【面接対策】在宅勤務を希望する理由例5選+体験談

在宅勤務の転職

筆者が大学時代、就職活動をしていた1990年代後半には、在宅勤務や在宅ワークはまだ一般的ではありませんでした。

大学の就職課で「家で働けるといいかなと考えています。週2回くらい出社するとか」と、とりあえず正直に希望を伝えてみると。

「世の中をナメている」と一喝されました。この時代なら当然かもしれません。

この記事では「在宅勤務を希望する理由の答え方」や「2025年の最新求人事情」を解説し、その後に筆者の体験談もご紹介します。

  1. 在宅勤務したい理由って?リモートワークを希望する就活での答え方
  2. 2025年の在宅勤務求人事情
  3. 【体験談】テレワークへの長い道のり。社畜として通勤する日々を
    1. 勤務先からテレワークを打診されるも
  4. 完全在宅の仕事は少ないです、って言われた
  5. 理由はどうあれ家で仕事したいなら、そうした方がいいと思う
  6. 人間関係に疲れて在宅の仕事を探しているなら、やっぱり
    1. 通勤から在宅勤務に切り替わったころのこと
      1. 通勤でもテレワークでも、会社を辞めたくなるときはあるから
  7. 「慣れるまでは出社」と言われて、期限付きでオフィス勤務したとき
  8. 在宅ワークの仕事はじっくり探せば見つかると思う
      1. 在宅コールスタッフの求人を勧められたけど
  9. 在宅の仕事が多い求人サイトって
    1. 会計事務所経験者向け 在宅スタッフ募集サイト【ジャスネット在宅スタッフ】
    2. 自由で高収入な在宅ワークを【コールシェア】
    3. しゅふJOBワーク
    4. ママワークス
    5. ママの求人
    6. スキルのオンラインマーケット【ココナラ】
    7. お仕事マッチングサイト【クラウドワークス】
    8. クラウドソーシングサービス【Bizseek】
    9. スタッフサービス
    10. en派遣
    11. マイナビワークス
    12. マンパワージャパン
  10. 未経験でできる在宅ワークってどんなものがあるの?
    1. 在宅勤務の仕事はハローワークでも探せる
  11. 「在宅勤務を希望する理由」よくある疑問にQ&Aでお答えします
    1. Q. 在宅勤務を希望する理由は、面接でどう答えればいい?
    2. Q. 2025年の在宅勤務求人の状況は?

在宅勤務したい理由って?リモートワークを希望する就活での答え方

在宅勤務をしたい理由には、さまざまなものがあるかと思います。

本心ではネガティブな理由を抱えていても(筆者もです笑)、面接などで伝えるときは「前向きな理由」に変換して答えるといいようです。たとえば、

  • 通勤時間を減らして生産性を上げたい
  • 家事・育児・介護との両立
  • 集中できる環境を整えたい
  • 心身の健康維持(人間関係のストレス軽減)
  • 柔軟に働けるワークライフバランス

と、いった感じでしょうか。面接で「在宅勤務をしたい理由」を聞かれたとき答えられるように、前向きな理由をしっかり用意しておくと、不安がないのではと思います。

他は上手く答えられたのに、テレワーク希望理由だけがマズかった、とならないように気をつけたいところです。

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2025年の在宅勤務求人事情

数年前まで、在宅勤務の仕事に限定して就職活動をするのはおそらく、とても難しかったことでしょう。

でもコロナショック以降は公に在宅勤務が奨励されたこともあり、ハローワークの求人サイトでも在宅勤務のカテゴリを設けています。

国レベルでも細々とではありますが、時間・場所を有効活用できる柔軟な働き方として、テレワークの普及促進を図っているようです。

総務省ではテレワークの普及促進を目指して取り組み事例を選定・表彰しているほか、国土交通省では毎年、テレワーク人口実態調査を実施・公表しています。

この2省のほか、内閣官房・内閣府・デジタル庁・厚生労働省・経済産業省がテレワーク関連府省と称して、取り組みを強化しているそうです。

その割には普及してないような、というのは気のせいかしら。

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【体験談】テレワークへの長い道のり。社畜として通勤する日々を

