低収入は「かわいそう」か。たくさん稼がなくても楽しく暮らすには

生活設計

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テレビのニュースを見ていた平日の夕方。「このラインからは低所得層になります」といった、所得額の紹介がされていました。

これ自分だ!と思いつつ、アナウンサーがそういう人をかわいそう・救わなければいけない目線で話していることに強烈な違和感を覚えました。

筆者はかわいそうではないし、救われたい気持ちもありません。

収入だけで「かわいそう・救わなければいけない側」にされてしまうのは、なぜなのか。

この記事では、世間の定義する「低所得者」ながら毎日を豊かに楽しむ暮らしについてお話しします。

月15万円の暮らしは

こちら個人事業主で、月の収入がはっきりと決まっているわけではないですが、だいたい毎月10〜15万円くらいの稼ぎで暮らしています。

あまり仕事をすると忙しいし、税金も上がってしまうしで最近は、あえてこれくらいの収入を見込んで働くようになりました。

過去、体調を崩して通院しながら働いたり、気持ちが追いつかないほど仕事を抱えたりした反省からです。

とはいえ、たくさん稼ぐことをもうしない、と思っているわけではなく「心身が疲弊せずに、マイペースで働けるアイデア」を、いつもあれこれ考えています

そうした仕事・働き方が具体的に分かったとき、仕事を増やしてみようかなと。

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正社員は安泰か

業務委託先でたまたま、この会社の正社員求人情報を目にしました。

月収は27万円とのこと。保険や税金を引くと、手取りは20万円ほどでしょう。

冷静に計算してみると、この金額はなかなかシビアです。

  • 拘束時間: 10時〜19時勤務+往復2時間の通勤を想定=1日11時間拘束
  • 稼働: 月20日程度
  • 時給換算: 20万円 ÷ 220時間(11時間×20日)≒ 約900円

身支度や準備にかかる時間を加味すれば、時給はさらに下がります

ボーナスについては、はっきり書かれていませんでしたが「ある」とのこと。ボーナスを含めての時給換算もしてみたいです。

ちなみに2026年7月現在、地域別最低賃金の平均は、時給1,121円だそうです(厚労省「地域別最低賃金の全国一覧」より)

「かわいそう・救われなければ」とニュースで報じられる低収入側の自分と、往復2時間の通勤に耐えて時給900円で働く正社員。

一般的な正社員(委託先の例) 現在の筆者の暮らし
額面/手取り 月収27万 / 手取り約20万 月収約15万 / 保険・年金をここから約2万円
1日の拘束時間 約11時間(勤務9時間+通勤2時間) 自由設計(現状は月1〜2回の請負+在宅自営業+投資)
実質的な時給 約900円
自分の時間を切り売りしない働き方
精神的なゆとり 満員電車や固定の人間関係によるストレス 銭湯や旅行を平日の空いている時間に楽しめる自由

どちらを選ぶかは、考え方によるところでしょうか。

ただ、会社員時代の筆者なら、当時の実質的な時給を知っても「それでも正社員を辞めるなんて恐ろしい」と、その場に留まり続けていたと思います。

それほど、組織を離れて生きることは恐怖でした。

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固定費の徹底的な見直しで、月15万円の暮らしが実現

15万円という限られた予算で生活するためには、家賃や通信費といった「固定費」を減らすのが鉄則です。

食費や交際費、娯楽費などを削ると少し寂しいかな、と個人的には思います。

家賃の安いアパートに住み、格安スマホを持ち、数枚の服で暮らしながら、趣味のお酒や銭湯、旅行は好きなだけ楽しみます。ただ、旅行については、

  • グリーン車に乗ること
  • 高い宿に泊まること
  • ハイシーズンに出かけること

は、しなくなりました。

株主優待で、優雅な「低所得ライフ」を楽しむ

ニュースでは困窮しているように描かれる低所得の筆者ですが、ポイントを貯めて欲しかった服を安く買ったり、株主優待を使って居酒屋やカフェでのんびり過ごす時間は、なかなか優雅です。

平日昼間のお店は空いていて、のんびりできます。

どんな株主優待を使っているかについて、固定費を株主優待で一部カバー。暮らしの足しになる銘柄選び+失敗に学んだ教訓に書いています。

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「足るを知る」を土台にすると、世間のモノサシはどうでもよくなる

「低収入=みじめ」という固定観念は「もっと稼いで、お金をたくさん使わなければ幸せになれない」という消費社会の洗脳なのでは

これだけあれば楽しく暮らせる、という基準を一度知ってしまえば、テレビのニュースが流す同情の視線も笑えるようになります

筆者は会社員として、20年ほど働きました。

そのころは毎日あくせく仕事してストレスまみれでした。今のほうが、ずっと豊かで自由な時間を過ごしている確信があります。

長く会社員を続けてきたからこそ、満員電車の息苦しさや、人間関係のすり減り具合は痛いほど分かります。

今、そうした場所で毎日踏ん張って働いている人たちには、頭が下がる思いです。

ただ、どうしてもその日々に限界を感じてしまったとき、こういう「逃げ道」があってもいいのでは。そう思って、この記事を書いています。

「頑張って稼いで、世間の普通に追いつかないといけない」という心の重荷を下ろしたとき、世界は驚くほど静かで穏やかになります。

たくさん稼ぐことを頑張らなくても、自分を低所得だと卑下しなくても十分に、満たされた暮らしは作れます。

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