家が狭くてテレワークがやりづらい問題をやっと、本格的に解決した件

30平米余りの小さなアパートで夫婦ともどもテレワークになり、手狭このうえない我が家。

すぐ終わるから作業させてね、と夫がリビングでパソコンを広げて半日。

邪魔しないようにと、とりあえず座った洗面所の椅子にこちら数時間。座っている間に「もっといいテレワークスペースの作り方ないかな」と考えてみると。

家の中のガラクタを寄せ集めて、狭い狭い場所にテレワーク用のスペースを作ることができました。

気分や状況によってワークスペースをマイナーチェンジできるのもいい感じ。

テレワークスペースが作れない原因

当時の勤務先から在宅勤務を命じられた10年前。

「狭い家のなかでテレワークスペースなんか作れるわけないよ〜!」と当時住んでいた実家とは別に、ほぼ自腹でアパートを借りました。

六畳一間の狭い部屋でしたが、いざ仕事をしてみると座って作業してるスペースって一畳分くらいしかないんですよね。

ほかは、要るのか要らないのかよくわからないような本や書類が積んであるだけ。

時を経るごとにペーパーレス化も進み、だんだん「この部屋借りてる意味ある?」という気持ちに。

これくらいのワークスペースなら狭い家のどこかにも作れるのでは、と自宅内の作業場づくりを考えるようになりました。

結果、どんな家でもテレワークスペースは作れるのではないかという実感を持つように。

借りていたアパートは解約し、その後4年ほど実家でテレワークをしました。

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テレワークスペースを作れるとは思えないくらい家が狭すぎる

テレワークのためのスペースが作れない原因として第一に、家が狭すぎるという問題があります。

この写真は我がワークスペースです(非使用時)。半畳のクローゼットを開け閉めするので、通常は何も置いていません。

約70cm四方の空間に、小さな机などを設置して仕事場にしています。

一人暮らしで、超狭小住宅に住んでいたりするとワークスペースなんて夢・・・みたいな気持ちになってくるかもしれませんね。

でも、考えてみてください。時代劇に出てくる庶民は長屋の狭い一間に夫婦で暮らし子育てをし、ときには内職もしています。

これを今の住宅に合うようにアレンジしたらいいかと。

扉の開け閉めのために何も置いていないスペース、ありませんか。そういう空間は、ワークスペースとして有望のように思います。

生活と仕事との境界がないから切り替えが難しい

生活と仕事の境界が曖昧なのも、ワークスペースが作りづらい原因の一つかもしれません。

家族の動きや生活感にまみれたモノたちが目に入ると、仕事モードも一気に冷めてしまいそうです。

これらを視界に入れないようにすると、仕事へのやる気や集中力が出やすいのではと個人的には考えています。

壁やモノに囲まれたスペース、狭くてもいいから探してみてください。何か置いてあるようなら片付ける方向で、考えてみましょう。

もともと集中力に難あり。テレワークだと余計に気が散る

オフィスにいても、集中して仕事するのが苦手で。これ、私も悩みでした。

人が話している声や電話の音とかで気が散るんですよね。オフィス勤務時代は仕事が進まなくて、いつも自己嫌悪に陥ってました。

そんなお悩みは視界に動くものや生活感のあるものを入れないことにプラスして、周囲の音をシャットダウンすることで解決するかもしれません。

集中力がアップしやすいBGMや、作業時に効率アップが期待できるBGMなどは検索するとたくさん出てきます。

集中力にお悩みの方は一度、お試しください。

家にある机や椅子が肩こりや腰痛、背中痛などを助長

家にある机や椅子で、とりあえずテレワークを始めたはいいけど一日作業したらすっかり足腰が、肩が、背中が・・・という悩みもありますよね。

自分もコロナショック以降、自宅でテレワークを始めてしばらくして、まあまあ深刻な腰痛に悩まされました。

その時は、座椅子にクッションを置いたら腰痛はなくなりました。

痛みやコリに悩まされる場合は何日か、クッション的なものを置いて様子を見てみてください。

それでも無理なら専門医に診てもらうほか、身体にあうデスクや椅子の購入を検討しましょう。

無理は禁物です。

テレビ会議のとき背景に家族やペットが映らないか不安

狭い家だとなおさら、テレビ会議時は気を使うかもしれませんね。

映像が必要ない会議でミュートにしているのに家族に妙に気を使われてしまったり、逆に音も映像も必要な会議では、家族がトイレに行けなかったりということは我が家でも起こりました。

