久々に会った友人と話していて「いま何してるの?」と聞かれました。
「家で仕事をしている」というと、どんな仕事なのかと訊ねられて「ライター業とか、ブログ投稿とか、投資とか」と答えました。
すると「どうしてその組み合わせを思いついたのか」と、不思議がられました。
自分としては毎日のことで、そんなに変わった仕事をしている感覚はないのですが。
ハタからみると、珍しい働き方に見えたりするのでしょうか。
この「複数の収入源がある在宅ワークスタイル」の土台ができたのは、親の介護をしていた数年間でした。
「家でできる仕事はないか」と、介護の隙間時間に試しまくる
親が倒れて要介護になったころ、会社員テレワーカーとして働きながら「もしもクビになったら」という気持ちを持ち続けていました。
同様に、会社員テレワーカーとして再就職するのも難しいだろう、という不安もあって。
やがて介護のペースがつかめ、家の中で30分、1時間といった「スキマ時間」ができるようになると、
いざという時に備えて、会社に頼らない「在宅での稼ぎ方」を今のうちに探しておこう
と、考えるようになりました。そこから、介護と本業の合間をぬって、家にいながらできる仕事を徹底的に調べ、片っ端から試す日々が始まりました。
とにかく「家にいながら稼げそうなこと」を全部やる
調べては試し、調べては試しを繰り返して、いろんな仕事をしました。
▼ 当時、実際に試してみたこと(一例です)

本業・介護の合間をぬって、深夜や週末もほぼ、仕事をしていました。
単発や隙間時間にできる仕事はある(※やりすぎ注意)
商品モニターやアンケート回答など、在宅で、単発・隙間時間にできる仕事もいろいろあります。
ただ、こうした「単発もの」は低単価な仕事が大半で、数をこなさないとまとまった金額になりにくい印象がありました。
単発ものの仕事は、クラウドワークスやランサーズに代表されるクラウドソーシング(お仕事マッチング)系のサイト・アプリで探すと、たくさん見つかります。
当時の筆者は焦りもあり、やみくもに仕事を詰め込みました。
その結果、本業の月収を超えそうになったあたりで体力の限界を迎え「やり過ぎは本末転倒」と反省することになります。
「ほぼ在宅だけど、一部在宅でない業務がある仕事」はやりにくかった
お店や企業の取材をするといった、ライター系案件も請け負ったことがあります。
「(店や企業を)訪問する必要はあるけど、クライアントとのやりとりは在宅だから」という理由でうけていましたが。
テレワークとはいえ会社員もしながら親の介護、そのうえ取材も、というのは不可能ではないけど、なかなか厳しかったです。
デイサービスのお迎え時間が頭をよぎって「もし時間が押したらどうしよう」と常にタイムリミットの不安を抱えながら働くのは、気持ち的なストレスが大きかったです。
介護中の在宅ワークを成功させる3つのコツと注意点
実体験から言える、介護中に新しい仕事や副業を試すときのコツ・注意点は3つあります。
まずは「単発・タスク案件」から試す
最初から継続案件を引き受けると、病状の急変やデイサービスの都合などに対応しにくくなります。
まずは1回完結の仕事で「自分のペースでできるか」を確認するのが安全です。一度試してみて、無理がないかどうかを確認するといいでしょう。
そのうえで楽しく取り組めれば、なおよしです。
完全に「在宅完結」する職種を選ぶ
少しでも、外出や決まった時間の拘束が発生する仕事は、介護中は避けたほうが無難です。
「できるけど、無理がある」は、長続きしません。
無理は絶対にしない
介護する側が体調を崩しては、元も子もないです。
「スキマ時間で少しお小遣いができたらラッキー」くらいのリラックスした気持ちで臨むのが長続きのコツです。
「介護しててもできるかも」と感じた仕事で、現在も続けているもの
親の介護は4年ほどで終わりましたが、その後も在宅ワーカーとして働いています。
介護終了から数年後、テレワーク社員として勤務していた会社はつぶれました。現在は個人事業主です。
雇われなくなった今、介護中にいろいろ試した経験が生きていることを実感します。
組織に属さず、家にいながら収入を得られるのは、介護の数年で試行錯誤した経験があったからです。
現状はライター業をしながら、このブログから広告報酬を得たり、不動産投資や株式投資などを組み合わせて生活しています。
最近、ライター業でクライアント企業からモラハラ気味な対応をされ、思い切ってその仕事を辞めました。
それでも全体の収入は、大きく減りませんでした。「あっちがダメでもこっちがある」という分散ができていたからです。
介護中に得た一番の財産は、お金そのものよりも「どこでも生きていける」という確信と、リスク分散の考え方だったように思います。
介護に慣れたら、隙間時間でできる在宅ワークを試してみては
家族の介護があると、働きにくくなるのは事実です。
とはいえ、できることはあります。
ある程度、介護に慣れて、家のなかで隙間時間を取れるようになったら、クラウドソーシングサイトなどを覗いてみるといいかも。
ただ、契約通りに仕事をくれなかったり、支払いが滞ったりする仕事もなかにはあるし、詐欺まがいの案件にあたってしまう可能性もゼロではありません。
筆者も面接を受けに行ったら、お金を取られそうになったことがあります。そのときのことは、怪しい在宅ワーク求人を見分けるためのポイントと対処法に書いています。
そうしたことに気をつけながら探して「これ、自分にもできそう」という仕事が見つかったら、可能な範囲で始めてみてください。
もしその仕事ができなくても大丈夫、また別の仕事を探せばいいだけです。「これなら自分にもできそう」という仕事がひとつでも見つかれば儲けものです。
介護が終わったとき振り返って「あのころ、けっこう変な仕事も試したよね」と笑えると思います、きっと。
介護と仕事の両立に悩んでいたときのことや、メンタル面の乗り越え方について、以下の記事に詳しく書いています。ぜひあわせて読んでみてください→ 在宅ワークで、仕事と親の介護を両立した4年を振り返る「仕事と家事、介護の終わり」

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