会社をやめたいと思いながらやめられない、つらいですね。
自分もずっと「会社やめたい」と考えていましたが、辞める前に勤務先がつぶれてしまいました。
会社員でなくなった今は本当に毎日が充実しています。どうしてもっと早くやめなかったんだろうと後悔さえするほど。
やめたい!と本気で思い始めたら、準備どきなのかもしれません。
【会社をやめたい】仕事や人間関係の不満、それとも?
仕事や社内の人間関係などに何らかの問題を抱えるようになって会社をやめたくなって数年。会社をやめたい気持ちは変わらない。
仕事内容や人間関係、職場環境など、仕事にマイナス感情を持ってしまう原因がわかっているならそれをクリアにできるよう働きかけるか、それが無理なら経験やスキル、資格などを生かして転職するのもアリでしょう。
会社やめたい!の理由は何なのか。そこをクリアにすると今、何をしたらいいかが見えてくると思います。
会社をやめたあと、同じことで悩む可能性を考える
今勤めている会社をやめたあと、何か仕事してお金を稼がなければいけない状況に置かれている場合は、次の仕事でも同じ悩みを抱える可能性があります。
人間関係で悩むかもしれないし、自分のキャパを超えた仕事を任されてストレスを溜めるかもしれない。テレワークと出勤どちらにするかを自分の意思で選べない、とか。
そしてまた、やめたくなるかも。
もうお金を稼ぐ必要がなかったり、仕事をやめても困らないくらいの資産があれば即退職で何の問題もありません。
でも、今の会社をやめても何らかの仕事に就く必要があるなら、次の仕事でも同じ悩みを抱える可能性があります。
そのことを天秤にかけても、やっぱりやめたいなら退職を考えてもいいと思います。
会社をやめたいテレワーカー向けの気分転換方法
「長年勤めている会社をやめたいと思うことがあるけど、結局は思いとどまる」という人は割と、多いかもしれません。
悩みはあるけど毎月お給料は出るしボーナスも、といった環境なら、続けるという選択肢もありでしょう。
でも、ガマンのしすぎは良くないです。趣味を増やすなどして、気分転換してみませんか。
こちら最近は家庭菜園や生協(パルシステム)などをしているほか、オンラインフィットネスも始めて体調も気分もよく過ごせています。
身体を動かすとかなりメンタルにもいいようです、自分の場合)。
オンラインフィットネスについては、こちらの記事に書いています→ 安いオンラインフィットネスに通いたい。26スタジオの価格などを比較
テレワークでも出社でも仕事の内容はそんなに変わらないけど
コロナ禍をきっかけにテレワークになり少し肩の荷がおりた、という人もいるでしょうか。
在宅になったからといって仕事の内容が180度変わるかというと、そうでもありません。
でも気分は違いますよね。テレワークより出社の方がいい、という人も当然いると思います。
自分の場合はテレワークに切り替わっても、会社を辞めたいと思う気持ちは変わりませんでしたが、テレワーク正社員のまま10年働き続けました。
お金がたまって金銭的には結果オーライでしたが、もっと早く辞めていたら人生の選択肢はその分多かったかなという後悔があります。
会社をやめて転職、起業、フリーランス、あるいは無職か
会社をやめよう、というとき。今後どうやって生計を立てていくかは大きな問題です。
もう収入のあてがあって困らない人もいるかもしれませんが、そうではない人の方が多いでしょう。
転職や起業で収入アップを目指すか、フリーランスでマイペースな働き方をするか。
あるいは「お金いらないから基本無職で、貯金がなくなったらバイトでもしようか」という身の振り方も人によっては、ありかもしれませんね。
やめなければよかったと思ってしまったら?という気持ちとの向き合い方
会社をやめようというとき、足かせになるのは「やめなければ良かったと後悔したらどうしよう」という気持ちではないでしょうか。
これは自分自身も、かなり恐怖を感じてた部分です。
人によっては、やめてみて「振り返ればいい環境だった」と後悔してしまう可能性もゼロではありません。
ただ、将来のことは考えてもキリがないです。やめたい気持ちが大きいようならそれを優先してもいいのでは。
ちなみに自分は会社をやめたいと思ったときにやめなかったことを、今も後悔しています。
今は、どうしてもっと早くやめなかったんだろうと心から思う日々です。
今の仕事、本当に今やめていいのか。やめるならいつ?
