なかなか悩ましい、実家の片付け。
兄弟姉妹やお父さん・お母さん、おじいさん・おばあさん、もしくはそれ以上のご先祖から住んでいれば、途方に暮れてしまう量のモノに囲まれているのでは。
あふれているモノを「捨てる」から「売る」にシフトすることで、実家の片付けが少し楽しくなるかもしれません。
実家の片付けは、どうして大変なんだろう
多くの実家は、昭和のころから積み重ねたモノたちであふれていることでしょう。
我が実家も同様です。
思い出の品をどうするか迷う
実家を片付けようと、手をつけると。 「これは、捨てられない」といった思い出の品もワンサカ出てきます。
迷いますよね。
迷ったモノはすぐに処分せず「あとから考える箱」を用意して、そこにまとめておくと、いちいち気をもまなくて済みます。
少し時間をおいて冷静に箱のなかを見て、要る・要らないの判断をすればいいと思います。
「もったいない」という気持ちも
無視できない「まだ使える、捨てるのはもったいない」という気持ち。
使えるものは、捨てないで活用したいところです。
どうしても使えないものだけを処分すれば、ゴミの量も減ります。
不要品を“捨てる”から“売る”へ
「捨てるのはもったいないかも」と感じるモノは、自分で使えなければ人に譲るほかに、売ることも視野に入れてみませんか。
こんなものほんとに売れる?という品に意外に、価値があったりします。
高い金額ではなかったとしても値がついて、実家に眠っていた何かが、誰かに使ってもらえるのは嬉しいことだと思いませんか。
長く使っていなかった、使わずに置いたまましていたモノに価値があるかも
実家を漁ってみると「これ、まだあったんだ」というモノがいろいろ、出てきたりします。
新品や新品同様、あるいは数回しか使ってなくて「まだ使えるかも」という状態ならば、捨てるのはもったいないかも。
捨てるのにお金がかかるもの、置いておくとかさばるものなどから、売れるかどうかを調べてみませんか。
実家に置きっぱなしになっていたモノを売って、片付けにお金がかかる時の費用に充てることもできます。
それにただ捨ててしまうより売ることで「別の誰かが使ってくれる」と思えば、気持ち的な満足度も高いかも。
実家の片付けで査定を試したいアイテム
実家にあふれているモノはどれが売れて、どれが売れないのか。筆者も最初は、よくわかりませんでした。
亡父の着ていたスーツを「これ高かったし、きっと売れるよね」と何着か査定したとき。
「一着10円です」と言われ、不用品を買い取ってもらえるのは上流階級の話か〜!と落胆したこともあります。
でも、ダメもとで別のものをいくつか査定してもらうと1,000円、2,000円といった査定金額が提示されたりもして。
「これ」と思ったものはいくつか、査定してもらうといいかも。
何度か試すと、ご自宅の中にあるもののなかで「これは売れる」「これは難しい」といった線引きがなんとなくできるようになると思います。
ブランド品や時計、カメラ
使っていないブランド品や時計、カメラがあれば、積極的に査定してもらいましょう。
こうした品がお好みの買取屋さんも多いようです。
状態はいいに越したことはありませんが、少し古いものでも値段がつきやすいジャンルのようです。
筆者もブランド品のカバンや靴をはじめ、カメラなどを査定して買い取ってもらったことがあります。
使い込んでいたり経年劣化していたりで高値はつきませんでしたが、いつもよりいいランチやおやつを楽しむくらいの金額にはなりましたよ。
骨董品や古い家具
ブランド品などと同様、骨董品や古い家具も売る方向で検討するといいでしょう。
もちろんモノによっては値段がつかなかったり、売れても二束三文だったりすることもあります。
でも骨董品や古い家具の多くは、処分しようとするとお金がかかります。少額でも値がつけば、処分費用を負担しないで済みます。
使用していない家電やガジェット
家電やガジェットも家具などと同様で、処分時に費用がかかるものが多くありますね。
売れるものはできるだけ売っておきたいところです。
ここで紹介したものは査定対象になる具体的なアイテムの一例です。ほかにも実家に眠っている不用品のなかには値段のつくモノがたくさんあるでしょう。
どんな査定サービスを選べばいいの?
