サラリーマンを卒業しようとしたら解雇に。これからどうするか具体的に考えると

こちら、2020年の4月にコロナ解雇を経験しました。

会社辞めようか、もうサラリーマン卒業してもいいかなと漠然と考えていたので気持ち的には大きなショックはありませんでした。

でも会社を辞めるために具体的に準備をしていたわけではなかったんですよね。

だから解雇当初は健康保険の切り替えとか、今まで会社が払ってくれていた各種税金の支払いとかで手間取ったりして時間が過ぎていきました。

そうしたことからだんだん解放されて、平日の昼間にのんびり出かけてみたり、読みたかった本を読んだりする時間が増えると、身の回りのいろんなことを考えるようになりました。

これからどうやって生きていくかとか、どう働くかとか。自分にとって、サラリーマンの生活は性に合ってなかったかもしれません。

薄々そう感じつつも、固定収入を失うのが怖くてなかなかやめられず、最終的に解雇されてしまったんだけど。

税金含めて生活費がどれくらいかかるのか

国民健康保険料や住民税、年金。日本国民として支払うお金が毎月こんなにあったのかと驚くのは「無職なりたてあるある」なんだそうですが、私もそのひとりでした。

ハローワークで失業手当の金額が書かれた書類を受け取って「多くないけど、これくらい出るなら生活するには十分」と高をくくっていました。

税金や保険料のことが頭になかったから。

これらの支払い書が続々と届いて、金額を確認するたびに「うわ、失業手当じゃ足りない!」と慌てて、退職金が振り込まれた銀行へお金をおろしに行ったのは一度や二度ではありません。

10万円の給付金も、すぐになくなってしまいました。

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固定収入がいくらあれば生活に支障がないか

そんな感じだったので、解雇されて1〜2ヶ月くらいは食費や生活費を切り詰めて生活していました。

食費は、切りつめようと思えば割と抑えられるけど、出費を抑えた生活はなかなかにストレスです。

だもんでストレスを溜めない範囲で過ごしてみると私の場合、固定費は毎月10万円程度必要と分かりました。

ここに税金などの公的な支払いを上乗せした額を、とりあえずは毎月稼いでいければいいかなと。

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正社員・派遣・パート・バイト・業務請負どれを選ぶか

働くといっても仕事や働き方は本当にいろいろで、生活の中に仕事をどんな風に入れたらいいんだろうと思いながら求人情報に目を通していました。

「これは、私にもできそう」と、初めて求人に応募したのは解雇後三ヶ月経った頃。履歴書を提出してリモート面接を一回したらすぐに内定お知らせのメールが来ました。

「できそう」と思って応募したものの、改めて業務内容を見ると「これで本当にいいのか」と思えてきて、その内定は辞退しました。編集・ライター業の業務請負でした。

その後は応募するも書類で落とされるばかりで、面接になかなか進まない日々が続きました。

正社員・派遣・パート・バイト・業務請負、どれを選ぶかは希望する働き方や報酬によるところだと思います。

自分がどんな風に働いて、どれくらいのお金を稼ぎたいのかを考えると、正社員か派遣、あるいはパート・バイト、業務請負どれを選ぶかが見えてくるのではないでしょうか。

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できそうな仕事に応募して内定を得るも、全くやる気がおきず辞退

そして一ヶ月くらい経った頃、また「できそう」な求人を見つけたので応募して、面接に呼ばれました。専門出版社での編集業務で、正社員の募集です。

ここは、解雇された会社によく似ていたのが印象的でした。

壁に名言や偉人の言葉を書いてあるのを額に入れて飾ってあったりとか、面接官(部長とか課長っぽい)の服がヨレヨレなのとか・・・会社員だった日々が鮮やかに頭に浮かんで、複雑な気分になりました。

そんなことに気を取られて、受け答えも的を得ないまま面接は終了。「これ多分ダメだな」と思っていたら翌日「最終面接に来てください」と連絡があり驚きました。

入社する気が全くおきなかったのは、ブラック企業?と感じ取っていたからかも

数日後、再びその会社を訪れて、通された応接室で待っていると。社長と役員(?)らしき人が二人、現れました。

二人とも70代、下手したら80オーバー?くらいの元気なご老人で、面接というより二人の昔話に耳を傾ける時間を過ごしました。

もし採用されて入社したら、彼らの話を聞く「傾聴タイム」が結構ありそう・・・と思いながら相槌を打ちつつ聞き流していると、一時間以上経っていました。

なんだかすごく疲れて気力も失せて、帰りに弁当買って帰りました。冷蔵庫に冷やしてあったビールが、いつもより旨い気がしました。

ネットでその会社のことを調べると「社長がワンマン」「暑い日でも残業時、クーラーを消された」という感じのネガティブな口コミがワンサカ出てきました。

もしかしたら、ブラック企業だったのかもしれません。

企業情報をしっかり調べてから応募しようと反省しつつ、今後は「できそう」じゃなくて「やりたい」と思う仕事を、とか考え始めて・・・なんだか大学の就活の時も、同じようなこと考えてた気がする。

