
70代の親類に「仕事いま何してるの?」と聞かれて「いくつか、掛け持ちしてます」と答えると「移動が大変ね」と言われました。
アルバイトを掛け持ちしているような印象に、伝わったのでしょうか。
その親類は現役時代、訪問介護の仕事をしていたことがあり「訪問先が1日2件以上あると、移動の時間の時給が出なかったから損した気がしたものだ」と、当時を振り返っていました。
確かに、通勤を伴う仕事を掛け持ちしていたら、そうした苦労はありそうです。
業務請負+株取引+持ち家賃貸のトリプルワークには、移動の大変さはないけど
筆者が現状、主に報酬を得ているのは
- 業務請負(ライター業)
- 株取引(日本株、一部投資信託)
- 持ち家賃貸(30㎡弱の1DK一室)
の3種類です。家からどこかへ通勤して、また別の場所へ行って働いて、といった移動のわずらわしさはありません。
その代わりと言えるかどうか分かりませんが、それぞれにリスクがあると感じています。
業務請負のリスク
少し前まで、2つの企業からライター業を請け負っていました。
そのうち1つは、希望するとその分の仕事を割り振ってくれます。一方は経営が厳しいそうでここ数ヶ月、発注が滞り気味です。
過去には経営者が交代して、方針変更で仕事が来なくなった企業もありました。請負業は安定しにくいのがリスクだと思います。
株取引のリスク
株取引では、買った値段より下がる銘柄が出るのは避けられません。
なるべく分散して損が出ないようにしていますが、チマチマ買うと利益が出ても大きくなりにくいです。
ほか、持株の配当が減ったり、株主優待が廃止になるリスクもあります。
さらに、持ち株の上場廃止や全銘柄暴落といった深刻な事態も、たまに起こります。ハイリスクを伴っているといえるでしょう。
持ち家賃貸のリスク
賃貸経営している部屋は住むために買ったもので、投資用ではありません。
住みやすいようにカスタマイズしてあるからか入居すると長く住んでくれますが、引っ越してしまうと次の人が入るまで、募集に時間がかかってしまうことも。
その間も税金や維持費などのランニングコストは出ていくし、新たな入居者を迎える前はメンテナンスにもお金がかかるんですよね。
そういう経験をすると「賃貸経営で安定した収入をゲット!」みたいな広告を見るたびに「ウソ!」とツッコミたくなります(笑)。
請負、株、賃貸の長所について
それぞれにリスクを感じているトリプルワークですが、今後も並行して続けようと思っています。
「リスクを越えるのでは」と思う長所があると感じて、納得して取り組んでいます。
業務請負のいいところ
業務請負業の長所は、希望した分だけ働けることです。
現状、筆者が請け負っている業務請負の仕事は時給制で、働きたい時間を申告するとその分の仕事が割り振られます。
ただどうしても発注に偏りがあって、希望どおり仕事が来ないこともあれば「もっとお願いしてもいいですか」と、ボリューミーな発注になることも。
100%希望どおりというわけにはいきませんが、それなりに想像したような業務量になるかなというところ。
業務量を増やして報酬を上げることも、不可能ではありません。
株取引のいいところ
株式投資のいいところは、世の中のいろんな企業について知る機会を得られることだと思っています。
身銭を切って株を買わなければ、企業情報を真剣に調べることはないだろうし、株主優待などで企業見学や商品のお試しなどができる機会もあって視野が広がります。
地道に銘柄を選んで長期保有すれば、プラスの利益で報酬を得るチャンスが増えるのも楽しみです。
持ち家賃貸のいいところ
家を貸して初めて報酬を得たとき「これが不労所得か!」と、驚きと感動を覚えました。
実際には本当の「不労」ではなく、関連書類を熟読したり賃貸管理会社とやりとりをしたりといった手間があるものの、お任せすればほとんどの作業は委託できます。
過去、賃貸中の部屋に水漏れがあった時も委託企業が全て処理してくれて、こちらには事後報告がされただけでした。
空き家になるリスクや、部屋の内外での事故は想定していますが、手間なく収益を生んでくれるありがたさがあると思っています。
トリプルワークで報酬の出どころを分散させる理由
3つの仕事を同時進行して、報酬の出どころを分散させるいちばんの理由は「働き過ぎたくない」ことです。
それと1つの収入源に依存しすぎないように、という考えもあります。
現状は、報酬を分散させながら時間に余裕を持った働き方ができています。今後続けるうちに、問題点は出てくるかもしれませんが。
