「夫の方が在宅の日が多いのに家事をしてくれない」という共働きの方、増えているのではないかと思います。
在宅勤務なんだから家事を・・・テレワークになったからといって、それまでやらなかった人が急に「家事夫」になるわけではなさそうです。
在宅勤務は家事との両立がしやすい?
確かに在宅ワークで家にいると家事は比較的、楽にこなせると思います。
支度して出勤して帰ってきて家事・・・みたいなことから考えると格段に気も楽です。
ただ、それは「出勤して働くことと並行して、家事をしていた人」に限ったことではないかなと思います。
もともとそんなに家事をしていない人は、家にいるからって家事がはかどるようにはならないでしょう、たぶん。
出勤が多いようなら、家事は土日にまとめて済ませても
真面目な人は、家事を完璧にこなそうとして悩んでしまうかもしれません。
「自分も完璧にやってるんだから夫も当然。しかも在宅勤務になったんだし」などと考え出すと、疲れもたまるでしょう。
一方で、夫が家事をしないことをあまり気にしない人もいます。性格なのでなかなか考え方・感じ方を変えるのは難しそうです。
「在宅勤務なんだから家事をやって!」と言っても聞く耳を持たれなそうなら、無理にしてもらうよりも、時短など工夫して家事そのものにかけている時間を、少し減らす方向で考えるといいかなと思います。
家事について少し、発想を変えてみる
でも「結局、妻の方が家事負担が多い!」と不満を感じてしまうかもしれませんね。
そんな時は「家事ができる人というのはイコール、仕事ができる人」と考えてみては。
何日か前に、経済系のウェブサイトで面白いコラムを見つけました。超忙しい大企業の社長が、家庭の家事を半分担当していることについて紹介した記事です。心に残ったところを抜粋すると。
この2人(の社長)に「稼ぎの少ないほうが家事をしなければいけない」という発想はなく、すでに「仕事のできるビジネスパーソンほど家事を楽しんで行う」という時代に突入したのかもしれません。
東洋経済オンライン:妻が「家事をしない夫」と本気で離婚を考える訳 より
注目したいのは、社長が奥さんと家事を分担しているということより「忙しい社長業の傍らで家事もこなしている」という事実です。
ここで紹介されていた社長さんたちは妻に言われて渋々するのではなく、家事に興味をもって楽しく取り組んでいるとも書かれていました。
ちなみに彼らがこなしている家事は、ご飯作りや家じゅうの掃除など「時間がそこそこかかる系」の家事です。
「有能な人は、家事を楽しんでやるんだ〜」と妙に感心しました。
家事力を高めるということは「仕事と家事を同時進行する力」とか「いろんな家事をもっと上手にこなす力」とかを増やしてるってことなんだと考えると、腑に落ちる気がしませんか。
「楽しく家事をして、家事力をレベルアップしよう」という感覚で取り組んでみるのも、アリかもしれませんね。
テレワークであろうがなかろうが「期待しない」ことが気持ちよく暮らす秘訣かも
自分は、夫があまり家事をしなくても気にならないほうかなと思っています。
これは自分自身のテキトーな性格にプラスして、父親が「全く家事をしない人」だったからというのもあると思います。
我が父は生前、自営業で家にいることが多い人でした。かたや母親は外で働く人で、その頃の家庭としてはちょっと珍しかったと思います。
父は家に居ながらにして、インスタントコーヒーすら淹れたことがありませんでした。
家で働く父のために母親が出勤前に父の昼ごはんを作り、仕事帰りにはたくさんの食料品を抱えて帰ってきて、夕食作りをするのが日常的な風景で。
たまに夫婦で出かけた帰りにスーパーへ寄ったりしても、ただついていくだけ。重い荷物を母が一人で抱えて帰ってきてました。
父親の稼ぎだけでは家のローンを払えないから、母親が外へ働きに行っていたことを後になって知りました。ちなみに両親は添い遂げて母は現在、未亡人ライフを満喫しています。
相手が家事をすることに期待しない
そんな両親の在り方を目の当たりにしていたので自分が結婚した時も、家事をする夫を想像していませんでした。
自ら食事の後に皿洗いをしてくれたり、たまったビールの缶を捨てに行ってくれた時には感動すら覚えました。
スーパーの帰りに、重たいものを持ってくれた時も。
今も、家事を積極的にしてほしい願望はありません。リクエストすることといえば「便座を閉める」「朝起きたら窓を開ける」「脱いだ服はきちんとカゴに入れる」くらいです。
期待しないこと、そして、もしも何かしてくれたら心から喜び、褒めまくることが円満の秘訣です。我が家の場合は。
在宅勤務で動かない日は家事してダイエット。90分、家事をした場合のカロリー消費量は
家事というと労働的なイメージを抱きがちですが、意外とダイエットにもなるんですよね。
数年前から、管理栄養士のAIアプリ「カロママ」をスマホに入れています。
日々、食事や運動した分を入力すると消費カロリーや足りない運動、栄養などが表示されて便利です。
運動の入力項目には家事もあります。調理や掃除、洗濯などから選んで、かかった時間を入力すると消費カロリーが表示されます。ちなみに昨日は約1時間半、家事をしました。詳細は、
- 掃除 15分
- 洗濯物を干す・たたむ 20分
- 台所作業(調理、洗い物など) 60分
合計95分、268カロリーを消費しました(消費カロリー量は体重や年齢などによって異なるようです)。300カロリー近くを何かの運動で消費するのは大変。
スクワットを6分した記録も入力しましたが、たったの25カロリーでした。
家事は毎日ついて回る作業なので、これらをこなすことをダイエットととらえるのも前向きかもしれません。
カロママについては過去「在宅勤務の健康維持・管理に。いますぐ使える無料ツール」という記事に書きました。こちらの記事も参考になればうれしいです。