寒天が固まらない悩みは「もともと固まりにくい」と思えば気が楽

在宅勤務の息抜き

家にいることが多いからか「手作りっぽいものが食べたい」と、たまに思います。

特に近年は暑い時期が長くて、何か涼しげなものはないかと考えていて。寒天を使ったおやつでも作ってみようか、と思いたって試してみました。

今回は手軽な粉寒天を使って、混ぜるだけで楽しめる、テレワークの合間にも都合のいい簡単なおやつについてお伝えします。

寒天が固まらない原因と、固めるための基本のコツ

寒天を買ってきて使おうとすると、パッケージに「ちゃんとやらないと固まらないからね!」という勢いの注意書きがされていました。例えば、

  • 必ず80度以上の熱湯を使う
  • 熱湯に加えるとダマができる(=あらかじめ粉を入れた器に熱湯を注ぐ)

といった文章が強調色で記載されていて「溶けにくいってハッキリ言わないと!」というメーカー側の気持ちが伝わってきました。

不安に思いつつ使い始めたけど、いろんな食べ方があり今は楽しめています。

どう使えば粉寒天を確実に、簡単に扱えるのかを試行錯誤して「熱湯を注いで混ぜる」のが一番簡単で安心なようだと知りました。

他の材料でもできなくはありません。でも、鍋に牛乳と寒天を入れて温めたら冷ますタイミングでコバエが飛び込むし、レモンを入れてみたら固まらないし。

面倒さが勝って筆者は、こういう材料では作らなくなりました。

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粉寒天の正しい使い方。熱湯で溶かし、よく混ぜればちゃんと固まる

買った粉寒天は30gの袋入りで、使い切ろうと毎日、熱湯で溶かしていました。

ゼリーや、あんみつに入れる四角いのをイメージして、作っては食べる日々で。

そうして寒天と向き合ううち、熱湯で確実に溶かし切ってから冷蔵庫でしっかり固めるのが一番簡単・確実な寒天の使い方なのではと思い始めました。

冷やし固めた寒天には例えば、

  • 黒みつ+きなこ
  • ゆであずき+きなこ
  • 砂糖+レモン汁
  • カルピス
  • いちごジャム
  • りんごジャム
  • インスタントコーヒー

などをプラスする、といった感じのレシピが定着しました。

熱湯で溶かして冷蔵庫で冷やした寒天+いちごジャム

基本、熱湯に粉寒天を溶かして、固まったところに具やソースを載せています。ほか、

  • カルピスは寒天を溶かしたあとの熱湯に原液を
  • インスタントコーヒーは粉寒天を溶かしたあとの熱湯に粉を

適量入れると、いい感じに固まってくれることも最近、分かりました。

おそらく材料は無限です。上であげた以外にも、しっくりくるものはたくさんあると思います。

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寒天が固まらない理由。食品メーカーの解説によると

でもどうして、寒天は固まりにくいのでしょうか。

食品会社のサイトに、その理由が書かれていました。以下、引用です↓

Q【寒天パウダー】袋の裏面の通りに作ったが固まらない。どうしてでしょうか?

A 原因は3つ考えられます。
■原因①寒天が煮溶かせていない可能性
寒天は完全に溶けていなくても透明に見える場合があります。完全に水と寒天が煮溶かせていない場合には、再度加熱が必要となります。よく混ぜながら中火で煮溶かし、沸騰したら火を弱め、2分間熱湯と寒天を煮溶かす必要がございます。 鍋横に溶液をつけてブツブツ感が無ければ溶解されている目安です。
■原因②凝固時の動かした可能性
寒天は40°近辺で徐々に固まってきます。寒天が固まろうとしているタイミングで動かしたり、撹拌すると凝固を妨げ固まらなくなる場合があります。
■原因③酸による劣化の可能性
オレンジなど酸味のジュースと混ぜる際に一緒にグツグツ煮込むと寒天の分子が切れて固まらない場合があります。酸味のものと混ぜる際は火を止めてから合わせることをおすすめします。

共立食品株式会社公式サイト「よくあるご質問」より

なるほど。牛乳や酸味のあるレモンで試した時のことを思い出してみると。

牛乳に煮溶かしたときは、中の寒天の様子がよく分からなかったし、レモンは早い段階で混ぜたしで、失敗したのかもしれません。

寒天を固める3つのコツ

筆者の実体験から、寒天をしっかり溶かして固めるためには3つのコツがあるように思っています。

  • しっかり溶かす
  • 固まり始めたら動かさない
  • 酸味のあるものは溶け切らせてから混ぜる(それでも失敗のリスクは残る)

素人の経験をふまえた個人的見解です、ご了承ください。

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寒天を使った手作りおやつのコスパと手軽さ。テレワークにも

熱湯に混ぜればちゃんと固まることが分かってから、寒天をよく食べています。

沸かしたお湯に混ぜるだけだから「手作り」と言っていいか分かりませんが、市販のものより確実にコスパは良好です。

一食あたり2gの粉寒天を使うと約25円

我が家では、かんてんクックという粉寒天を使っています。30gで税込367円の品です(25.10現在)。

毎度、250mlの熱湯に2gの寒天を入れて作ります。1回あたりの寒天の値段は約25円です。

手軽・簡単で、在宅のおやつにもぴったりです。

海藻不足の解消にも。寒天を続ける理由

寒天をなぜ、手に取ったかというと。

スマホに入れている管理栄養士AIアプリ「カロママプラス」に毎日の食事を入力していたところ「海藻が足りない」という指摘があって。

海藻といわれて、わかめやもずくを想像してスーパーの売り場で見てみたのですが、値上げが気になり手が出なかったんですよね。

そこで寒天が目にとまって、試してみることに。

牛乳寒天やレモン寒天などで失敗したりと紆余曲折はありましたが、日常的に使うようになり、30g入りの粉寒天を3回リピートしたところです。

寒天は食物繊維の王様らしい

慣れれば使い方は単純だし、いろんな楽しみ方ができるしで我がテレワークの日常にすっかり、寒天は馴染みつつあります。

愛用している粉寒天「かんてんクック」のメーカーのサイトに、寒天の食物繊維に関する記事がありました。

読んでみると「寒天は食物繊維の王様」だそうで。

コスパもよく食物繊維も豊富で食べやすい、ありがたい食材なのですね。

寒天は固まりにくいけど、コツをつかめば最強の在宅おやつかも

袋入りの粉寒天で、牛乳寒天を作って失敗したときは「これ、もう作らないかな」とも思いました。

でも、まだほとんど使ってないのに捨てるのもなぁと渋々試したところ、案外うまくいくようになり、楽しさを感じるように。

熱湯によく溶かして冷やせば固まるから、粉状になっている寒天は比較的扱いやすいと思います。

お湯に溶かして固めただけのゼリー状寒天は無味無臭ながらプルプルして食べやすいから、いろんな味や香りで楽しめます。

食物繊維がとれて、腹持ちも良くて扱いやすい。寒天は、最強?ともいえる在宅おやつの素なのではないでしょうか。

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