子どもやペットが居る家ならなおさらです。

背景の設定を上手にする以外に、ダンボールで仕切りを作ったり、テレビ会議時はバックに壁しか映らないスペースに移動したりすることでこの手の問題を解決するといいようです。

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テレワークには基本、畳半分くらいあれば十分。ワークスペースづくりのポイント

基本、パソコン一台で仕事ができるなら畳半畳分くらいのスペースがあれば大丈夫だと思います。

複数のパソコンその他機材などを使う場合は、それなりの場所が必要かもしれませんね。

プリンターやスキャナーは頻繁に使うわけでなければ、コンビニやキンコーズで済ませることも視野に入ります。

自分も以前はテレワークスペースにプリンターを置いていましたが、だんだん使わなくなったので今は設置していません。

スキャナーはスマホ撮影で代用できています。

動くものが視界に入らない、がキモ

充実したテレワークのための環境整備として最も大事なのは「動くものや生活感のあるものが視界に入らない」ということだと考えています。

自分の場合、家族の動きが目に入ると気を遣ってしまって仕事中でも主婦モードに戻ってしまうことも。

なので基本、すべてのものに背を向けて仕事のできる環境が整うといいでしょう。

机や椅子は必ずしも新調しなくていい

机や椅子などをテレワーク向けに新調するのも、気分が上がっていいことかもしれません。

が、まずは家の中で使えそうなものを探してみては

使っていない机や台などをデスクワーク用にリメイクしたり、足の長い大きめの椅子を机がわりにして、座布団に座って仕事をしたり。

買わなくてよかった!と思える組み合わせを探してみるといいかも。

ただ、不自然な姿勢になったり極端に身体が冷えたり熱をもったりすると、集中力が続かないし体調に影響します。

無理のない範囲で、持っているものを活用できるといいですね。

段ボールにいらない服など軽いものを詰めて高さ調節

下の写真は自分のテレワークスペースです(使用時)。

使っていない机があったのでワークスペースに設置すると、すっぽり収まりました。

問題は高さ。座ってパソコンのモニターに目をやると目線が下に行きすぎて作業しにくかったんです。

なのでダンボールに服を詰めてペコペコしないようにして、机の上に設置してみると。なかなかいい感じです。

床に座るか、椅子に座るかを選べるようにするとなおいい

その日の気分によって、今日は床に座ろうかなとか、椅子に座って作業しようかなと選んでいます。

床座りだとそのまま後ろに倒れて昼寝ができるから、割と気に入っています。

床座り時のワークスペース

とはいえそんな頻繁に昼寝をするわけではないです。気分ですね。

テレワークしていないときは撤去できるワークスペースが理想

自分のテレワークスペースは仕事のとき都度、設置します。仕事が終われば収納して、その場所は空けています。

家が狭いと、仕事ためだけのスペースを確保するのは難しいんですよね、やっぱり。

それとオフの時は片付ける習慣があると、家の中が少しは広く見えるように思います。

収納スペースや周辺がワークスペースを作りやすい

自分のワークスペースは現状、小さなクローゼットの真ん前です。右となりにテレビの台を設置していて、左側は壁で机がすっぽり入る空間があります。

間取り図(↓)でいうと、矢印のところらへんです。

出典:LIFULL HOME’S

家の中で、こういうくぼみのような場所はテレワークスペースにふさわしいようです。

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お風呂やトイレをテレワークスペースにしない方がいい

お風呂とかトイレで仕事をしている、というテレワーカーの方の話をたまに聞きます。

お風呂は湿っていると使いづらいし、同居している家族があれば仕事中お風呂を使えないという不自由が生まれます。

トイレも家族が同居の場合は気を使うしこのご時世、ワークツールをトイレに持ち込むのは抵抗があるかも。

トイレやお風呂はどちらかというと、在宅勤務のワークスペースには不向きなのではないかと個人的には考えます。

ベランダや庭は気候を選ぶけど、クルマの中は意外に穴場かも

ベランダや庭にテントなどを設置してテレワークというと秘密基地的で楽しそうです。ただ、気温や湿度に左右されますね。

陽気がいい時期なら、外でのテレワークも気分が変わっていいかも。

車の中は意外に穴場かな。でもエアコンを使うとなると、少し出費になりますね。

家が狭くても快適なテレワークをあきらめなくて大丈夫

テレワークなんて、我が家は狭いから。というお悩みを持っている方、多いかと思います。

自分の場合はテレワークを開始した当初、わざわざ部屋を借りて、かなりの出費になりました。

作業のための部屋を借りても、実際に使うのはごく一部分。狭い家でも作業スペースは作れるのではという実感をもちました。

仕事が終わったら片付けられるようにスペース作りをすれば、狭い家でも大丈夫。

小さくてもベストな場所を見つけて、快適なテレワークができるといいですね。

自宅での作業スペースづくりには、しばらく四苦八苦しました。そのころに書いた記事がありますので、それも参考になればうれしいです。

【参考】1畳、いや半畳しか在宅ワークスペースが取れない!作業空間をどうやって確保する?