不用品を売るといっても、どこで売ったらいいのかはなかなか、難しい問題です。
古物まわりの業者のなかには悪徳企業や、カタギではない?といった集団もわりとある様子。
やりとりをするときに不当な取引を強いられたり、売ったものが不法に投棄されたりといったことが決してないように、売り先は慎重に選びたいところです。
高評価かつ安全で、安心できる業者を選ぶコツ
評価の高い、安全・安心な買取先を選ぶには、どうしたらいいのでしょうか。
古物を取り扱う資格を持っていることが前提ですが、取得しているかどうか、どうやって調べたらいいか分からないこともあります。
テレビやラジオなどのマスメディアでCMをしていたり、実店舗を構えていたりといったことも、判断材料のひとつになるのでは、と個人的には思っています。
無料のオンライン査定を活用しよう
マスメディアでコマーシャルをしている古物商といえば、福ちゃんや大吉、エコリングなどが思い当たるでしょうか。
筆者はこのうち、実家の近所にお店をオープンしたエコリングに、オンライン査定を依頼しました。
エコリングはLINEで売りたい品の画像を何点か送ると、短時間で査定結果を送ってくれます。
売りたい品が1点〜数点なら、LINE査定は便利です。
箱に詰めて送って、後から査定結果を知らせてくれるサービスもあります。
依頼すると買取キットを送ってくれますが、家にある袋や箱で送っても大丈夫。
公式サイトから申し込みをすると、宅配便の方が送り状を持って自宅まで来てくれます。荷物を渡して、送り状の写しをもらえば、あとは査定結果を待つだけです。
点数によってはまとめて送って、査定は後からの方が楽かもしれませんね。
宅配買取は本人確認書類に記載された住所と、送り状の住所が一緒である必要が
実家にあるような古物(中古品、新古品)を宅配買取してもらう場合、免許証やマイナンバーカードといった「本人確認書類」のコピーを同封する必要があります。
このとき、書類記載の住所と発送元が同一でなければならない買取業者が多いようです。
エコリングに聞いてみたところ「ご実家のご住所の記載されている本人確認書類・口座名義にてお申込みいただけましたらと思います。どうぞよろしくお願い致します」とのこと。
実家の住所の記載されている本人確認書類・口座名義が揃わなければ、宅配買取はむずかしいと言われました。
その場合は実家に住んでいる人に書類を用意してもらうか、店頭へ持っていって買い取ってもらう必要があります。
実際に、査定を試してみると
実際に売らなくても、査定だけ対応してくれるお店も珍しくありません。
筆者も実家で、使わなくなっていたカメラや食器などを査定してもらいました。
捨てるつもりだったカメラに値段が
亡くなった父の書斎を整理していたら、カメラが何台か出てきたので査定してもらうことにしました。
オンライン査定に応じてくれるお店にいくつか査定を依頼して、いい値段をつけてくれたカメラのキタムラのお店に出向いて、売却しました。
カメラも捨てるとなればお金がかかるから、買い取ってもらえて本当にありがたかったです。カメラの売却については、こちらの記事にくわしくまとめています。
古いティーカップの意外な買取価格
古いカメラに値段がついて、買い取ってもらえたことで「これは、売れないか?」と実家にある古いものを掘り起こしてみると、いろいろ出てきます。
写真は、実家の押し入れにあったコーヒーカップと箸置き、それにこけし。どれも新品未使用です。
こけしに高値がつくのでは?と期待しながら待っていましたが、意外にも高値だったのはコーヒーカップ。
ブランドがもうなくなっているとのことで、少し高値がついたのかもしれません。
実家の片付けは一歩ずつ。捨てる前に“査定”を試そう
我が実家にはおそらく、ものすごい高値で売れるものはないと思います。
でも、家族であれこれ探し回りながら「これを買った時はこうだった」「これはもらいものだけど、要らないと思った」などと思い出を語り合う時間も、悪くないと思います。
楽しい時間を過ごしながら、家の中が片付くのはありがたいことですね。
一気にやると疲れます。長い目で見て、少しずつ取り組むといいようです。
査定サービスの利用は気軽にできる
実家に眠っているような身近な古物を買い取るお店はたくさんあるようで、オンラインで査定に応じてくれるところも珍しくありません。
「これ、売れるかな?」と思ったら気軽に査定してもらって、結果をふまえて、実際に売るかどうか検討するといいかと思います。
売れる物は売って、片付けもスムーズに
実家の片付けというと途方もなく時間のかかる、大変なモノのように感じますよね。
でも、もしかしたらお小遣いになるお宝が眠っているかも?という気持ちで始めると、気持ちも違うのでは。
高い値段で売れなくても、ちょっとしたお菓子などを買えるくらいの値がつけば御の字。おいしいものを取り寄せて、家族で楽しい時間を過ごしましょう。
そんなことを繰り返していると、じょじょに片付いてきます。
実家の片付けは大変だけど
実家の片付けを思うと、気が滅入る感があるかもしれません。
不要品を捨てる前に、査定サービスを試すことで手間を減らして、収入につなげられると気の滅入りも少し、軽減されるのでは。
この機会に一度、試してみませんか。