古本を売るとき、10冊以上あるなら買い取りに来てもらおう

読み終わった本って、地味にスペースを取りませんか。

あまり本を買うほうではない我が家。でも数年に一度は、買取のお世話になっています。

家にある古本って、どうやって売ればいいの?

自宅まで古本を取りに来てもらおうとすると、それなりの冊数が必要なんでしょう?という声もあるかと思いますが、そうでもないです。

10冊程度あれば自腹を切ることなく、自宅に取りに来てもらう形で古本の買取を利用できる期待大です。

捨てるにしても、紙の本はそれなりの重量があります。

古本買取は自宅まで取りに来てくれて、もしかするとお小遣い程度の報酬がもらえるかも?という可能性も。

きちんとしたお店を選べば、不安が少なく買取もスムーズです。

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古本をまとめて売るときは、お店へ持ち込むより宅配買取が便利・安心

自分も以前は、最寄り駅前の古本店へ持ち込む形で、古本を処分していました。ときには捨ててしまうこともあったと思います。

駅前の古書店に持ち込んでも1冊10円程度の買取価にしかならず、徒労みを感じることもしばしばでした。

そのころ、ネットで古書買取サービスの情報を見かけることがあって、試しに利用してみたところ。

送料無料で家まで取りに来てもらっても、古本店持ち込みの数倍で買い取ってもらえることがわかりました。

それからは店舗へ持ち込むのではなく、ネットで予約して取りに来てもらう形で古本買取サービスを利用しています。

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古本の宅配買取の最大の利点は「取りに来てくれる」こと

宅配買取の最大の利点は、家にある本を箱詰めしてネットから予約すると、宅配便の配達スタッフが印字された送り状を持って自宅まで来てくれて、本が入った箱を回収してくれます。

家に段ボール箱さえあれば、ネットで買取依頼の予約をして、自分で指定した買取日時までに箱詰めするだけ。

段ボールがなければ、事前に持ってきてもらうことが可能なサービスも多いようです。自分は箱の分のコストを考えて自前で調達しています。

店舗持ち込みより高値で買い取ってもらえることが多いのも、利点のひとつかも

ほか、古本の宅配買取は店頭に持ち込むより高値で買い取ってくれる可能性が高いことも、利点のひとつだと思います。

リアル店舗をいくつも持っているような古本屋さんはどうしても、ショップの維持のために人件費や光熱費、家賃などがかかってくるでしょう。

倉庫のみ、あるいは倉庫プラス少数の店舗で営業している古本屋さんのほうが買取価格が高いのは、理解できる気がしませんか。

古本の宅配買取で注意したいこと

古本の宅配買取で注意したいのは「お願いしようとするサービスが、信用できるものかどうか」ということでしょう。

自分の場合、古本の宅配買取を今まで何度か利用しています。初めて利用するサービスでは、

  • 免許証やマイナンバーカードでしっかりと本人確認をするか
  • 自宅以外の場所(実家や職場など)から送る場合は、本人と収集地の因果関係をはっきりさせるか

といった姿勢から、サービスの良し悪しを判断しています。

サービスを利用した人のクチコミをウェブ上で見られるようなら、それも合わせて参考にするといいように思います。

犯罪に関わる可能性があるお店や、盗品を横流ししているようなお店に当たると大変ですからね

このへんはいつもじゅうぶん、注意するようにしています。

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古本買取の一括査定サービスを利用するも、買取価がつかず継続利用を断念

数年前に、この在宅勤務ブログでも古本買取サービス利用の体験談を記事にまとめました。

そのときは、古本一括査定.comというサービスを利用した情報を書きました。

古本一括査定.comは、複数の古書店に同時に買取査定依頼を出して買取価を比較できるサービスで、初回利用時には50冊の本を1500円で買い取ってもらいました。

2回目以降も利用を考えていて、数ヶ月後に新たに査定依頼を出したものの買い手がつかず、もう一度別の本を複数集めて試したものの、また「買取してくれるお店はありません」の返事。