こんな狭い家でテレワークなんて、もう飽きた!というときの対処法

狭い家にこもりきりのまま、テレワークの日々。

最初は魅力を感じていたテレワークだけど、もう飽きてきた!ということ、ありますよね。

自宅以外でのテレワークが可能なら、使えるワークスペースの目星を近場にいくつか心得ておくと気が楽です。

今日は家にいる気分ではないし、どこか別の場所でテレワークしようかな、と気楽な気持ちで出かけられます。

気分を変えて、リフレッシュして仕事に臨みましょう。

単発利用可能なホテルのデイユース、コワーキングスペース

ホテルのデイユースなら、気軽に利用できる範囲にカフェやファミレスがなくても、目星をつけやすいのでは。

ホテルでなくても、旅館などでデイユースのサービスをしているところもあるでしょう。

温泉や大浴場がついていればランチタイムに一風呂浴びて、という贅沢も視野に入ってきそうです。

コワーキングスペースも、アントレサロンBIZcomfortなど、幅広いエリアで展開している施設なら探しやすいかと思います。

ただ、ホテルやコワーキングスペースは利用しようとするとそれなりに料金がかかります

頻繁に使うには少し、ハードルが高いかも。たまのお楽しみといった感じですね。

徒歩や自転車、車などで行けるカフェやファミレス

アクセスしやすい場所にカフェやファミレスがあれば、ワークスペースとして気軽に利用できるかと思います。

例えば、午前中カフェで作業→お昼はファミレス→午後もカフェで、といったテイです。

各種ポイントが使えるチェーン展開のファミレスやカフェなら、そんなにお金をかけずに自宅以外でテレワークができそうです。

メジャーなところでは、楽天ポイントやdポイントが使いやすいのでは。

楽天ポイントが使えるお店

楽天ポイントはすかいらーく系列のお店をはじめ、大手チェーンを中心に使える飲食店の幅が広いです。

https://pointcard.rakuten.co.jp/partner/

テレワークスペースの確保には困らないでしょう。たとえば、

  • サンマルクカフェでモーニング→吉野家で牛丼→ミスドでおかわり自由のコーヒー
  • 朝マック→丸亀製麺→ガストでドリンクバー

といった感じで、リーズナブルにポイントを使ってテレワークするのも楽しそうです。

楽天ポイントが使えるお店はこちらで

dポイントが使えるお店

dポイントも楽天ポイント同様、ポイントを使えるお店は多様です。

たとえばカフェならスタバや上島珈琲店など、比較的静かでテレワーク向きといえるお店で使えたりするのはうれしいところ。

楽天ポイントと両方保有して、ポイントを使っていろいろなお店でお得に、自宅以外でのテレワークを楽しみたいですね。

dポイントが使えるお店はこちらで

楽天ポイントやdポイントがないときはどうしよう

ここのところ、各種ポイントや無料券などを使い尽くしてしまいました。

最近は陽気もいいし、たまには家のそとでのテレワークで気分転換したいところです。

自腹なら、スタバとサイゼリヤがいいかなと考えています。

スタバでコーヒー、サイゼでランチなら税込1000円以内でテレワーク+食事が楽しめるかと

スタバで、ドリップコーヒーの2杯目が安くなるOne More Coffeeと、サイゼの500円ランチを組み合わせると1000円しません。

午前中スタバで作業して、サイゼでランチ。午後またスタバへ戻ってOne More Coffeeを利用、といった形です。

カフェでのテレワークはネット環境や座席の使いやすさを考慮したい

カフェでのテレワークははかどることもあるし、混んでいたり話し声が気になったりして「これなら家で仕事すればよかった」と思ってしまうこともあります。利用しようとするカフェの

  • ネット環境
  • 座席の配置
  • 滞在可能時間の目安

など、あらかじめ調べておくと安心です。混雑したら店を変える、帰宅して家での作業に切り替えるなどの心づもりもしておきましょう

それと、仕事に使うスマホやパソコンは覗き見防止フィルムなどで覆って、仕事内容が周囲に見えないようにする必要もあるでしょう。

自宅以外の場所でも気持ちよく、テレワークができるといいですね。