月5万の不労所得を作る。会社員時代に始めて、収益化した2つの投資

在宅ワークが始まった会社員時代。パワハラに遭い、悩んでいた筆者は親の介護をしながら、不労所得を得る方法を本気で模索し始めました。

結果、毎月5万円の不労所得を実現できました。この記事では、その具体的な方法と体験談をシェアしようと思います。

よろしくお付き合いくだされば、うれしいです。

パワハラ体験を機に会社員以外の収入源、特に「不労所得の可能性」に興味

社内で自分だけが苦しんでいるとその頃は思っていましたが、他のスタッフの中にも同じような目に遭っている人がいたことを、かなり後になって知りました。

「あなただけが悪い、無能」と追い込まれた、いま思えば在宅勤務の闇でした。

でもこのときの経験は「どこかに勤める以外のお金の稼ぎ方」を模索するきっかけになりました

この勤務先がつぶれた今。種類の違ういくつかの所得が、生活の大きな糧になっています。

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副業でも労働ばかりを選んでいたころ偶然、不労所得を知った

しばらくは気持ちが萎えていましたが、そんなパワハラ沼にはまっていても仕方がないと気持ちを切り替えて介護のかたわら、平日の夜や早朝、土日にできる副業を始めました。

文章を書いたりデータチェックをしたりと「家の中で完結する仕事」を中心に、できそうな案件からどんどんエントリーしていたら、すぐオーバーワークに。

ただただ、労働に追われる日々が続きました。

副業として始めた労働的な仕事が続くなか、友人の提案で不労所得の可能性に気づきました

その第一歩は、所有していたマンションを賃貸に出すことでした。

でもここではまだ、マンションのローンが終わっていなかったので不労所得による収益は出ていませんでした。

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不労所得のおかげで「いつ会社を辞めても大丈夫」という強い心を持てた

本業・副業あわせて労働ばかりに追われていたそのころ。買ったはいいけど親の介護で実家に戻ったまま、空き家になっていた持ち家。

30平米にも満たない小さなマンションの一室でしたが、友人が借りてくれたことで毎月、家賃収入を得るように。

このときの家賃収入はローン返済に充てられて、かなり助かりました

パワハラ上司からの「いつでもクビにできる」メールに「どうぞ、お待ちしております」と返信した時の開放感は忘れられません

ちなみに、その上司はしばらくして総スカンにあい、会社を去っていきました。

【在宅勤務は副業を始めやすい】倒産やリストラに備えて月5万の不労所得を

円安や不安定な国際情勢などで、経営難に陥っている日本の企業も多いと聞きます。

筆者の勤め先も、2020年のコロナ流行開始からほどなくして、つぶれてしまいました。

会社がつぶれるというのはなかなか大きな出来事ですが「いつでも辞められる」という腹積もりができていた自分にとっては想定内でした。

不労所得をはじめ、本業以外の収入を得る方法を心得ていたからです。

不安がなかったわけではありませんが「これから何しよう」という期待や好奇心が、不安を上回っていた気がします。

月5万でも不労所得があると、心の持ちようは違ってくるでしょう。

不労所得は「労働」がないけど、頭を使ったり気苦労が多かったりはする

世の中で不労所得と呼ばれるものはたくさんあります。その中で自分が試したのは株、不動産、仮想通貨、投資信託の4つ。

現在は主に、不動産と株式投資に注力し、月5万円ほどの不労所得を得ています。

仮想通貨は、2022年に手放しました。10万円の投資額が3年で13万円になっていたので結果オーライかなと思っています。

どんな投資にせよ、自分の身銭を投じているわけだからそれが増えるのか、あるいは減るのかはすごく気になるところです。

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不労所得にはリスクも多いけど

不労所得にはリスクもありますが、正しい知識と冷静な判断力があれば、収益を得られます。

不動産ならまずいくらで貸すか、リフォームにどれくらいお金をかけるか、などを考える必要があります。

株ならどんな銘柄をどれくらい持つか、持ち始めたら継続保有するか、売るならどんなタイミングかということをあれこれと思案する時間が必要です。

熟慮して運用しても元本割れになることはあるし、プラスで推移していたとしてもいつ、どこでマイナスになるかは分かりません。

「労働」というプロセスがない反面、不労所得は「思案して、決断して」を繰り返すことになります。特に重要なのは、メンタルの強さと冷静さです。

投資信託などで「おまかせ資産運用」を謳っている商品もありますが、やはり「元本割れのリスクがある」と明記されています。

不労所得のリスクは金銭面にプラスして、メンタルがやられやすいことかも

月5万という少額でも、自己資金で不労所得を得ようとする場合、自分の財産をそうしたリスクに晒しても大丈夫な心があるかどうかがカギになるのではないかなと思います。

少し前に読んだ投資で一番大切な20の教え 賢明な投資家が知らない隠れた常識(ハワード・マークス著)の中に、

投資の世界で最も重要な学問は会計学でも経済学でもなく、心理学である。

という一文がありました。どういう状況でも冷静に次の手を考える心の余裕を持てるか、ということや、世の中全体がどういう考えをして、上げ下げが起きているのかを熟考できるかということなのかなと理解しました。