自分が査定依頼した本に値打ちがないのかなと思いつつも、サービスがうまく機能していない?と不安になり、別の買取サービスを探してみることにしました。

2023年11月現在、ネットで気軽に利用できる古本の宅配買取サービス10選

ここで紹介する10の古本買取サービスのうち、実際に利用したのは2つ。

ほかのサービスについても便利に利用できそうなものは、積極的に使ってみたいと思っています。

実家の古本整理にバリューブックスを利用中

バリューブックスは実家の本を片付るとき、使ってみようかと候補にしていた古本買取サービスのひとつ。


本の背の部分を写真に撮るとAIが仮査定をしてくれるサービスが目新しく思えて、覚えていました(そのときの記事)

使っていた買取サービスで査定額の提示がされないことが続いて、バリューブックスにお願いしてみることに。

バリューブックスはしっかり者。もっと楽な買い取り申込方法を希望したらお叱りが

初回利用時、本人確認書類にある住所(現住所)と発送元(実家)が違うため、その証明に「住民票を送付してください」と言われ、手間を感じました。

「できればもう少し、かんたんな方法はないか」と問い合わせたところ。

「お預かりする古本が盗品でないことなどを確かめるために、必要な確認です。ご協力ください!」と、軽くお叱りを受けました。

実家の老親ともども「ちゃんとしたお店なのね」と納得したこともあり、それからはバリューブックスを継続利用しています。

バリューブックスは3箱分、7000円くらいの引き取り価が我が家の平均

数千冊はあろうかという実家の古本。実家を訪ねたときに老親とお茶したりおしゃべりしたりしながら、毎回数箱ずつ梱包して送る、を繰り返しています。

毎度、段ボール2〜3箱に150冊〜200冊くらいを詰めて、取りに来てもらいます。

我が実家の蔵書は一度の買取につき、7000円前後で引き取ってもらえることが多いようです。老親曰く「箱に詰めれば家まで取りに来てくれて、報酬まで貰えるんだから捨てなくてよかった」と。

家でできる気軽なお小遣い稼ぎ感覚で、マイペースに取り組んでいます。

→ バリューブックスの公式サイトでくわしくみてみる

買取王子

買取王子は、自宅で使わなくなったあらゆるものを買い取ってくれるサービス。

https://www.kaitoriouji.jp/

無料送付の買取箱に商品を詰めて自宅から発送。送料は無料です。買取結果はメールで通知され、OKなら即入金されます。商品到着から査定結果通知までは平均1週間。

買取品の対象は幅広く、ブランド品をはじめ家電、美容機器、本、CDなどさまざまなジャンルに及びます。

買取成約率は94.6%と高水準。2022年には593万点の査定を行い、総利用総額は116万件を誇ります(2023年11月現在)。

買取箱、手数料、送料、輸送保険が無料でさまざまな不用品が送れると好評。 多少の傷や欠陥があっても対応してくれるのもうれしいところです。

買取金額が基準を満たさず、申し込みNGになった買取王子

実家にいらないCDがたくさんあったのが気になっていて、CDを買い取ってくれるところを探していたところ見つけた買取王子。

買取用の段ボール箱や送料が無料ということに魅力を感じたのですが、少しでもコスパが良くなるかなと箱は自前で用意しました。

CDを10枚送って査定結果は300円あまり。マイナスにならなかったので結果オーライかな。

リピートしてもいいかと思っていたのですが「前回の買取金額が基準に満たなかったため、お申し込みができません」との通知が。

基準価については記載がなく、いくらだったのか不明です。少なく送って様子を見つつ、本格的に送ろうかと考えていたので残念。CD買取に関しては別のサービスを探す必要がありそう。

