コロナ禍で会社がつぶれて以来、新しい求人情報をチェックして応募と面接を繰り返す日々が続きました。
在宅ワークを中心に探していましたが「これだ!」と思える求人は少なく、応募するのは月に2〜3件程度でした。
在宅ワークの求人は怪しいものが多く、注意が必要です。面接に行ってみたら怪しい雰囲気の会社だったことも何度かあります。
今回は、在宅ワークを探す際の注意点や、怪しい求人に対する対処法についてお伝えします。
在宅ワークの求人はとりあえず怪しい、と思っておくくらいでちょうどいい
正社員の時から副業で、請負形式の在宅ワークはいろいろしてきました。
いろんな会社と仕事をする中で急に連絡がつかなくなったり、何の予告もなしに報酬がいきなり半分になったり、契約したそばから倒産したり。予想しないことも多々ありました。
ある程度のリスクは覚悟の上で取りかかったほうが、あとで苦労しなくて済むのではと思います。
怪しい求人に注意するための
在宅ワークを探していると、怪しい求人に遭遇することがあります。以下は、筆者が経験をふまえて覚えた、怪しい求人に注意するための8つのポイントです。
- 会社の実態を確認する:所在地・代表者・電話番号に偽りがないか確認しましょう。
- 面接方法:チャットだけで面接を行おうとする企業や団体は注意が必要です。ZoomやSkypeなどのビデオ通話で顔を確認できる面接が望ましいです。
- 個人情報の要求:個人情報や金融情報を先に聞いてくる求人も、怪しい可能性があります。
- 求人情報の出どころ:信頼できる求人サイトからの情報かどうか確認しましょう。
- 口コミや評判:会社名でネット検索し、口コミや評判を確認しましょう。
- 面接官の態度:面接官が妙に偉そうにしている、逆に腰が低すぎる場合は警戒しましょう。
- 待遇が良すぎる:現実的に信じがたい高待遇をうたっている場合は注意が必要です。
- 採用のスピード:話をあまり聞かず、すぐに採用しようとする場合も怪しいです。
これらのポイントをふまえて、ひとつでも怪しい点があれば、応募を見送ることをおすすめします。
ほか、実際に面接に行ってみて職場の雰囲気が悪そうだったり、社員の人たちの服装が好ましくなかったりしたときなどに「この会社とは縁がない」と判断したこともあります。
サギまがいの求人に当たったときのこと
面接と試験を受けに行ったとある会社で「業務委託の前に有料のトレーニングを受ける必要がある」と後から知らされてビックリ。
ちなみに金額を聞いたら10万円とのこと。業務に必要なトレーニングなら、報酬が支払われた上での契約になるはずです。
業務委託も有料トレーニングももちろん即、辞退しました。最初はそんなこと一言も言ってなかったのに。時間返せ!という感じです。
就職詐欺ってよく聞くし珍しくないけど、在宅ワークに至っては普通の求人よりも多くないか?と思えてきます。
ほか、自分は経験がありませんが、
- 最初に少額の給料が支払われたあと、パソコン代や研修費、サーバー代などとして逆に費用を請求してくる
- 短時間の労働で正社員並みの給料を支払うとうたう(楽して稼げる!系)
- 勧誘そのものが仕事になっている(勧誘できた人数の多さによって報酬が決まる)
といった手口もあるようです。
どんな求人サイトで在宅ワークを探せば、怪しい求人に当たらなくて済むのか
では、どんな求人サイトから在宅ワークを探せばいいのでしょうか。
ただでさえ人気の在宅ワーク。サギなんか気にしてたら見つからないのでは?と、不安になる方もあるかもしれませんね。
自分がマックスに仕事探しをしていたときに書いた記事が、参考になると思います→ 【在宅ワーク探し継続中】42社応募してみて、どの求人サイトが一番決まりやすかったか
ただ、この記事で紹介した求人サイトで探しても100%安心とは言い切れません。
応募するたびにしっかり見極めたうえでサギにあうことなく、きちんとした仕事を探しましょう。
残念ながら実際にサギにあってしまったときは、求人サイトを運営する企業に報告して、詳細を伝えるようにしてください。
国民生活センターにも窓口があります。サギの事例も掲載されているので、参考にするといいかも。
怪しくなくても、自分に合わない場合がある
以前、広告代理店のコピーライティング業務の求人に応募したときのこと。面接時間が夜10時一択で「どうしても難しい場合は調整します」と書かれていました。
このメールを見た時に「業務量が多く、時間的にハードかもしれない」と感じ、辞退しました。
求人は毎日新しいものが次々に出てくるので、条件が合わない場合は他の求人を探しましょう。時間が許す限り「自分にベストかつ誠実な会社」を選びたいものです。
在宅ワークするなら、リスク分散も意識したい
コロナ解雇されて半年経ったころ、業務請負の仕事がひとつ見つかりました。
この仕事は正社員だった頃のつながりで得た仕事で怪しさは全くなく、安心して取り組めています。
ただ、ここで「他の仕事もしませんか」と言われたときは断りました。
というのも、この会社の経営が悪化したり最悪、廃業や倒産ということになると、ここからの仕事の比重が多い場合、収入が減って苦労するのではと思ったからです。
在宅ワークでも、そうでない仕事でも同じかもしれませんが、コロナ解雇を経て思うのは「リスク分散」です。
複数の仕事を持つことで、一つがダメになっても生活に支障をきたすリスクを減らせます。
在宅ワークでも、そうでない仕事でもリスク分散は大事だと思います。たくさんの仕事を経験することで、自分にベストな仕事や会社が見えてきます。関わる人に誠実に向き合う会社を選びましょう。
在宅ワークは慎重に選ぼう
在宅ワークを探そうとすると、残念ながら怪しい求人も多いです。信頼できる求人サイトを活用してください。
注意点を押さえて慎重に選ぶことで、安全かつ自分に合った仕事を探せます。少しでも怪しいと感じる求人に遭遇した場合は、応募をやめましょう。
可能ならリスク分散を意識して、複数の仕事を持つことも検討してください。