはできませんでした。
人間関係がストレス。あまり人と接したくない
これも働きたくない悩みの根源としてはポピュラーですよね。自分も人間関係は極力シンプルがいいなと思っています。
自分も含め多くの人は、子供のころから学校などで「みんなと仲良くしよう」という考え方を刷り込まれています。
その呪縛からなかなか抜け出せず人間関係をうまく築けないことを悩んで、働きたくないと思ってしまうこともあるのでは。
どこかに雇われたり、業務を請け負ったりして報酬を得ようとすると人間関係のストレスは避けられません。
テレワークの仕事や一人で黙々とできる作業中心の仕事を選ぶことで、人間関係少なめに働けるかもしれませんが、ゼロにするのはなかなか難しそう。
できれば人とあまり接したくない、ほんと同感です。
みんなが働いているから仕方なく、という気持ちしか持てない
フリーターで実家にいたころ「ちゃんと就職しろ」と、親によく言われていました。
しばらくしてフリーターから派遣社員になりましたが、仕事を楽しいと思えたことは一度もありませんでした。
とりあえず学校出たら働かないといけないみたい?という感じで。
数年後これといった意思もなく、ブラブラしててお金がなくなってきたから近所にあった小さな会社に就職してしまいました。
正社員になってからは親にガミガミ言われることもなくなりましたが、今度は上司や先輩がガミガミ言ってくるように。
やっぱり働きたくないという思いは消えませんでした。
毎日同じことの繰り返しでウンザリ
今日また仕事か、と思いながら電車に乗る月曜日。
毎日同じことの繰り返しでウンザリしているんですが、働き続けていると本音を見せずに働くことが上手になるんですよね。
そしてだんだん、ウンザリしていることも忘れてしまって。
プログラミングされたように朝起きて、電車乗って、会社行って、家帰って。
それならロボットでもできるよという感じです。
拘束されるのが苦手
これは働きたくないのとは違うかもしれませんが、よく似ています。
同じ時間に同じ場所へ行って同じ時間まで拘束されるのが苦手で、働くことに苦手意識をもってしまう傾向はあると思います。
時間的な拘束を受けていると認識しにくい自由度高めの会社でのテレワークや、フリーランスで業務請負の仕事などだとストレスが少し軽くなるかもしれません。
働きたくないと考えてる人って3種類に分けられるかな
働きたくない人たちは大きく分けて、3種類いるのではないかなと思います。
働くことに向いていない
これは分かりやすいですね。働くことに向いていない人は、バリバリ働く人にとっては理解にしにくい存在かもしれません。
「言われたことだけしかやらない」「何の提案もしない」と思われやすいけど、悪気があってしているわけではないんですよね。
働きたい人と働きたくない人が揃うと職場で軋轢を生みがちですが、上司などが優秀だと「こういう人にどう働いてもらうか」と考えてくれて結果、楽しく働けることも。
配属や上司に恵まれれば働くことに向いていない人も、そういうふうに自分を認識することなく労働人生を全うできることがあるかもしれませんね。
体力・能力にあわない仕事を選んで、働くことが嫌になっている
これは運が悪いのと、自分が気づかないことが原因です。
いくつかの仕事や職場を経験すると、体力・能力に見合った職場が見つかる可能性が高いでしょう。
職場にも自分にも非はありません。相性の問題ですよね、これは。
ただ、気づいて早々に別の仕事や職場を探すという機転が利かないと大変な思いをすることになります。
生きるのに疲れている
生きるのがもう嫌になっていて働きたくない場合は早めに、働くことからなるべく遠ざかってください。
生活しなければいけないなら最低限働く、あるいは生活保護の受給も視野に入れてとにかく休むことが必要です。
あなたの身体と心以上に大切な仕事なんてありません。
働きたくないけど、生活しないといけないならどうしたらいいか
働きたくないけど生活が・・・という悩みに、私たちはどう向き合えばいいのか。
自分は会社がつぶれて無職になったとき、つぶれた会社と同じような企業に面接を受けに行き内定をもらいました。
そのとき、まず思ったのはこの会社に就職してもまた同じことの繰り返しだということ。内定は辞退しました。
そしてまた無職の日々を送るなかで、どうやって働けばいいのか考えました。
悩み抜いて、自分の場合「お金は使う分だけあればいい」という答えにたどり着きました。
会社員のころは、働きたくないけど収入は落としたくないという考えから次のステップに足を踏み入れられませんでした。
でも無職になり、失業手当をもらってみると「これくらいあれば生活できる」と実感。大きな発見でした。