ブックサプライ

3つのステップが手軽で簡単な「スマート買取」をうたうブックサプライの買取。

ウェブで申し込むと、宅配便が引き取りに来てくれます。段ボール(無料提供も可能)に商品を詰めて送り、査定結果に納得したら即振込で取引が完了。

安心ポイントが6つあります。

  • 査定額が2,000円以上で送料無料
  • 市場価格に基づいたリアルタイム査定で公平な買取
  • 指定の時間に宅配便が集荷
  • 迅速な振込みが可能
  • 2000万点以上の査定実績により、さまざまな商品を適正に査定
  • コミックやシリーズをセットで売ると買取金額が大幅アップ

書籍やコミックをはじめDVD、ゲーム、音楽CD、携帯電話、貴金属、金券など取り扱いアイテムは多岐にわたります

「自宅から手軽に買取してもらえた」「驚くほどの金額がついた」などの声もあります。

→ ブックサプライの公式サイトでくわしくみてみる

ホンマルシェ

ホンマルシェは古本買取専門店です。

ホンマルシェ公式サイトより

200万件以上の書籍情報から、買取価格を確認できます。全ての書籍はオンラインで査定されます。

特徴的なポイントとして、コミック・雑誌以外の本は基本的に買取可能で、汚れや折れによる減額は行われませんないことが挙げられます。

最低買取金額は4000円以上で、4000円ごとに1箱送料無料となります。荷物の到着後2営業日以内に確認と振り込みが行われます。振り込み手数料は無料です。

ホンマルシェの公式サイトでくわしくみてみる

古本買取の【古書大黒堂】

古書大黒堂は学術・専門書の買取に特化したサービスです。小説、マンガ、新書、雑誌、洋書の買取には応じていません。

古書大黒堂公式サイトより

創業は2003年。査定はオンラインで、20冊以上まとめて送ると送料無料の特典が適用されます。

査定はAmazonマーケットプレイスの価格をベースに事前査定を実施。ISBN番号等を入力すると、事前査定金額が表示されます。最終的な査定額は変動する可能性があります。

出荷した古本が到着するとメールで通知され、正式な買取価格が出たら確認後、取引終了となります。

→ 古書大黒堂の公式サイトでくわしくみてみる

ブックオフオンライン

ブックオフオンラインの宅配買取は、最短で申し込みの翌日に引き取ってくれ、商品到着から1週間で振り込まれる迅速なサービスです。

ブックオフ買取サービス公式サイトより

対象アイテムは本やCDだけでなくレコード、DVD、Blu-ray、ゲーム、フィギュア、プラモ・鉄道模型、トレカ、ブランド品、ジュエリー、貴金属、パソコン、スマホなど多岐にわたります

