会社員として、20年ほど働きました。
年収500万円の典型的なサラリーマンでしたが、勤務先は、ややブラックで。
自分としては、いつも「こんなにお金いらないから、自由な時間があれば」という気持ちでいました。
「働かないと不安だし、何より生活できない」
「でも、このまま時間労働を続けていくことにも限界を感じる」
そんな悩みを抱えながら20年、サラリーマンとして働いた後、フリーの在宅ワーカーになり数年。
当初は「会社員時代と同じように労働で稼がねば」という時間労働の呪縛があり、時間給が出る仕事を選んでいました。
でも現実は、想像以上に厳しかったです。市場の変化などで、5年も経たないうちに時給が600円下がりました。
思い切って「時給型の労働」を手放したことで、ようやく自由を手に入れた感があります。
完全な不労所得ではなく、かといって時間に追われる労働でもない「稼ぐ時間」を担保しながら、納得のいく形で社会と関わる生き方は十分に可能です。
この記事では、筆者が派遣・バイト・業務委託を経て「時給型労働を手放す」までの収入推移(月収ベース)と、在宅ワーカーが考えたい「これからの収入構造のリアル」をお伝えします。
フェーズ1:【労働依存期】在宅派遣で「働いても収入が減る」葛藤(月収20万円)
会社員でなくなり、失業手当をもらい尽くしたあと、在宅・出社が半々の派遣労働を1年ほどしました。
シフトによって増減があったものの月収は20万円前後で推移していて「会社員ではなくなったのに拘束時間が長いし、収入は減ってる」という感じで、その生活を続ける気持ちにはなりませんでした。
派遣契約が終了することになって、次のフェーズを模索しました。
フェーズ2:【過渡期】完全在宅バイトへシフトし自由度アップ(月収12〜15万円)
派遣契約の終了と同時に次の仕事が決まりました。週2回、在宅バイトをすることになり、1ヶ月ほど出社して研修を受けた後、自宅で黙々と仕事をしていました。
派遣のときより時給が低かったものの完全在宅だったこともあり、かなり満足度が高まりました。
先方の都合で週3になり、このころは月収換算で12〜15万円ほどを稼いでいました。
この仕事は雇用側の経営が傾き、2年で終了することになります。
フェーズ3:【転換期】モラハラを機に「時給をもらう働き方」をやめる
その後すぐ、また在宅ワークを見つけて働き始めました。
バイトから業務委託になりましたが、バイトのときと報酬も内容もよく似た仕事で、不満はなかったです。最初のうちは。
業務委託ではあるものの時給制で、明朗会計的な安心感もありました。
ただ、続けるうちに委託元のモラハラ体質が発覚し「これは、ちょっと」と思うことが増えました。
アルバイトにしても社員にしても長続きせず、すぐに辞めていくことを経営側はあまりに気にする様子がなく「募集すれば来るから」という姿勢を隠す様子もありませんでした。
モラハラを感じた当初は、同様の仕事を探すつもりでいたのですが、辞めてもまたハラスメント体質の会社に当たるかも?という気もしていました。
で、思い切って、時給をもらう仕事をやめることに。
「働かない不安」を解消できたのは、投資による収入の土台があったから
このとき、時給をもらう仕事をやめようと踏ん切れたのは、投資による収益がまとまってきていたからです。
会社員時代から不動産と株の投資をしていて、数年前から投資信託も始めたこともあり「万一、労働報酬(業務請負の仕事)がなくなっても、もう大丈夫」という腹づもりができていました。
ただ「計算上は大丈夫としても、本当に働かなくても大丈夫なのか」という不安があり、決断まで数ヶ月かかりました。
でも、思い切ってやめてみて「本当に大丈夫だった」と実感しています。
【現実】5年で時給換算マイナス600円。AI台頭で「時給をもらう仕事」の限界を実感
在宅での時給型労働を振り返ると、フリーランスになった当初と業務委託の仕事を手放すころを比較すると、5年もしないうちに時給換算で600円ほど下落していました。
近年、AIの台頭やライバル(在宅ワーカー)の増加などがあり、単純な時間労働で高い報酬を得続けるのは簡単でなくなってきた実感がありました。
こうした「労働報酬の伸び悩み・厳しさ」を肌で感じたことも、単なる時間労働をやめて、投資とのハイブリッド構造へシフトする強いきっかけになりました。
過去記事「【複業webライター5年目】時給1900円→1300円。AIはウチらの仕事を奪うのか」に、当時のことを書いています。
フェーズ4:【投資安定期】「働かない時間」が増えて変わったライフスタイル
時給をもらう仕事を手放して、生活はかなり変わりました。
「何時から何時まで、この仕事をしなければいけない」という制約がなく、基本的に何をしても自由です。
株の値動きを見たり、このブログのメンテナンスをしたりする時間が飛躍的に増えました。
自分が力を入れた分だけ報酬として返ってくるのは、気持ちがいいです。
「収入目的ではない仕事」やボランティアに時間を使える贅沢
時給をもらう仕事を手放すと「やってみたかったけど、お金と時間の折り合いがつきにくい」仕事にも、時間を割けるようになりました。
ほか、保護動物のボランティアを手伝ったり、取りたいけど時間がないとあきらめつつあった資格の勉強などをする時間もあります。
「働かなくても減らない」が「増えない」。現状の収益バランス
労働報酬を稼がなくなって数ヶ月、稼いだ分と出ていく分がトントンで「減らないけど増えない」という状況が続いています。
この働き方でもう少し、稼ぎを増やせればというところです。
時間を切り売りしない生活の先に見えつつある、在宅ワーカーの「これから」
筆者は、働くうえでの理想として、
- 投資で生活の土台をつくりつつ
- 時給に縛られない
- やりがいや社会参加のための労働を選ぶ
があります。時間や場所の融通がきく在宅勤務(テレワーク)は、こうした働き方を実現しやすいです。
これからフリーの在宅ワーカーを目指すなら、仕事を探すとき「時間や納品数で働く」以外の選択肢を検討してみるのも、ひとつの考え方かもしれません。
※この記事で紹介した報酬(年収、月収、時給)は個人の一例です。参考までにご覧ください。

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