雇ってくれる会社もなく、大学を卒業してフリーターとなった5年後。やっと正社員になり、終電で帰る普通に忙しいサラリーマンとして働いていました。

在宅勤務なんて夢のまた夢。学生時代に就職課で一喝されたことなんか忘れて「通勤が嫌だと感じるのは自分の怠けた気持ちのせいだ」と思うようになっていました。

ただ、メディアなどで在宅勤務が「先進的事例」として紹介されているのをときどき、目にするようにもなっていました。

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勤務先からテレワークを打診されるも

テレワークを実施している企業の情報を見聞きして、なんとなく社内での会話で「うちの会社も在宅勤務を導入したらいいのに」みたいなやりとりをしていました。

それから数年がたって「在宅勤務してみる?」と打診があり、ありがたく在宅勤務をスタートしたのですが、数年後に勤務先は潰れてしまいました。

失業手当をギリギリまでもらって「そろそろ働かないと」と思いはじめて、就職活動をしはじめると。

完全在宅の仕事は少ないです、って言われた

テレワークで働きたい、と思いながら仕事探しをしていたときのこと。

ある派遣会社へ登録する時に、仕事や勤務形態の希望を聞かれて「在宅で」と答えると「家で仕事したい理由って何かあるんですか?」と聞かれました。

「長年在宅で働いてきて、その方が自分に合っているので」と言うと「そうですか」と一瞬、変な空気になりました。

おそらく介護や育児、自分の健康面の問題とかを挙げれば、納得してもらえたのかもしれません

あるいは「働き方を柔軟に」「ワークライフバランスを考えて」という感じで、前向きに言ったりするとか。

「完全在宅の仕事って少ないです」と言われて、その派遣会社からはその後、連絡はありませんでした。

今思えば、この派遣会社がたまたま、在宅ワークの案件を多く持たない会社だったのかもしれません。

派遣会社からのあっせんを待ったり、自力で探したりして現状は在宅の仕事をしていますが、やはり在宅勤務はスタンダードな働き方とはいえないのかもと思った出来事でした。

理由はどうあれ家で仕事したいなら、そうした方がいいと思う

冒頭で書いたように、明確な事情なく「在宅で働きたい」というと、理解が得られない場面もまだ、あるのかもしれません。

私も未経験の業種で在宅勤務に限って仕事を探したら、40社以上不採用で心が折れそうになりました(その時の記事)

でも理由はどうあれ「家で仕事したい」という強い希望があるなら、そうした方がいいと思います。

妥協して出勤の仕事を選ぶと、結局今までと同じことになるから。

人間関係に疲れて在宅の仕事を探しているなら、やっぱり

次の仕事は在宅勤務がいいかな、と思っている人の中には「会社の人間関係に疲れたから」と考えている人も多いと思います。

自分も在宅勤務で一番気に入っているのは、人と顔を合わせないで仕事ができるところです。

もともとコミュニケーションをうまくとれないほうで、オフィス勤務の時は相当キツかったです。

そのころは理由もなく遅刻したり、出勤時間の直前まで行こうかどうしようか迷って、結局家を出るのが遅れて急いで行ったら階段から落ちたり、みたいなことを繰り返していて。

会社でもいつもボンヤリして、トイレにこもって寝ていたり。ダメ社員ですね。

毎日そういう感じだからか「社会人としての生活を送れない自分」=「怠け者」と感じてもいて、大きな悩みでした。

通勤から在宅勤務に切り替わったころのこと

それが在宅勤務になるとぐっと楽になり、身体の調子の悪さも消えました。仕事ができるようになったわけではなかったけど(笑)。

人には向き不向きがあると思うし、無理して続ける必要はないと思います。

その仕事を辞めても、もう何も仕事がないなんてことはありませんから。

在宅の仕事が見つからない間は、生活できる分だけアルバイトしながら、という手もあります。

無理だけは禁物です。自分の心や身体の声に、耳を傾けてくださいね。

通勤でもテレワークでも、会社を辞めたくなるときはあるから

会社員時代、マンションを買おうと「会社が潰れたり、クビになったり、どうしても辞めたくなったりするときも来るだろうから、アルバイトしても払える範囲でローンを組んで買える家を」と思いながら家を探しました。

ローンに縛られて会社員を続けるとなると、本当に心身の健康を害したとき大変です。

その時は「何かあったとき、家は売ればいいけど負債残ったらどうする?」みたいな不安もあって、安くて小さなマンションの一室をローンで買いました。

なので普通に家賃を払って住むよりも、ローン支払い額の方が安くなって気分的にも楽でした。ちなみに、当時のローン支払い額は、共益費や施設修繕費を含めて6万円弱。

万一、会社員を辞めた場合にも、何らかのアルバイトをすれば払える金額というのが、自分の場合はこのラインでした。

身体や心の健康を害したら、働ける場所が本当に限られてしまいます。

どうか無理に働くことだけは、しないでください。

「慣れるまでは出社」と言われて、期限付きでオフィス勤務したとき

慣れるまで出社で、という条件がついた在宅ワークの募集があり「通勤かー」と思いながらも、仕事の内容が魅力的だったこともあり応募しました。

運よく採用の連絡をもらったとき「どれくらいの期間、出社したらいいんでしょうか」と尋ねると「慣れるまでです」と言われて、具体的な期間は明示されませんでした。

「いつまで通勤すればいいんだろう」と思いながら通勤し始めてみると、普通に電車に乗って職場まで行けたので、とりあえずはホッとしました。

半日で終わる仕事だったから、終業後のランチを楽しみにするくらい最初は余裕しゃくしゃくでした。

でも通勤が二週間、三週間と続いていくと自分の中に眠っていた「通勤苦手モード」が目を覚ましたのか、少しずつ体調に陰りが見えてきました

便秘や肌荒れに加えて、毎日ストッキングをはいていたからか膝の裏や腰まわりがかぶれたり、不織布マスクをずっとつけていて頰や顎が真っ赤になったりして、通勤にかなり不安を覚えるようになっていました。