サラリーマン時代と比較してどう変わったか
過去、サラリーマンだったときは会社の都合で長時間働くことがよくあり「こういう働き方はやめたい」と、心底感じていました。
他にもパワハラに悩んだり、会社員特有の人間関係に耐えにくいこともありました。
ただ、会社の仕事だけしていれば確定申告の手間はありません。
毎月決まった金額の給料が振り込まれるし、ボーナスも出るしで金銭面での不安はありませんでした。
有給もあるし、冠婚葬祭には休暇や費用も出るし、会社員ならではの福利厚生などはそれなりに充実していました。
こうした金銭面・待遇面の安定は大きなメリットでしたが、コロナショックで会社がつぶれたとき、
「どんな働き方でも完璧な安定は目指せない。それなら、好きなように働こう」という気持ちを強く持ちました。
現状は金銭面では、サラリーマン時代より不安定さはあります。でも、無限の気持ち的自由があります。
それぞれの仕事を選んだ理由
業務請負と株取引、持ち家賃貸のトリプルワークを選んだのには、深い理由はありません。
強いていえば、在宅でできるからでしょうか。親の介護をしていたとき、在宅でできる仕事の取り組みやすさを実感しました。
それがきっかけになり在宅ワークをいろいろ試して、自分にあっているように思えた3つの仕事で今、報酬を得ています。
3つを同時進行しているのもリスク分散といえば、そうなのかもしれません。
ただ、しっかり研究して導き出したものではなく、とりあえずな感もあります。
業務請負、株取引、持ち家賃貸は税金の取られ方に差も
取り組み始めてわかったことですが、業務請負、株取引、持ち家賃貸は税金の取られ方もまちまちです。
業務請負の税金
業務請負は、支払われた報酬を確定申告時に税務署へ伝えるための書類を作ります。
派遣やパートで似たような仕事をしたときは、雇用側が年末調整してくれて、確定申告は要りませんでした。
どういう働き方を選ぶかは、仕事の内容などによりけりだと思います。
株取引の税金
株は取引方法を選ぶことで非課税にしたり、かかった税金を証券会社で計算して、その分を自動的に引いてもらうこともできます。
非課税になるNISA枠での取引を限度額まで、それ以上の取引がしたいときは「特定口座」に指定して取引しています。
特定口座での取引には税金がかかりますが、自動的に税引きしてくれるから、確定申告の手間がありません。
持ち家賃貸の税金
家を貸していると、家賃収入に税金がかかります。
賃貸を始めたばかりのころは自分で確定申告をして、かなり難儀していました。
減価償却(かかった費用を長期的に配分する会計処理)や、経費のポイントなどについてよく学ぶ必要があると思います。
確定申告は税理士に依頼したり、申告ソフトを利用するなどして手間を減らせます。
自力でやるより、節税の可能性も広がるでしょう。
トリプルワークで税負担を最適化するには
筆者は税の専門家ではないので細かいことは分かりませんが、実感として、税負担はなるべく軽い方がいいと思います。
確定申告方法の変更(白色→青色)や、投資非課税枠(NISA、iDeCo)の活用などは、取り組みやすいと思います。
ほか、可能なら配偶者の扶養に入るのも効果的でしょう。
申告ソフトで確定申告書類を作成
筆者は3年前から、申告ソフトを利用しています。
やよいの青色申告オンラインというソフトです。初年度無料だったこともあり、使うようになりました。


一度入力した項目を保存できたり、前年度以前の分をすぐに呼び出せたりして便利。
日々の収入・支出の入力から確定申告までひと通り、これで済ませるようになりだいぶ、楽になりました。
トリプルワークでは足りない。フォースワーク、フィフスワークも視野に
現状、トリプルワークの形で報酬の出どころを3つ作っていますが、もう少し数があってもいいかなと考えています。
報酬の額はもちろん、働き方や稼ぎ方をいろいろ知りたいです。
この在宅勤務ブログも、収益獲得を見据えて作ったものですが、報酬が安定しません。サイト収益の確保と安定が、目下の課題です。
掛け持ちが可能な仕事については、過去にもこのサイトでいくつか記事を書いています。「在宅勤務の副業」カテゴリから、よかったら読んでみてください。
仕事の掛け持ちはバランスも大事かも
とはいえ、仕事を増やしすぎるとやはり大変です。
仕事と生活のバランスや、自分のライフスタイルに合った収入の組み合わせを考えたいものです。
マイペースな生活のなかに、楽しく取り組める仕事がいくつかあるのが理想でしょうか。