お金は少しあればいい。最低限の生活ができればOKという場合
住む家があってご飯が食べられて、ネットがつながる環境を整えるくらいの収入があればOKという場合はとりあえず、その分だけ働いて時間的・気持ち的な余裕をもつことが大事だと思います。
そのうえで、もう少しお金が必要?と感じる場面があれば仕事を増やすなり、何か別の方法で稼ぐことを考えるなりするといいのでは。
時間の余裕があればいろいろな選択肢を考えたり、実際に試したりできますから。
忙しく働いていたころとはまた違った生き方が、見つかるかもしれません。
今の仕事をやめて、時間的・精神的に満足度の高い仕事を探す
「お金は少しあればいい」と思えているなら、時間的・精神的に満足度の高い仕事をゆっくり、探してみるといいのでは。
時間があると求人サイトなどをじっくり回遊できます。
「こんな仕事があるのか」「こんな働き方もいいな」という新しい発見をする可能性が広がるでしょう。
働きたくないけど、それなりの生活がしたい場合
働きたくないけど、人並みの収入が得たいという場合は少し工夫が必要かもしれません。
会社員の場合、転職するとなれば収入ダウンを織り込む必要もありそうです。
現状の収入を維持しながら、働きたくない問題を解決するとなれば収入に直結する資格や技能を習得するなどの努力が必要でしょう。
自分も大家業や投資家などは働かなくても楽に稼いでいる印象を受けて、実際に家を買って貸したり、株を買ったりしました。
現状、大家業と株投資で月換算5万円ほどの収入を得ています。
ただこの収入を得るにあたって勉強したり、調査したりするための時間が必要なことを知ったのは投資を始めた後のことです。
これらの不労所得を得て、維持していくためには一生、それなりの努力が必要だと実感しています。
働きたくないという考え方を少しマシにする工夫を
働きたくないという考えをもつことは間違っていないと思います。
真面目な人はそういう感情をマイナスに捉えがちかもしれませんが、そんなことは思わなくて大丈夫です。
1日働いて家に帰ったら「よくがんばった自分、えらい!」と声に出して言うくらいでちょうどいいでしょう。
働きたくないという考え方を否定しない
働きたくないという考え方を否定せず「この思いをどうすればいいのか」と考え方の方向性を変えることで、だいぶ気が楽になります。
働きたくない!という気持ちを前向きに捉えて、先に進む原動力にしませんか。
収入減と世間体がOKなら、働き方を見直す
働きたくない、という思いに厄介に絡んでくるのは収入減と世間体でしょう。
無職になったら家族が、親戚が、友だちが・・・あわせて収入も減れば、味方ゼロになる可能性も否定できません。
幸いそこのところがクリアされていればいったん働くのをやめて、落ち着いた環境で働き方を見直しましょう。
転職したり新たな資格・技能を取得したりして、新たな環境でお金を稼げば結果オーライです。
少し休んで自分をいたわる
働きたくないけど収入を減らせない状況にある場合はとりあえず何日か、休みましょう。
時間を作って、今後について考えるといいかと思います。
一回の休みでは、答えは出ないかもしれません。
もしも何もアイデアが浮かばなかったら少し時間をおいて、また休みを取って考えましょう。
自分は20代から30代にかけて有給を取れるときは休んで、旅行をしていました。
旅行に行くと「会社やめたら収入がなくなって、こういう旅はできなくなる」という考えになり、そのときはやめない方を選びました。
でも30代も半ばになると「こんな旅できなくていいから、とにかく働きたくない」と考えが変わったことを覚えています。
休みを取って「会社やめたら有給もなくなるけど?」と自問自答すると、答えが出てくるかも。
今の仕事以外にやりたいことがあるならそちらを選ぶ
今の仕事以外にやりたいことがあり、そのことで収入を得られる手立てが分かっているのなら即やめて、そちらを選んでいいと思います。
収入が減る心配があるなら、別に副業をして補填するのも方法でしょう。
ただ、やりたいことが収入に直結するか分からない場合、そこがクリアになるまで検討が必要です。
今の仕事をしながら、もっと楽しく働ける副業を探す
会社員をしていたころは収入減が不安でなかなか会社を辞められなかったのですが辞めたい気持ちが募って、副業をいくつかしていました。
結局、自ら辞める前に会社がつぶれてしまったものの、8年ほどいろいろな副業を試したおかげで、会社勤め以外のお金の稼ぎ方を学ぶことに。
覆面調査員からwebライター、アンケート調査協力、投資までいろいろ経験しました。
