国内ホテルに安く泊まる11の方法。お得みをいちばん感じた策について

ここのところ、ホテルに泊まろうと検索すると「え、こんなに高いの!?」と驚きませんか。

気が向くと気軽にしていた、近場のホテルに泊まってのテレワークも、できにくくなっていたんですよね。

旅行ガイドブックの出版社に長く勤めたこともあり、安く泊まれる国内ホテル探しに、かつては自信があった著者。でも最近、ホテル泊が身近ではなくなりつつありました。

でも最近、少し遠出する機会があったとき「この手があったか!」という方法を編み出し、もっと積極的にホテルライフを楽しもうと思い始めました。

大丈夫、円安でも納得のいく価格のホテルは見つかります。キーワードは「ずらし」です。ほか、簡単に割安に泊まれる宿を探しやすい方法をいくつか、紹介します。

国内ホテルに安く泊まる方法。最近編み出したやり方とオーソドックスな方法

日本国内での宿泊費をリーズナブルにする方法は、いくつかあります。

著者が最近よく使う方法と、割と昔から使っていた方法についてまとめます。

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最近、国内ホテルに安く泊まる方法として、かなり有効と思った「ずらし」

少し前に、青森へ行く機会がありました。

ホテル予約をしようと検索してみると「あれ、けっこう安いかも」という感じで。最寄駅から徒歩15分ほど歩いたところにある安宿を、大人2名・一部屋7,000円台で予約。

バストイレのある個室、朝ごはん付き、チェックアウト11時とのことで選びました。

新幹線駅を降りると、人通りが少なく「観光の人が来ないのかな」という印象を受けました。

翌日、朝ごはんを食べようとホテルの食堂へ行ってみると。スーツを着たビジネス風の人が大半で、旅行客はいないようにみえました。

ねぷた祭りのときなどなら青森は混雑するだろうけど、シーズンがズレていたから観光客があまり居なかったのでしょう

宿泊するホテルを探すときは「ずらす」ことを意識してみると意外に、理想的な安宿が見つかりやすいのかなと思いました。

では具体的にどうやって、ずらしたらいいのでしょうか。

シーズンを「ずらす」

お祭りなどで多くの人がそのエリアに宿泊するであろうシーズンには、そこでは宿を取らないようにするといいようです。

たくさんの人が泊まりに来ると分かっているシーズンの旅ならば、拠点にしたい場所から5km10km程度、少し離れた宿を選ぶようにすると、安く泊まれる可能性が高まるでしょう。