ちなみに翌日、内定が出ましたが丁重にお断りしました。

やってみたい!という仕事は意外に少ない

求人情報を細かくチェックしても「これはやってみたい!」と思える仕事って少ないです。

最近では、インディードに希望の職種や働き方をキーワード登録しています。毎日キーワードに沿った求人が自動配信されてくるので、それをチェックするのが日課になっています。

ちなみに登録しているキーワードは「単発」とか「覆面調査」とか「在宅OK」とか「週2日」といった単語。

こういう仕事って人気みたいで、求人欄に「超人気」「●人が応募しています」とかよく書かれています。

その後、常勤の仕事が決まって本格的に働き始めるには半年ほどかかりました。そのころ、仕事探しにかなり難儀した経験を別の記事にまとめています。

こちらも参考になれば嬉しいです→ 40社以上の連続不採用で考えた、メンタルを病まずに仕事を得るコツ

不労所得の使い方、今後の投資計画

サラリーマンをしていた時、上司の言うことを聞かなかったり反抗的だったりで「もしかしてクビになるかも」という場面が何度かありました。

いつクビになってもいいようにとはっきり考えていたわけでもないけど、何かあったときのために不労所得を稼げるようになりたいと、ずっと思っていました。

不動産や株、FX、仮想通貨、投資信託など、投資と名のつくものを少しずつ試しました。

こうした投資の中で現状、お金を稼げているのは不動産と株です。

投資には向き不向きがあるし、稼ぐのに時間のかかる場合が大半だと思います。

私も投資のセンスがあまりないのか、やり方がよくないのか、投資を始めてから10年経つのに一ヶ月換算すると5〜6万程度しか稼げていません。

少ない稼ぎではありますが、これらを元手に少しずつ気長に財産を大きくしていきたいです。

投資のなかで一番おもしろいと思っている株式投資

そのころは働いていなくて時間があったので、証券会社のサイトを見たり、投資家の本やメルマガ、ブログなどを読むように。

投資の中でも株式投資は自分の性質には合っているようで、楽しく続けて資産を増やせればと思っています。

銘柄を売ったり、買ったりする中で証券会社を3社に分散するようになりました。ネット証券系で人気の松井証券をメインにGMOクリック証券楽天証券に口座を持っています。

松井証券はよくテレビに出ている投資家・桐谷広人さんのオススメだったので、最初に持った口座です。

GMOクリック証券は、口座開設時にキャッシュバックがあったので開きました。楽天証券は、楽天ポイントを投資に回せるので。

どれも、ネットサービスに長らく力を入れているからかとても使いやすいです。

家族が健康を害したり、仕事を失った場合の生活の切り替えと大まかな見通し

今のところ我が家はパートナーが正社員ということもあり、私ひとりが失業しても生活にすぐ影響が出るわけではないです。

でも今後、家族が健康を害したり、仕事を失う場面も十分に想定できます。

その時にどうするか。

賃貸で住んでいる都内の我が家を引き払い、郊外に安い物件を購入して住むことを考えています。

最近は、そう厳しく選ばなければリモートでできる仕事も多くなりましたが、やはり通勤して働く仕事が大半ではあります。

都心に出やすくて、なおかつリーズナブルな物件を探してみると

なので都心に出やすい郊外に家を買うとなるといくらいるのか・・・と、不動産情報を調べています。

北関東へ行くとファミリータイプでも100万円を切る物件が出てくるので、こうしたところに住み変えるのも良いかもしれません。

例えば、今日見ている中で安かったのは茨城県取手市の物件。最寄駅から50分電車に乗ると東京駅まで来れるので、都心で働くこともできそうです。

不動産サイト「HOME4U」より。2020年10月現在の情報です

あるいは身体が動くようであれば、住み込みのマンション管理員なども選択肢に入るかなと考えています。

住み込みは人気なので難しいかもですが、都心のマンションに住み込めたら何かと便利ですよね。

どんな仕事について、どんなふうに生きるか

次、どんな仕事につくか。働き方もだんだん多様になるし楽しみな気もします。

どんな仕事を選んでどう生きるか。会社員を卒業、いや解雇されたあといろいろ考えてみると本当にたくさんの選択肢があると実感。

大変な時代ではあるけれど最大限、面白く生きていきたいですね。