やめどきがいつなのか分からない、というのも悩みのひとつかもしれません。
今のプロジェクトが終わったら、もう少し売り上げてから、事情はそれぞれでしょう。
ただ、会社はあなたがいなくなっても回ります。経営者でないなら万一、あなたの抜けた分を補えずに会社が倒産したとしてもあなたのせいではありません。
サラリーマンは会社を自由にやめていい
従業員には会社をやめる権利があります。
雇用期間の定めがないサラリーマンなどなら退職の2週間前までに、年俸制であれば3ヶ月前までに申し出れば問題はありません。
有期雇用の場合は期間が満了すれば辞められます。
会社より、大事なのは自分自身。引き止めなどあれば「ありがとう」と素直に喜んで、円満にやめるのがいいと思います。
サラリーマンでなくなって3年半の間に感じたこと
勤務先がつぶれて、サラリーマンではなくなって3年半。失業手当が出ていた1年弱のあいだ、今後の身の振り方を、ゆっくり考えました。
自分が出した答えは「生活費の分だけ労働する」というもの。
いま週に3回、半日ほど在宅パートスタッフとして働いた分を生活費に充てています。
サラリーマンとは違うタイムテーブルで実際に生活してみると、いいこともあれば不便なこともあります。
サラリーマンでなくなって良かったこと
会社員ではなくなって良かったことは何といっても、自分の時間がたくさんもてるようになったことです。
平日の昼間に出かけたり、家でダラダラと過ごせるのは最高のぜいたくだと思っています。
振り返れば、サラリーマンのころは時間にも気持ちにも余裕がありませんでした。
例えばもやしのヒゲをとったり、生姜をていねいにすりおろしたりしていると「メンタルいい感じかも」とふと思ったりします。
食べたいものを食べて、寝たいだけ寝る。ストレスといえば、ゴミ出しの時間が早いことくらい。
サラリーマンのころは、平日に料理するなんて考えられなかったです。仕事が終わったらお酒飲んで寝るだけ。そんなに忙しいわけでもなかったのに。
サラリーマンでなくなって不便なこと
会社員のときと比べて不便なのは、やはりお金のことです。
失業手当を受給し終わってからは1年ほど、派遣社員になりました。
在宅、週3で理想的な環境でしたが契約終了が近づくたび「契約切られたらどうしよう」と常に考えてました。
結局、この職場は1年後に契約満了でお役御免になりました。
ここ半年ほど、在宅のパートスタッフとして働いています。無期雇用契約を結んでもらったので当面は現状維持できそうです。
ただ、パートはクビになりやすいかな、とほんの少し不安に思ってもいます。
でも、ストレスをためて会社員で居続けるよりは全然いいです。
今のパートをもしクビになったら、別の職場を探せばいいだけ。肉体労働もできるように元気でいることが大事と肝に命じています。
準備万端で会社をやめたい。まず始められることは?
