2020年の春、コロナ解雇に遭ってから失業手当をもらいつつ少し休んで「これからどう働くか」を半年ほど考えました。
そろそろ失業手当の終了も見えてきた時「在宅ワークで働こう」と決意して、仕事を探し始めたところ。
- 「採用」と見せかけて高額な登録料を取られそうになったり
- 仕事が決まっても全額歩合制だったり
- 「案件が発生次第お声がけします」と言われてそれっきりだったり
と、もう自分は世の中に必要とされてないんじゃないか?的に感じる出来事が続きました。
不採用になってはまた応募、また落ちて新しい求人を探し、の繰り返しで。
時間が経つにつれ本気の「もう必要じゃない感」に苛まれて、だんだん心が萎えてきました。
採用されない状況から抜け出すのに半年かかった
コロナショックで在宅ワークに応募が殺到している状況だったこともあり、きちんと報酬の出る仕事が決まったのは、応募開始から半年後。
すでに40社以上の求人に応募していました。
一つ決まると、すぐにもう一つ決まって不思議な気がしました。この記事では、
- そうした状況でどうやって在宅ワークの仕事を探したか
- 振り返ってどんな動きが採用につながったか
などについて、体験談をベースにお話しします。
「在宅ワークに採用されない」半年間に試して、効果を感じた3つの行動
採用されない半年の日々で、試行錯誤して「これはいい動きだったかも」ということが3つあります。

- 閲覧する求人サイトを増やしてみる
- 採用・不採用の連絡を待たずにどんどん応募する
- 企業・職種をずらす
です。一つずつ説明します。
在宅ワークに採用されない場合は、閲覧する求人サイトを増やしてみる
在宅ワークを探し始めた当初は、ほとんどインディードだけで探していました。
ウィキペディアによればインディードは「数千のウェブサイトを巡回して求人情報を収集している求人情報専門の検索エンジン」です。
なので「インディードさえ見とけば大丈夫」と思い込み、他の求人サイトをあまり見ていなかったんです。
でもある時期「応募が殺到しており」という不採用通知を続けて受けたことがあって「応募が殺到してるのはインディードに載ってるからかな」と何となく思えてきました。
さらに、インディードがウェブサイトを巡回して求人情報を収集するのには少し時間がかかるらしい、ってことも分かってきました。
そこで「それなら、いくつかのサイトに絞って新着求人を狙おう!」と思ったんですね。
アルバイト専門の求人サイトや主婦向けの求人サイト、在宅ワーク限定で探せるサイトなど、毎日いろんなサイトの新着情報をチェックするようにしました。
どんな求人サイトから応募をしたかについては「42社応募してみて、どの求人サイトが一番決まりやすかったか」という記事にまとめていますので、参考にしてください。
採用・不採用の連絡を待たずにやってみたい、あるいはできそうな求人にどんどん応募する
最初は一社応募したら採用・不採用の連絡を待ちました。いくつも応募して全部ダメだったら辛い、というひ弱な考えからです。

特に、テスト課題などを出されて不採用の通知が来ると「本気で取り組んだのに!」と、かなりダメージを受けてました。
メンタル弱いですね。
でもある時「そんなこと気にしてもしょうがない」と気持ちを入れ替えました。一日数件応募することもあり、応募だけで1日が終わったりしてました。
「今の自分の仕事は仕事を探すこと」と割り切って、たくさんの時間を求人検索と応募に費やしました。
当たり前のことですが、数多く応募すれば可能性は広がります。
応募する企業・職種をずらす
「応募する企業・職種をずらす」というやり方は、全く未経験の業界へ応募するのではなく、イメージとしては「経験50%、未経験50%」という感じです。

例えば筆者の場合、事務職の経験は広報事務しかありませんでしたが、これを少し幅を広げて「営業事務」「一般事務」としてみる、といったテイです。
あるいは、たとえばライター業の経験があるなら、出版社や編集プロダクションに応募するのに加えて「文章を書ける人を求めている企業」に広げてみるといったイメージでもいいかと思います。例えば、
- IT企業=ウェブサイトに掲載する文章を作りたい
- 小売店=販促にSNSを使いたい
というニーズがあればまた、経験がマッチングすることもあるでしょう。
応募する企業・職種をずらして探すなら、Googleしごと検索が便利
そんな求人どうやって探すの?という疑問も、おありかと思います。
そういう時は、Googleしごと検索を使うのが便利です。Googleの検索窓に、
- 経験したことのある業種
- やりたい、やろうとしていること
+「求人」を入力すると、検索結果の上部にGoogleしごと検索の結果が表示されます。
Googleしごと検索より上に広告などが表示されてしまうこともあります。「(目当ての求人が)見つからないな」と思ったら、検索結果画面を下へスクロールしてみてください。

例えば「文章」「求人」と入力すると、出版社・編集プロダクションの募集に混じって
- ソフトウェア企業*評価文章作成業務
- 広報文書作成等の事務業務
- 【人気アーティスト多数所属】歌詞や文章などの校正
といった求人が表示されます(一例です)。
在宅勤務の求人を探すには。Googleしごと検索以外の探し方
在宅勤務の求人をひろく探すのであればGoogleしごと検索で「在宅」「求人」というキーワードで探すのも良いでしょう(検索結果が多すぎるかもですが)。
そういう風に探すと、想像してなかった企業や業界で仕事ができる可能性も広がります。
在宅の仕事見つからないよ〜と思っても諦めないでください。
ほか、私が求職活動中によく利用したのはママワークスやしゅふJOBなど、子どもがいるお母さん・お父さん向けの求人情報サイトです。
この二つの求人サイトには、子育てなどであまり家を空けられない人向けのテレワーク求人が多く出ています。もちろん子育て中でなくても応募できます。
ちなみに、筆者が今している在宅ワーク(業務請負)は、しゅふJOBで見つけたものです。
- 閲覧する求人サイトを増やしてみる
- 採用・不採用の連絡を待たずにどんどん応募する
- 企業・職種をずらす
という3つのアイデア、参考になれば嬉しいです。
まずは検索+応募から
在宅ワークの仕事を探してもなかなか見つからない、採用されないというとき。
心が折れてしまったら、少し休みましょう。そして折れた心に、少し戻った感を感じたら、検索+応募を繰り返してみるといいのでは。
そうした動きのなかで微調整していけば、だんだん自分に合った仕事に近づくと思います。
理想の在宅ワークの仕事に出会えた!という方は、コメントなどで喜びをシェアしてくださると、とてもうれしいです。



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