申し込みはウェブでらくらく。送料・手数料はすべて無料です。

ウェブで買取申し込みをして、売りたいものをお手持ちのダンボールに詰めて待ちます。無料提供の段ボールを利用することも可能です。

あとは指定の日時に、配送業者が集荷に来るのを待つだけ。郵便局やコンビニから発送できるサービスもあります。

もったいない本舗

もったいない本舗も家庭に眠っている古本やCD、DVDなどの不用品を現金に換える買取サービスを提供しています。

https://www.mottainaihonpo.com/kaitori/

店舗を持たず、少人数の運営でコストを削減。その分を買取価格に還元しています。

古本、CD、DVD、ゲームソフトなどさまざまなアイテムを買い取ってくれます。 商品の送料は無料です。

送料だけでなくダンボールやガムテープの提供、買取案内資料の無料配送、着払伝票の用意なども無料で行ってくれます

不用品の送付後は3日以内に査定結果がメールまたは封書で通知されます。

利用には身分証明書のコピーが必要です。ユーザーからは迅速な対応と満足の声が寄せられています。

hobby man

20点以上の買取で送料無料のサービスを提供するホビーマン。

https://hobby-man.com/

買取可能な商品カテゴリーは本、CD、DVD、ゲーム、おもちゃなど多岐にわたります。

ネットで申し込みをしたあと、商品を梱包して待つと佐川急便が集荷に来てくれます。

査定結果は数日中にメール通知。振り込み手数料は不要です。

ホビーマンも運転免許証や健康保険証など、身分証明書の提出が必要です。

発売1ヶ月以内の本は定価の30%以上で買取るなど、お得なサービスが用意されています。まとめ売りや送料無料の特典も。

査定は専門スタッフが行い、他店で断られた商品にも対応しており好評を博しています。

駿河屋

ネット買取のほか、店舗買取サービスも提供している駿河屋。

静岡の本店や秋葉原をはじめとした支店での買取や、店舗買取アップキャンペーンも行っており、店舗買取、ネット買取ともに利用可能です。

買取可能な商品カテゴリは映像ソフト、CD、ゲーム、パソコン、おもちゃ、プラモデルなど。

安心買取やかんたん買取など、ニーズに合わせた買取方法が用意されています。

Vaboo(ばぶー)

市場価格、人気、在庫状況で本を3つのグループに分類する細やかな査定が売りのvaboo。

漫画や小説、CD、DVDなどさまざまなジャンルに対応しています。

本を売る手順は準備→確認・申込→集荷→着荷→査定→入金とシンプル。必要なものは段ボールと身分証、パソコンorスマートフォンと最小限です。

受け取りは集荷業者が指定の時間に来てくれて、商品到着後2営業日以内に買取金額通知がされます。買取金額承諾後に指定口座に入金して完了です。

送料は1箱あたり500円。ダンボールサイズは縦・横・高さの合計が160cm以内、重さ25キロ以内が目安です。梱包後14時までに申込むと、当日に集荷してくれます(一部地域を除く)。

気になる!売った本はどれくらいの価格で売られているの?

読み終わって、不用品と化した古本を買い取ってもらえるのはとても嬉しいことですね。

一方で「買い取ったあと、どれくらいの値段で売っているんだろう」というのも気になるところ。

買い取った本の値段を個々に表示する、しないはサービスによりけりです。

自分が今、メインで利用しているバリューブックスは一点一点に買取価が表示され、安心感があります。

値段がついた本について、買取価が分かる明細がある古書店なら安心

お店のホームページで売った本の書名を検索すると、価格が出てくるのもネット書店のいいところだと思っています。

バリューブックス公式サイトより

「売った本、これくらいの値段がついてるのか!」という目安になります。

自分が売った本と同じ本を同時期に売る人もあるかもしれませんし、正確な値段がわかるわけではありませんが、目安にはなります。

売った本の販売価格を調べてみた

バリューブックスに売った本をいくつかピックアップして、現状の販売価格を調べてみました。

『サボテンとしっぽ』白石ちえこ 著 出版社:冬青社 出版日:2008-09 定価:2,860円
(買取価)100円→(販売価)4,053円

『プレゼントのアイデア大図鑑』出版社:講談社 出版日:1982-03 定価:不明
(買取価)50円→(販売価)1,389円

『東京山の手大研究』岩淵潤子、ハイライフ研究所 編 出版社:都市出版 出版日:1998-03 定価:1,467円
(買取価)10円→(販売価)654円

『マネー なぜ人はおカネに魅入られるのか』ベルナルド リエター 著 Lietaer,Bernard A 原著 堤大介 訳
出版社:ダイヤモンド社 出版日:2001-10  定価:3,520円
(買取価)559円→(販売価)4,423円

『財布のつぶやき』群ようこ 著 出版社:角川書店 出版日:2011-02-25  定価:704円
(買取価)10円→(販売価)100円

2023年11月現在の情報です。売り出されている本が自分の売った本がどうかは分かりませんので、参考までに

もう読まなくなった本にどれくらいの市場価値があるのか、興味深いところではありますね。

不用品は財産。余裕があれば荷造りして、買い取ってもらおう

古本を段ボールに詰めて売りに出している、というと「マメだねー」と言われることがよくあります。

確かにネット買取を初めて利用したときは、身分証明書類の提出やら各種確認やらけっこう面倒だった思い出が。

でも、慣れてしまえば意外とかんたんなように思います。

不用品は捨ててしまえばゴミですが、少しの手間をかければ報酬を産んでくれる財産になる可能性があります。