45歳で失業手当を受給しながら転職活動。ハローワークでの認定日体験記

40代中盤での転職や、失業保険の手続きに悩んでいる方向けに、筆者の体験談をシェアします。

認定日、ハローワークへ行きました。認定日とは失業保険の手続きをした後、ハローワークで「この人は失業状態である」と認められる日のことです。

失業手当を受給するために、月に一回の認定日に、ハローワークへ行く必要があります。

企業を退職したり解雇されたりして無職になったとき所定の手続きをすませると、日本では失業手当を受給できます(条件によります。くわしくはハローワークの「雇用保険手続きのご案内」で)。

かくいう筆者も無職となりました。今回は会社都合の失職だったので失業手当を比較的早くもらうことができるとのこと。

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失業後すぐ、ハローワークで受給申請。具体的な手続きのステップは

失業したことを証明できる書類や身分証明書類などを揃えて、失業後すぐにハローワークへ受給申請をしに行きました。

申請をすると説明があり、1日の受給額が決まった後に「認定」がされるとのこと。書類も、色々ともらいました。

企業への応募や職業訓練など、就職活動とみなされる活動をしていることを証明した上で毎月「認定」がなされないと、失業手当の受給ができないそうです。

筆者もまじめに斡旋会社への登録や、企業への応募などをして認定日を待ち、晴れて初の認定日を迎えました。

失業手当の申請のために初めてハローワークを訪れてから、一ヶ月あまりが経っていました。失業手当の振込は1週間以内に行われるとのことです。

失業手当を受給する具体的なステップは、必要書類を揃えてハローワークへ→説明を受け、1日の受給額が決定後「(失業手当受給資格の)認定」→認定日まで転職活動をしながら待機→失業手当の振り込み、といったところです。

くわしくはハローワーク「雇用保険手続きのご案内」で。

ブラック企業への不安と転職活動の悩み

ハローワークで紹介状をもらって、という職の探し方は、割とスタンダードだと思います。

自分も今回の失業後に初めてハローワークへ行ったとき、せっかくだからと紹介状を一通もらって帰りました。応募するかどうか、あまり真剣に考えずに。

ハローワークで、就職のための紹介状をもらうも辞退

帰って紹介状を見ながら企業の公式サイトなどを見るうちに、少し心配になってきました。

「失業手当をまだもらってないのにここに決まってしまって、もしこの会社がブラック企業だったらどうしよう」と。

もちろん「この歳で新しい仕事なんて本当に見つかるんだろうか」という不安も。

この時、紹介状をもらった企業は「在宅勤務OK」という筆者の希望に一見ぴったりくるような仕事だったのですが、結局この紹介状は断ることにしました。

翌日ハローワークに電話をして、昨日、紹介状をもらった分の募集について、応募を辞退したいと申し出ると。

「そうですか、わざわざ電話ありがとうございます」とのこと、特にお咎めもなかったのでホッとしました。

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45歳の転職はきちんと、ゆっくり決めたい

45歳で転職というのも、なんとも微妙な気がします。若いわけでもないし、かと言ってシニアにはまだ早いし。

自分が何ができて、何がやりたいのか。この仕事の探し方の他にも、何かあるのでは?みたいなことを考え始めるとキリがありません。

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数年後、記事を読み返して

この記事は数年前、会社がつぶれて無職になったときに書いたものです。

長年勤めた会社がなくなってしまうことを残念に思ういっぽうで、これから何しようかと期待めいた気持ちを持ちつつ、無職ライフを満喫していたことを懐かしく思い出します。

このあと約1年、失業手当をしっかり受け取りました。その後は就職することなく「使う分だけ働く」生活を選ぶことに。

振り返ると、再就職しなくてよかったかなという気持ちです。有り余る時間を使って好きな本を読んだり、思う存分ネットを徘徊したりという毎日。

サラリーマンのころは働きすぎていたなと改めて感じます。もっと早く辞めてもよかったかもしれません。

週3回・半日しか働いていないけど、もう少し勤務時間を短くしようかなと固定費の削減を考え始めたところです。

認定日にハローワークへ行くのは面倒だけど、失業はある意味チャンスかも

自分の意思ではなく失業してしまうのは大変なことだし、世間からもたいがい「気の毒な人」という目で見られます。

でも自己都合でない退職ならば多くの場合、長期にわたって失業手当を受け取れることでしょう。

手当で生活が成り立つなら失業はまたとない、いい機会です。

たくさんの自由な時間を使って、次の生き方をゆっくり考えるといいのではと個人的には思います。

会社員でなくなってから3年経ちました。自分はフルタイムで働くことは多分もう、ないのではないかな。

働くことがメインでない生き方を、とても気に入っています。これからも時間をかけていろいろと考えながら、もっと楽しく暮らしたいと考えているところです。

最近の暮らしについては別記事「40代でセミリタイアして在宅バイト生活。半日勤務・週休4日の暮らしについて」にまとめています。こちらもよかったら、読んでみてください。