エリアを「ずらす」

大都市圏では、平日でも外国人観光客などでホテルは混んでいます。とくに、人気観光地周辺のホテルは値段が下がりにくい印象です。

ただ、東京や大阪などでも観光客が少ないエリアのホテルなら、安く泊まれることがよくあります。

たとえば東京なら23区中心エリア外、大阪なら梅田やなんば、新大阪、ユニバ周辺以外の場所というところでしょうか。

少し前に大阪の十三という飲み屋街にホテルを取ったら、宿代が安くて助かりました。地元の人が行く系の居酒屋で、大阪人とおしゃべりもできて最高でした。

そのときのことは「ビジネスホテルでテレワークする長所7つと短所2つ」にまとめています。こちらも読んでもらえると、とてもうれしいです。

条件を「ずらす」

宿を取るとき、温泉があってご飯がついていて、部屋が広くて、駅から近くて、などと条件をあげればキリがありませんよね。

著者も温泉が大好きで、かつては大浴場付きのホテルを好んで予約していました。

最近は大浴場を含めて、温泉のあるホテルはやはり手の届かない値段になりつつある様子。この条件を付けずに選ぶことも多くなりました。

そうすると、安い価格帯の宿が見つかりやすくなる印象です。代わりに、安く入れる銭湯や温泉などが近くにある宿を探すようにしています。

公式サイトから予約する

チェーン展開のホテルなどでは特に、公式サイトから予約をすると最安値で泊まれることを打ち出しているところは多いようです。

とはいえ、各ホテルの公式サイトをひとつひとつチェックするのは面倒。

よく使うホテルチェーンがあれば、特に手間がかからず探せそう。なければ公式サイト割が充実しているTabistなどで探してみてもいいと思います。



全国300以上の宿から探せますよ。

割引セールのある宿予約サイトを利用する

割引セールがある宿予約サイトもたくさんありますね。

楽天トラベルじゃらんnetなど大手予約サイトでは、季節ごとのセールや特定のイベントに合わせたキャンペーンをよく行っています。



会員限定の特別割引やポイントバックなどの特典もゲットしたいところです。著者は楽天ユーザーということもあり、楽天のセール時に宿を探すことがよくあります。

泊まればポイントも貯まるし、ユーザーとしてはお得なことが多いかなという感じ。

立地のよくないホテルを選ぶ

宿泊費を安くおさえるなら、立地があまり良くないホテルを選ぶのも一つの手です。

中心地や人気エリアにあるホテルは高額になりがちですが、少し離れた場所にあれば同じクオリティの部屋でも料金がぐっとおさえられることは多いです。

特に、公共交通機関が発達している都市では、中心地から少し離れていてもアクセスは至便。旅行のプランに大きな影響を与えません

中心エリアを外せば、静かな環境でゆっくりと過ごせるという利点もあるでしょう。

クーポンを検索してみる

クーポンを活用するのも効果的です。宿泊予約サイトや旅行関連のサイトではときどき、大幅割引クーポンが出ることがあります。

上手に利用することで、通常料金よりもかなり安く宿泊することが可能です。

楽天トラベルじゃらんnetなどの旅行サイトからもクーポンは発行されますし、くまポンなどのクーポンサイトで探しても、たまにお値打ちなものが見つかります。



さらに、こうしたサービスのメルマガや公式アプリから届くお知らせなどをチェックすると、限定クーポンやタイムセール情報を見逃してしまうことも減る印象です。

料金比較サイトをみてみる

トリバゴなどの料金比較サイトを使ってみるのもひとつの方法です。

料金比較サイトでは、複数の旅行予約サイトやホテルの公式サイトを一括で検索するから、お得なプランがかんたんに見つかります。

ユーザーレビューや評価も一緒に確認でき、品質と価格のバランスが取れた宿泊先を選びやすくなります

ただ、比較サイトといっても全ての予約サイトが比較されるわけではありません。普通に探したらもっと安いプランがあった、ということもあります。

それと、予約サイトごとにポイント加算のパーセンテージが違ってくるので、実質どれくらいお得なのかを計算する必要があるでしょう。

新しいホテルを探してみる

オープンしたてのホテルは、知名度を上げるために特別料金やオープン記念の割引を提供していることが多く、相場よりもリーズナブルな価格で宿泊できるチャンスがあります。

新しい施設や最新の設備を利用できるのもうれしいところ。

宿泊予約サイトや公式サイトで「新規オープン」や「オープニングキャンペーン」といったキーワードで検索してみると、思わぬ掘り出しモノに出会えることがあります。

曜日のしばりがなければ平日に泊まる

ホテル予約をお得にするためのコツの一つに、安くなる曜日を狙う方法があります。

宿泊施設の多くは、平日と週末で料金が変動します。旅行の日程が柔軟であれば、平日や特定の曜日を狙って予約を入れることで、宿泊費を節約できるでしょう。

とくに、火曜や水曜は比較的安いことが多いようです。

宿と航空券や新幹線、特急券がセットになったプランを選ぶ

宿泊施設料金と航空券や新幹線、特急券の料金がセットになったプランを選ぶと、大幅に節約できることがあります。

楽天トラベルの宿+交通「楽パック」のページ

多くの旅行予約サイトでは、宿泊と交通手段をセットにしたパッケージプランを提供しており、これらのプランは個別に予約するよりもお得になることが多いです。

ただ、キャンセルのしばりが比較的、厳しいものが多い印象。筆者もセットプランを直前キャンセルして、支払った分の半分ほどを手数料として取られて、痛い思いをしたことがあります。

必ず行けると分かっているときならお得・安心です。

早期予約か直前予約を狙ってみる

数ヶ月前か直前の予約を意識してみるのも、宿泊費をおさえるコツです。

早期予約では特別割引や早割プランが利用でき、通常料金よりも安くなることが多いです。人気のホテルや観光シーズン中は、早めの予約が断然お得でしょう。

一方、直前予約も意外な掘り出し物が見つかるチャンス。ホテル側が空室を埋めるために、割引料金でプランを提供することがあるからです。

早めに予約するか直前まで粘ってみて、お得なプランを見つけてください。

GoogleやYahooの検索窓に「泊まりたいエリア名+一番安い宿」と入れてみる

これは、とても簡単な方法です。

たとえば東京都内ならどこでもいいという探し方の場合、ホテル予約サイトにある詳細エリア指定にうっとおしさを感じます。

https://www.google.com/

東京なら銀座でも浅草でも、渋谷でもいいのに!というときも、いちいち細かなエリア選択をしなければいけなくて。

検索窓から探すと、そういうストレスはありません。地図も出てきて便利です。

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【体験談】ひとりあたりの宿泊費を計8,000円弱におさえた東北2泊3日の旅

所用あり、行くことになった東北。いま住んでいるところからは少し交通費がかかるエリアで、あまり行ったことがなく、新鮮な気持ちで向かいました。

一泊めは青森市内、二泊めを盛岡市内で宿を取りました。

青森は1泊・大人2人で計7,000円、盛岡は1泊・大人2人で計8,000円ほどの宿代。どちらも朝食がついており、盛岡の宿には小さいながら温泉もありました。

ちなみに青森では、まちなか温泉というお風呂へ行きました。お湯が良くて広くて、料金もリーズナブルで快適でしたよ。

こちらは青森で泊まった宿の朝食。リーズナブルな宿ながら種類も質もなかなかで、写真のを食べたあとパンやヨーグルトをおかわりしました。

お味噌汁とご飯を小盛りにしているところなどに「次、パンいくぞ!」的な気持ちが表れているような気もします笑。ちなみにこちらは盛岡のホテルでの朝食。

こちらでももちろん、おかわりしました。

宿代が比較的安く住んだこともあり、青森では海のものを中心に、盛岡では肉を中心に食べ歩きました。

旅先では、スナックなどへ行く楽しみもありますね。ご高齢のママが営業しているようなお店は地元の話がいろいろ聞けて、楽しい旅の思い出になると思います。

ほか、ご当地スーパーめぐりをしたりして帰路につきました。

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この記事で紹介したウェブサイト一覧

最後まで読んでくださってありがとうございます。

文中に掲載したウェブサイトについて、こちらでおさらいしますね。

  • Tabist:公式サイト割が充実
  • 楽天トラベル:楽天が運営する、旅行サイトの老舗
  • じゃらんnet:リクルートによる国内最大級旅行サイト
  • くまポン:GMOプロデュースのクーポンサイト。高級宿・人気宿が半額で出ることも
  • トリバゴ:国内はもちろん、海外のホテルも幅広く比較検索できるサイト

国内ホテルに安く泊まるときの参考になれば、とてもうれしいです。