シェアハウスでの在宅勤務がなかなか面白かった(体験談です)

シェアハウスを借りて在宅勤務をしていたことがあります。

4部屋あり女性限定の物件で私の他に3人住んでいて、入居時は満室状態でした。

風呂トイレ、キッチン共同の6畳一間で三万八千円。都内ではそこそこ、安い部類だったと思います。

部屋こんな感じでした

隣の音が筒抜け。シェアハウスならではの風景

当時、在宅勤務していたシェアハウスは戸建ての中にある部屋4つそれぞれに鍵をつけて、各部屋ごとに人に貸しているというスタイルの物件でした。

1階に一部屋、2階に3部屋あったと思います。私が住んでいたのは2階の一室。

戸建てなので当たり前ですが、隣に住んでいる人の声が筒抜け。越した日に隣室から聞こえてきたのは電話での会話でした。

最初は音が聞こえるな・・・くらいで、あまり気にしなかったのですが、急に声が大きくなって驚きました。「好きなのに!」って聞こえたんで。

別れ話?・・・耳が隣室に向きました。でも、次の会話が聞こえずに電話は終わってしまったようでした。私の気配に気づいたんでしょうか。

その日は声だけで終わってしまったんですが数日後、部屋から出てきた隣人に「隣に越してきました」と挨拶をすると、気のいい人で話も弾んで、少し仲良くなりました。

電話を聞いてしまったことは、こちらからは言わなかったんですが「聞こえていたよね」とのこと。気にしていたんですね。

その後、彼女の恋愛トークに付き合って数時間。辛い恋(=不倫)をしていたようで、彼女は話しながら泣いていました。

私は特に何も言わず「うんうん」と聞くばかりで。そっち方面の経験ないし、大したアドバイスもできなかった覚えがあります。

その後も数カ月にわたり、彼女の恋の悩みを聞くことになりました。

その度に「まだ若いし、そんなダメンズの既婚者と付き合ってたってしょうがないし別れなよ」的なことを何度も言ったのですが(そんなの分かってるだろうけど)、私の知る限り彼女の辛い恋は続きました。

別れたことを祈るばかりです。

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隣の隣の入居者は子育てを終えたバツイチの方

辛い恋をしている隣人の隣に、もう一つ部屋があり、そこにも人が住んでいました。

入居してから数日、会うこともなかったのですが階段ですれ違った時に「そこの部屋に越してきました。よろしくお願いします」と声をかけると、部屋の主はマシンガンのように喋りはじめました。

子育てを終えた頃に離婚したこと、結婚して子供さんは幸せに暮らしていること、自分は第二の人生を歩んでいること、最近フルタイムの仕事が見つかったこと・・・云々。

私は喋るのが得意ではないので、わーっと喋ってくれる人は助かるといえば、助かるのですが。

おしゃべりを聞いていると時間が経ってしまうので、その後はあまり顔を合わせないようになりました。

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一階の扉が開いたのでチラ見したら結構な汚部屋に大きなお姉さんが

一階には誰が住んでるのか越してから数日はよくわからなかったのですが、私が外から帰って玄関を入ったタイミングで一階の部屋のドアが開いて、汚部屋の光景が目に飛び込んできました。

イメージ。実際はもっとキツかった

食べ終わったカップ麺や弁当の空き箱が散乱して、服やタオルの類が部屋中に散らばって・・・扉の前には、伸びたTシャツを着た、縦横両方に大きなお姉さんが立っていました。

「あ、二階の端の部屋に引っ越してきました。よろしくお願いします」と言うと彼女は何も言わず一礼して、外へ出て行ってしまいました。

そのお姉さんを見たのは後にも先にも一回きりでした。私が入居してすぐに出て行ってしまったようで、数カ月その部屋は空いていました。

その後、入ってきた人は自由人ぽい人で、顔を合わせても「どうも」くらいな会話しかなかったのですが、1年ほど経った頃「出ることになりました」と彼女から話しかけてきてくれました。

やりたいことがあって時間が欲しいし、家賃払わなくて済むから実家に帰ると言っていました。

お酒が好きな陽気な人で、もっと喋ればよかったなあと思ったことを覚えています。

みんな元気にしてるかな。

シェアハウスを含めいろいろな環境で仕事をしてきて、次に移住するならどんなワークスペースを備えた家がいいかなということについて書いた記事があります。

こちらも参考になればうれしいです→ 在宅勤務地を3回変えたテレワーカーが4回目に選びたい家の条件