リモートワークで会社員をを10年したあと、無職になりました。
忙しく働いている人たちのSNS投稿なんかをみると、若干の「置いていかれている感」を感じてしまいます。
自分以外の人がみんな、うまくいっていて「取り残されているんじゃないかな」と思い始めて、負のループにハマってしまうこと、ありませんか。
でも、この「負のループ」な気持ちをあえて無視してみると、意外に突き進めたりします。「こういう気持ちって誰でも持ってることだ」的な。
在宅勤務の副業、できる人とできない人の違い
副業やってみたい!できれば在宅で、って思ったことのある人は多いと思います。
この記事を読んでくれてる人は副業について考えていて、この名もないサイトにたどり着いてくれたことでしょう。
読んでくださってありがとうございます。
在宅で副業を始めた10年前
自分が在宅勤務の副業に取り組み始めたのは10年前です。
その時はパワハラに遭っていて「副業してもうまくいかなかったらどうしよう」と思う余裕もなく「とりあえず会社辞めたい。まず稼げる方法を探そう」という一心でした。
そんな感じだったので、とりあえず求人検索をして「副業向きで在宅でできて、応募資格のあるもの」に応募しまくりました。
ほとんどは書類選考で落とされるのですが、面接してくれる会社や個人がポツポツ現れて、仕事を探し始めてから3週間くらいで、最初の仕事が決まりました。
最初の副業は、時給換算して1000円あまりの仕事
一番最初に取り組んだ副業は、語学教材を使って感想文を書く仕事。
数時間の作業で5000円が支払われたように記憶しています。時給換算すると1000円あまりだったでしょうか。
安っ!と思いましたがこの仕事は、後から考えるとビギナーズラックでした。
納品したあと次の依頼が来ることはなく、さらに単価の安い仕事しか見つからない日々が続きました。
それでもその後も仕事をくれる会社・個人を探し続けて、私の副業ライフはだんだんと忙しくなりました。
その間もブラックな依頼を受けたり「あなたは能力がないので、次はもう頼まない」と言われたりすることも。
心折れては立ち直り、心折れては立ち直りを続けて、だんだん気持ちも強くなっていったように思います。
ちなみに副業を始めるきっかけになった当時の勤務先でのパワハラは、当事者が社内に居場所をなくして去る形で解決しました。
副業がうまくいき始めてパワハラにも毅然と立ち向かうことができ、振り返れば本当によかったです。
在宅勤務の副業は「とりあえず始めてみた人」しか実現しない
副業で大きなお金を手にする人もあれば、本当にお小遣い程度だけを稼ぐ人(自分の場合はこちら)もあり、副業も成功の大小はさまざまです。
でも、始めなければゼロが1になることはまずありません。
もちろん、副業にもいろいろあり資格や経験を必要とするものもたくさんあるし、そうした仕事は単価も高めに設定されています。
副業したいけど、なんの経験も技術もない
なんの経験も技術もない人が副業を始める場合は、まず自分のように「誰でもできる系」から取り組むと、ハードルが低くて良いと思います。
そういう仕事をしながら経験を積めば、だんだん単価高めの仕事も取れるようになるでしょう。
例えば、私が副業を始めたばかりの頃よく仕事を探していたクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で出ている仕事を検索すると、以下のような仕事が見つかります(一例です)。
◆(1分アンケート)「結婚相談所を使ったことがある方へのアンケート」(超カンタン):単価11円
◆ロンドン在住の方限定、ブランド店舗での商品引き取りのお仕事(お小遣い稼ぎ、副業):単価3000円+経費
◆500文字で映画の感想を書いてください:単価55円
といったテイです。「こんなの安すぎる」と思ってしまったら元も子もないですが、こうした仕事をはじめの一歩として踏み出せると、次につながります。
実際のところ、こうした低単価の仕事に紛れて、少し単価の高い仕事が出てきたりもします。
自分も慣れてくると、そういう仕事を速攻でとるようにしていました(先着順で決まることが多かったので)。
やるか、やらないか。在宅勤務の副業を成功させる鍵は、そこだけです。
副業を始めた当初は頭になかった、投資系の副業について
視野が狭かったこともあってか、副業をしようとしたとき「何かしらの労働をして、その対価をもらう」ことしか頭にありませんでした。
しかしそのころ、父親が倒れて介護のために実家へ戻ることになり、買ったばかりのマンションに住めなくなってしまいました。
そこへ友人が「住まないなら借りてあげる」と申し出てくれ偶然、不労所得を得ることに。
友人はその家に2年ほど住んでくれ、家賃収入をしっかりもらいました。
不動産を含め、副業として投資もありだよねと実感。もう一部屋買おうと思ったものの、リスクを考慮し不動産の買い増しはしませんでした。
不動産で不労所得を得たあと、株式投資に挑戦
代わりにトライしたのは株式投資です。
40万円を元手に3つの銘柄に投資するも、翌月には20万円になってしまい投資の恐ろしさを体感。
株式投資は半ばあきらめ状態で、数年が経過しました。
しかし、株主優待で楽しく投資をする人たちをメディアで見かけて「これならできるのでは?」と再び、複数の銘柄を購入しました。
またも買い方をよく心得ずに買ったから、相変わらず資産は減る一方。疑心暗鬼のまま時間は過ぎていきました。
しかし2020年3月、コロナショックのあおりで株価が暴落したタイミングに買い増しをすると、買った銘柄のいくつかがかなりの伸びを見せました。
株をうまくは買えないけど、待つことは覚えた
コロナによる暴落のタイミングで買ったいくつかの銘柄が値を上げたことで「安いときに買えばいい」と理解しました。
しかしそんな経験をしたとはいえ相場を完璧に、クリアに見通せる力がついたわけではありません。
でも、下落するまで気長に待つという姿勢は覚えられたかなと。
投資による、小さくもありがたい利益
現状は不動産投資とあわせて月換算で5万円ほど、投資による収益を得ています。
小さな金額ですが、我が家の家計を助けてくれるありがたい存在です。在宅で副業を考えているなら、資金を出せる場合は投資系の副業も、検討の余地があるでしょう。
投資に取り組むようになって、不動産や株式の市況に興味が持て、視野が広がった実感もあります。
ただ投資は、労働のように働いた分がすぐに報酬として懐に入ってくるとは限りません。投資した資産が目減りする可能性もあります。
そのリスクをふまえたうえで、興味があれば取り組む価値は十分にあるといえるでしょう。
会社員時代に取り組んだ副業については、別記事「サラリーマンを辞める前にしておいて良かった3つのこと」にもまとめています。こちらも参考になればうれしいです。
まずは1円からでも、在宅勤務+副業でお金を稼いでみよう
ここで紹介した在宅でのお金の稼ぎ方は、個人的な体験をもとにした一例です。
どんな形であれ、まずは少ない金額でも、在宅勤務+副業でお金を稼ぐことを始めましょう。
やるか、やらないか。繰り返しになりますが、副業で稼げるかどうかはそこだけで決まります。
本業を持ちながらでも副業をもつことが可能なら、試してみませんか。
ただ、選ぶ仕事によっては、ずっと安定した収益が得にくいものもあるでしょう。
最初の副業でお金を稼げたら、別の副業を。それもまたうまくいったらまた新しいものをと、可能性をひとつずつ試すのも、副業の醍醐味なのではないでしょうか。