自分は20年近く、正社員として働きました。
10年ほど勤めたころ、このままサラリーマンでいることに疑問を感じ始めて、副業でいろんな仕事を試しました。
「これは自分でもできる、これは無理。こういうふうに働けばこれくらい稼げる」といったことを知るいい機会でした。
ただ、やめたいと思いながら10年も正社員を続けなくても良かったかなとは思います。
「会社やめたい」は甘えではない
まじめな人ほど、会社をやめたいという気持ちを甘えだと思ってしまうかもしれません。
会社をやめたいと思うのは甘えではなく、意志です。
やめたい!が続くようなら、本気度がどれくらいかを見極めるといいでしょう。
転職活動に本腰を入れたり、副業に挑戦してみたり。
そうするなかで「本当に会社をやめたい自分」が見つかったら、腹をくくりましょう。
思い切れなければ、時期尚早なのかも。「やめたいと思ってるのにやめられない」と思うことにストレスを感じる必要はないと思います。
会社をやめたときをシミュレーションしてみる
自分は会社をやめたいと思い始めたときから、やめたらどうなるかをいつもシミュレーションしていました。
退職の申し出から諸々の手続き、退職金、税金や年金の支払い、新しい仕事のことなど。
ひとつひとつ書き出して具体的に考えると、退職するって大変なんだなと実感します。
それでもやめたい!という強い気持ちを、自分はもつことができませんでした。
退職させてくださいと言おうとして何度も思いとどまっていたら、勤務先がつぶれてしまいました。
生活費はいくら必要か。やめても困らない金額は
会社をやめようと思い立ったとき、お金のことがいちばん気になっていました。
収入減が怖かったのも、退職を思いきれない理由のひとつだったと思います。
でも、今考えてみると、収入が減る自体ことはそんなに大きなことではありませんでした。問題は「生活するのにいくら必要か」だったなと。
実際、サラリーマンでなくなってみると
サラリーマンではなくなってみて、生活するために必要な分だけ確実に稼げればいいのでは?と考えるようになりました。
現在は週3回、半日ほどパートで在宅ワークをしており、その報酬が生活費です。
その他の報酬として、株式投資と不動産投資から発生する収益、そしてこのサイトから発生する広告収入があります。
労働報酬以外のこれらの稼ぎで生活することも不可能ではありませんが、どれも安定しない報酬です。一旦プールして再投資をしたり、旅行など臨時の出費に充てています。
その上でパートタイムで働くことで、会社員でなくなって唯一不安に思っていたお金の問題が解決しているように思います。
会社をやめたい気持ちを無視しない
会社をやめたいなんて現実的ではないと踏みとどまってしまう気持ち、皆さんお持ちかと思います。
いますぐやめることはできないかもしれませんが、その気持ちと大事に向き合ってください。
やめるためにはどうしたらいいか、いつになればやめられるか。そうした問題をひとつひとつクリアしていけば、退職が現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
まず考える、具体的に。そこがスタートです。
すでに身体や心に不調を抱えているなら、一刻も早くやめてください
もしもこの記事を読んでいる人で、会社をやめられなくて心身の不調を抱えている人がいたら、やめどきを考えたり、副業をしたりせずにすぐにやめてください。
いちばん大事なのは自分です。仕事でもお金でもありません。
失業手当が出るなら少し休みながら、後のことを考えても遅くはないでしょう。
その間に答えが出なかったら、まずは時間が短めのアルバイトなどで生活費を稼ぎながらいちばんいい働き方を模索するといいと思います。
会社をやめなかったことをすごく反省しています(体験談です)
会社をやめたいと思いながら20年近く同じ職場で働き続け結局、自ら退職することはありませんでした。
前述の通り勤務先がつぶれた結果、自動的にサラリーマンではなくなったという顛末です。
やめたい気持ちマンマンなのに小さなことを考え過ぎて、いちばん大きな目的を見失っていました。
周囲の声や社内の引き止めなどを鵜呑みにして、自分自身の気持ちに従わなかったことを心から反省しています。
サラリーマン時代の最大の反省点
勤務先がつぶれたときにはもう、40代の後半にさしかかっていました。
年齢関係なくできることはたくさんありますが、やはり年齢がネックになる仕事の選び方や生き方の変更はあるでしょう。
やめたいという自分の気持ちに背いて意図しない仕事をし続けてしまったことは、サラリーマン時代の最大の反省点です。
この経験を生かして今後は何をしたいのか、どう生きたいのかを自分に問いながら人生の後半戦を過ごしたいと思っています。