1000万円の投資で毎月5万円を得ている不動産投資

数年前から賃貸経営をしている持ち家。ローン返済が終わり、5万円の家賃が入居者から毎月支払われます。

税金や月々の管理会社への支払い、施設修繕費などを差し引くと毎月、3万5千円ほどの収益になります。

ありがたいことに入居者があまり途切れないので、今のところこの持ち家は保有し続ける考えです。

ただ、一年ほど空き家になり不安な思いをしたことがあります。家賃を見直して募集したところすぐに入居者が決まり、その後は引っ越しなく同じ入居者が住み続けてくれています。

結論、不動産投資は家賃の適正価格を見極められるかどうかだと思います。

現状の家賃は「入居者が見つかる価格」であることは分かりましたが「安すぎるか妥当か」ということは見極められていません

入居者が住んでくれている間に、この見極めをしっかりする必要がありそうです。

投資の中で一番面白いと思っている株式投資

株式投資を始めたのは今から7年ほど前です。

海外の銀行に入れっぱなしで凍結状態になっていた40万円を解約したとき「忘れていたこのお金をどう使うか」と考えて、株式投資を始めることに。

最初に投資した40万円は半分ほどに減ってしまいましたが、いろんな投資家の考え方や投資の方法を知り、ここ数年でやっと損を出さずに運用できるようになりました。

今では配当金と優待を楽しみながら、安定した収益を上げています。

今後も保有銘柄をゆっくり増やす予定です。面白そうな事業をしている会社や、美味しそうなものを作っている会社の株を積極的に買って、優待で試食や工場見学をしたいと思っています。

不労所得の中では株が、自分としては一番楽しめているかなというところ。もう少し積極的な売買で、収益を伸ばしたい気持ちもあります。

自分なりの株式投資について書いた記事「メンタルをやられるだけだった株式投資が、超絶楽しくなった3つの理由」も、読んでみてもらえるとうれしいです。

今のところはよくわからないイデコ

2022年からイデコに加入して、毎月5,000円ずつ積み立てています。5,000円から始められるとのこと、とりあえずこの金額でスタートしました。

イデコは確定拠出年金という本名がありますが、要は投資信託です。税控除があるというので始めました。

株式投資で使っている証券口座で、ボーナスキャンペーンがあったのがきっかけです。

松井証券口座から勝手に引き落とされるので不労所得の実感も、投資している気分も味わっていません。

運用成績を知らせるハガキがきて「損はしていない」ということが分かりました。

5,000円の積立から増額するかどうかは微妙なところ。しばらく静観という感じです。

将来のために、少しずつ不労所得を増やしたい

労働していると、多くの場合「終わり」があります。

会社勤めをしていれば定年退職というはっきりした区切りがあるし、パートやアルバイトでも80歳、90歳まで雇われ続ける人は稀でしょう。

60代、あるいは70代で労働にひと区切り着いた時、投資をしていたらその後も毎日を楽しく過ごせるのでは、と考えています。

年齢を重ねても、老後感なく社会に参加している気持ちで生きられたら最高です。

将来に備えて、不労所得を少しずつ増やしたいです。投資は在宅勤務との相性も良く、定年後の生活を楽しく過ごすための準備としてもいいのではないかと思っています。

在宅勤務と、不労所得が期待できる投資は相性がいいかも

親の介護で実家に戻ることになり、住めなくなった持ち家を「借りてあげる」と友人が申し出てくれたことが不労所得との出会いでした。

毎月、何もしないのに振り込まれる家賃に味をしめて「不労所得やばい!」と、いろいろな投資を試すようになりました。

在宅勤務と不労所得は相性がいいなと思います。

在宅勤務だからといって必ず不労所得を得られるというわけではないですが、在宅になって「投資で不労所得を」と考え始めたなら、いいタイミングでしょう。

月5万円の不労所得を目指すなら。

少額からでも試して、向き不向きとか、楽しめるかとかを見極めてみるといいかと思います。