「ダメかも」と思いつつ出勤するうち「だんだん在宅の日を増やしましょう」と言われてホッとしました。

無理はしないほうがいいですね、やっぱり。

在宅ワークの仕事はじっくり探せば見つかると思う

この仕事は雇用形態としては派遣でした。派遣元は終始親切で派遣先も大手企業だったので、雇用に関する不安はありませんでした。

在宅勤務OKをうたっている求人には人が集まりやすいようで筆者も、決まるまで数ヶ月かかりました。

じっくり仕事を探せる場合は本腰を入れて探せば、見つかる可能性も上がると思います。

ただ「すぐに仕事しないと!」という状況にある場合は、最低限のアルバイトなどをしつつ探してみることをお勧めします。

在宅コールスタッフの求人を勧められたけど

在宅を希望したとき「コールセンターのお仕事OKですか?」と、何度か尋ねられました。

コールセンターやお問い合わせ窓口(チャット含む)は、在宅でも比較的見つかりやすい仕事だそうです。

昔、コールセンターのアルバイト(通勤)をした時、あまりにもしんどすぎて1日で辞めたので、勧められても辞退しています。

在宅なら何でもいい、というわけでもないですよね。

在宅の仕事が多い求人サイトって

最近では正社員はもちろん、派遣やアルバイトでも在宅勤務の仕事ってよく見かけるようになりました。

ただ、完全に在宅となるとまだやっぱり限られるようです。

雇用形態にこだわらないなら、派遣やアルバイト、正社員含めていろんな求人サイトから探すといいかと思います。

在宅の仕事に特化している、あるいは在宅の仕事の募集が多いサイトは、筆者が調査したり、利用したものがいくつかあります。

中には「しゅふ」「ママ」のネーミングが付いているサイトもいくつかありますが、どれも女性限定ではありません。

会計事務所経験者向け 在宅スタッフ募集サイト【ジャスネット在宅スタッフ】

ジャスネット在宅スタッフは、会計や税務、経理・財務分野のオフィスワーク経験がある方は必見です。



経験者を募集していることもあり、40代以上の方にも門戸が広いです。派遣・正社員とも求人あり。

フルタイム勤務以外の働き方にも寛容で、育児・介護などの事情にも応じてくれる求人が多いようです。お仕事の例としては「伝票や領収書等の仕訳入力」「帳簿チェック業務」「給与計算ソフト支給控除入力」などが挙げられます。

→ 公式サイトでくわしく見てみる

自由で高収入な在宅ワークを【コールシェア】

コールセンター求人に特化した在宅求人を扱っているコールシェア

在宅で働きたいけど人と話すのは苦じゃない、という方向きと思います。コールセンター業界ナンバーワンの高報酬サイトだそう

求人の内容例としては、商品やサービス内容を電話で伝えて面談の機会を獲得するものや、電話でのアンケート調査、問い合わせ電話の対応などです。

→ 公式サイトでくわしく見てみる

しゅふJOBワーク

しゅふJOBワークは主婦・主夫の働き方にあった求人を探せるサイトです。

在宅オンリーではありませんが、在宅の案件が多く出ています。

募集職種もオールラウンドで、フリーワード検索するとお探しの仕事が出ている可能性があります。半日働く仕事や、時短正社員などの案件も豊富です。

ママワークス

ママワークスはその名の通り、ママたちが働きやすいような求人案件が多数出ています。



在宅の仕事も多く掲載されています。在宅勤務したい人はママでなくても一度、求人情報を見てみるといいですよ。

検索する時に在宅・出社を選択した上で探せて便利。職種も「営業・マーケティング」「データ入力・タイピング」「クリエイティブ」「編集・制作」「人事・総務・経理・広報」などと幅が広いです。