副業で楽しく働ける、自分にあった仕事が見つかったらその延長線上に、生き方の転換点が見えてくるかもしれません。
この「在宅勤務ブログ」管理人も働きたくない人間のひとりです
在宅勤務ブログというネーミングからすると家で一生懸命に仕事をしている人のように見えなくもないですが、そんなことはありません。
働くことを最小限に、しかも出勤することなく、というスタイルです。
自分の場合、働きたくないうえに拘束されるのが苦手で。テレワークできるようになって少し、働くことを前向きに捉えられているような気がしています。
働きたくないけど働いてます
働きたくないです。とくに何時から何時まで、と時間が決まっている仕事を辛く感じます。
拘束されない仕事を探して、いくつかしてみたものの近年は継続に至らずで。
現状は、時間の決まった仕事を少しするという妥協的な働き方に落ち着いています。
週3・半日の在宅パート勤務
週2で在宅でOKという在宅パートの求人があったので応募し、運よく内定をもらいました。
親切な職場で、それなりに納得して働いていたところ「週3勤務できますか」と言われて。
週2だと少し報酬が少ないなと思っていたので、OKすることに。
ただ、実際に週3で働いてみるとやっぱり働きたくない気分が大きくなるので、週2に戻れるよう生活の見直しをしています。
週3・半日で得られる報酬は10万円ほど。現状の生活費としてはギリギリのところです。
月換算5万円ほどの不労所得と、運が良ければ株の売却益も
自分の場合、パートで得られる報酬だと生活費としてギリギリです。月換算5万円ほどの不労所得があり現状、貯金を切り崩さずにやり過ごせています。
不労所得は会社員時代に株と不動産の投資を始めて、ここ数年でやっと利益を出せるようになったものです。
株や不動産は楽に稼げると考えていましたが、違いました。
始めることはできても継続して利益を出すには知識を蓄えることや、知恵をしぼることが必要だと後から知りました。
でも損をたくさん出しながらも、コツコツ勉強をし続けてよかったと思っています。
ただ、この先もっと損をする可能性も大いにあるので、そうした事態に備えた準備は必要かなと。
働きたくない人間が不労所得を得ようとして感じたこと
株式投資や不動産投資をしてみて、不労所得を得るのは意外に難しいと身をもって知りました。
株では資産が激減して心に大きなダメージを受けたり、不動産ではお金を借りた銀行ともめたり。
やめてしまおうかと思うこともありましたが、継続できているのはそれ以上に楽しく、魅力のあるお金の稼ぎ方だと考えているからでしょう。
振り返ると、前もっていくつか意識しておけばあんなにメンタルをやられなかったのにと思うことがあります。
ある程度時間がかかる
不労所得というと、楽して稼げるイメージがあるかもしれません。自分もそう思っていました。
株と不動産を始めてみると、楽なんていうことは全然なくて。
株は買ってすぐ値を上げることはあまりないし、不動産に至ってはローンを組んで買ったから、完済まで長い年月がかかりました。
働いた分が翌月支払われるような給料とは全く違うんだなと実感。
株はきちんと利益を出せるようになるまで10年弱、不動産はローンを完済して家賃収入をしっかり得られるまで15年。
それでも株はしょっちゅう値を下げるし、不動産は数年ごとに入居者が出て行くしで不安は尽きません。
元手となる資金がいる
投資をしようとするとやはり資金が要ります。
小さな資金で大きく稼ぐのはなかなか、難しいことでしょう。
ただ小さな資金から始めて、慣れたら大きく投入するというやり方もできます。
不動産投資は物件の購入が必要ですが、株式投資なら1万円あれば始められます。
自分は初めての株式投資に40万円投入してすぐ半分になりかなり落ち込みました。
損をしても折れない心は必須
投資は多くの場合、損をする場面があります。
そこで絶望していたら身も心ももたないし、投資の楽しさを味わうこともできないでしょう。
ただ自分の場合、リーマンショックやバブル崩壊のような大打撃を受けたことはありません。
この先、そういうことが起こらないとは限らないでしょう。そのとき心折れずにいられるかはまだ、わかりません。
忍耐強さも必要
株をするようになって数年経ったとき、少しプラスになるとマイナスに転じるのが怖くてすぐに売っていました。
それからしばらくして、売ってしまったあとマイナスに転じるものよりも、もっと伸びるもののほうが多いことに気づきました。
プラスマイナスにあまり振り回されることなく、じっと待つのも投資には大事かもと最近、考えるように。不労所得を大きくするには忍耐強さも必要なようです。