→ 公式サイトでくわしく見てみる

ママの求人

ママの求人もママ向けを謳っていますが、ママでなくても大丈夫です。

勤務日数や雇用形態の希望をあらかじめ選んでから検索できるので、多様な働き方の仕事を選べます。

スキルのオンラインマーケット【ココナラ】

ココナラはCMもしていて有名な求人検索サイト。個人間取引が主ですが、法人が出している求人もあります。

お仕事マッチングサイト【クラウドワークス】

クラウドソーシング系の元祖とも言えるクラウドワークス。ありとあらゆる仕事の募集があります。

クラウドソーシングサービス【Bizseek】

ライティングやデザイン、プログラミングなどを中心としたクラウドソーシング(お仕事マッチング)サイトのBizseek。システムアプリ開発やデータ入力・収集等の求人も。

ココナラやクラウドワークス、BIzseekなどで多く募集のあるタスク型の仕事は、報酬が安い傾向にあります。実績を積むまでは、下積みの感覚で取り組む気持ちが必要かも。

上記に加えて、大手の人材斡旋・派遣会社・アルバイトサイトなども網羅しておくと取りこぼしが少ないです。

スタッフサービス

派遣といえば、の老舗・スタッフサービス。派遣だけでなく正社員案件もあります。第二新卒向けの求人もあるのは知りませんでした。

en派遣

エンジャパンも求人では老舗ですね。en派遣では派遣の仕事をひろく探せますが、何と言っても「単発の派遣」の仕事が探せるのがこのサイトの魅力です。

マイナビワークス

オフィス系が得意なマイナビスタッフをはじめ、クリエイターに特化した求人サイトや、新卒向けのサイトなど数種類あります。

マンパワージャパン

こちらも大手の派遣会社です。数ヶ月前に仕事を探していて連絡をしたら、20年前に登録した情報が残っていて笑えました。

未経験でできる在宅ワークってどんなものがあるの?

在宅ワークをしたいけど、未経験の仕事って採用されにくい?という不安は多いと思います。

実際のところ、私も経験がある業種ではすぐに採用されましたが、そうでないものは採用されるまで数ヶ月かかりました。

在宅ワーク以外の条件を少しゆるくしたら、もう少し探しやすいと思います。

在宅勤務の仕事はハローワークでも探せる

ハローワークでも、在宅勤務の仕事を探せます。

ただ、どんな求人サイトからであれ、最初に決まった仕事がうまくいくとは限らないでしょう。

「募集要項に書いてあったことと違う」とか「担当の人と反りが合わない」みたいなことはよく起こります。

少し働いてみて「ストレスを感じたらすぐにやめよう」という気持ちも大切です。

我慢してその後何ヶ月、何年働き続けるより、はじめのところで数回つまづく方がマシです。

「せっかく決まった仕事なんだから」と踏みとどまるよりも「次いこう」と気持ちを切り替えた方がいいのではないかな、と個人的には思います。

それと、就職の相談会などで「在宅勤務をしたい」と言った時、「在宅だけに狭めると見つかりにくい」と言われることは想定内と捉えた上で「でも在宅ワークがいい!」と伝えてみましょう

在宅ワークの案件を多く持たないエージェントでも「在宅がいいって言ってた人いたな」と思い出してくれて、あなたに仕事を紹介してくれるかもしれません。

そうして在宅勤務を希望する人が増えれば、誰もが気軽に在宅ワークの仕事を探せる時代も、くるのではないでしょうか。

「在宅勤務を希望する理由」よくある疑問にQ&Aでお答えします

Q. 在宅勤務を希望する理由は、面接でどう答えればいい?

A. 本心ではネガティブな理由があっても、面接では前向きに伝えるのがおすすめです。
例えば「通勤時間を減らして生産性を上げたい」「家事・育児・介護との両立」
「集中できる環境を整えたい」「心身の健康維持」「柔軟なワークライフバランス」などがあります。

Q. 2025年の在宅勤務求人の状況は?

A. 2025年現在、在宅勤務の求人はハローワークや大手求人サイトにも専用カテゴリができ、探しやすくなってはいます。

国も総務省や厚生労働省を中心にテレワーク普及を推進していますが、職種や企業によって普及度には差があるでしょう。

コメント

  1. みんみん より:

    まさしく、在宅で正社員の仕事を探して転職活動しくじり中なので、もうちょっと頑張ろって思えました。

    • satori より:

      みんみんさん、コメントありがとうございます。在宅で正社員のお仕事、見つかるといいですね。自分もとりあえず数あたってみて難しいようなら適宜、方針を考える感じでした。何度も応募すると落ちるの慣れます(笑)。

      • みんみん より:

        そうですよね〜、働く気はあるけど、とにかく家から出たくないだけ、というのがちゃんと伝わるといんですけどね笑

        • satori より:

          家から出ないだけで真面目に働きます!ということを熱意で伝えてください。とにかく家から出るのが苦手というだけなんですよね。

      • みんみん より:

        そうですよね、在宅を転職の軸にしてるとなかなかエージェントの方には理解してもらえないですが、数当たってみます笑

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