少し前に、フリーズドライのカレーを食べる機会がありました。やや塩みの強さが気になったものの、おいしかったです。
値段をみると一食300円と、そう安くはない様子。家族も「カレーはレトルトで安いのあるし、わざわざフリーズドライでなくても」という意見で。
テレワーク中の食事に、フリーズドライのカレーを
とはいえレトルトカレーのように、レンジや湯煎で温めたあと袋から熱々のルーを絞り出す手間がなく、お湯を注げば出来上がる、フリーズドライのカレーの手軽さは心に残りました。
写真は、なすと鶏肉のカレー。鶏肉の旨みが広がり、なすが口の中で崩れる感じで本格派な一皿でした。
フリーズドライのカレーを食べながら、仕事の合間に簡単に食事を済ませるのもなかなかに、心地いい日常です。手軽だし、洗い物も少なめ。
見回してみると、フリーズドライの食べ物って意外に、たくさんありますね。
テレワーク中の食事は、できるだけ簡単に済ませたい。仕事の合間に食べやすいフリーズドライ、あるかなと探してみると。
カレーや味噌汁だけじゃない。意外に奥が深い、フリーズドライ食品の世界
フリーズドライというと小袋に入った四角い、固形のお味噌汁を想像しがちでした。
たまにスーパーの棚で立ち止まって値段を見て「高っ!」と思うくらいで、選択肢に入ることはなくて。
フリーズドライにもいろいろ、あるようで。筆者が無知だっただけですね。
カレーを食べてからこちら、値段はさておきフリーズドライを楽しんでみたくなりました。
お味噌汁やカレーのほかシチューやスープ、パスタ、各種どんぶり、リゾット、煮物など、かなりバリエーションに富んでいるようです。
ところでフリーズドライって?
フリーズドライ食品について、調べてみたところ。
農林水産省が発行しているWebマガジンに、フリーズドライに関する特集記事が組まれていました。
記事内にフリーズドライ食品について、こんな説明があります。
- 食品を凍らせ、真空凍結乾燥機と呼ばれる機械で真空に近い状態にして乾燥させたもの
- 乾燥するとき高い熱に晒さないから食材の色や食感、栄養価が保たれやすい
- 保存料を使わないで作れる
農水省ホームページ内 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1909/spe2_02.html より(一部抜粋・要約)
フリーズドライ食品の保存期間はどのくらいか
フリーズドライ食品の保存期間について、先の農水省のページに「賞味期限は、特別記載がない限り1年」と注意書きがありました。
ものによって幅があるようで、野菜や果物のフリーズドライでは数ヶ月、調理されたフリーズドライ品では数年保存できるものも。
どちらにせよ生鮮食料品のように、すぐ食べないといけないものではありません。
フリーズドライ食品は非常食、保存食にも
非常食用のフリーズドライ食品も種類が多く、なかには10年近く日持ちするものも。
例えば写真のような、パックに入った非常食などは定番です。
災害用のこうしたフリーズドライ食品は塩分が多めで、保存食用に作られているのかな?という味。
でもたとえば被災して、お腹が空いて心細いときなどに、これが出てきたら。すごくうれしいと思います。
保存食としてフリーズドライ食品を常備するなら一緒に、缶詰に入った菓子パンなどの甘い系保存食も揃えておくと、災害時のひとときがホッとしたものになるかもしれませんね。
日常的に取り入れたい、テレワーク時のおすすめフリーズドライ食品
時短ランチ用に早速、フリーズドライの食品を常備しようと考えています。
テレワークの食事にぴったりの、おいしいフリーズドライには、どんなものがあるのでしょうか。
フリーズドライの大定番・味噌汁
フリーズドライの味噌汁は本当に種類が多くて「これ!」というものを選ぶのは、難しいかもしれません。
好みやコスパ、保存期間や減塩かどうかなどが、選択の目安になるでしょうか。一椀あたりの値段もまちまちです。手ごろなものでは、写真のようなタイプになります。
一椀あたり40円ほどと、コスパは上々。これくらいなら、普段使いしても気にならなそう。
贈り物などなら、下のような選択肢もあります。
箱入りで、のしをつけて贈れるタイプです。一椀あたり約200円と、なかなかの高級品といったところでしょうか。
カレーは大きな具のものやスープカレーなども
今回、筆者が食べたのはアマノフーズのこのカレーです。
150mlのお湯を注いだら、もう出来上がりという手軽さ。中身を取り出すと「いかにも」なフリーズドライ感です。
器にあけて、お湯を注いでみると。
なすがホロリと崩れますが、まだ四角い形状を保っています。
ほんの数秒、何回かかき混ぜるたら、もうカレーに。
スパイスのいい香りがしました。
野菜の食感がよく、食べ応えがあっておいしかったです。
辛さはほどほど。鶏と野菜の旨みを楽しむ感じのカレーでした。
今回、食べたのは鶏肉・野菜カレー。同じラインナップで、トマト豆カレーもあるそうです。
フリーズドライのスープは、豆乳や牛乳で割りたい。ひとりディナーにも
味噌汁同様、スープもフリーズドライのものは種類が多いようです。こうした汁物はお湯だけでなく、豆乳や牛乳などで割るのも、アリかもしれませんね。
具だくさんのスープなら、豆腐やパンを入れたら普通に、一食として成り立ちそう。
一人の夕食時などはフリーズドライのスープとフランスパンにチーズ、ワインを用意したら、もう十分かもしれませんね。
コスパもいい感じに、ひとりディナーを楽しめそうな気がします。
雑炊やリゾットも
雑炊やリゾットの類も、常備しておきたいフリーズドライ食品のひとつです。
体調が悪くて食欲がないときなども、お湯を沸かせば雑炊やリゾットが食べられると思うと、安心感が増します。
一人暮らしには特に、あると便利かもしれませんね。
乾燥野菜や果物も、フリーズドライ製法で作られているものがあるよね
味噌汁やスープといった調理済み製品のほかに、フリーズドライには単体で料理に使える野菜や果物もありますよね。
例えば野菜なら、フリーズドライの老舗・コスモスフーズの乾燥野菜には、
なすやオクラをはじめ、葉物野菜のフリーズドライ品が揃っています。
乾燥フルーツも種類が多いですが、国産を選ぼうとするとなかなか難しいところ。
希少品種のいちご「よつぼし」を販売している丸進ファームなどで、希少な国産の乾燥いちごが手に入ります。
野菜やフルーツの値段が高いときなども、フリーズドライ品は助かりますね。
フリーズドライ食品の食べ方・楽しみ方
フリーズドライ品は値段の高いものが中心です。
今回、記事を書くにあたって調べてみたところ、なかには普段使いできるくらいのコスパ良なものもあることが分かりました。
例えば、冒頭で紹介したフリーズドライのあさげは一食あたり約40円と、かなりリーズナブル(24.9現在)。台所や職場に置いておくのに良いのではと思います。
セール時などに試して、値段・味に納得がいくものを揃えていけるといいかと思います。
簡単&時短!フリーズドライでテレワークメシを楽しもう
値段や塩みの強さなど欠点はあれど、フリーズドライはやっぱり便利です。
フリーズドライのなかでも、今回試したカレーはテレワークランチにも理想的な一品だと思います。
お湯をかけたりするだけで本格的な味が楽しめる利点を活かして、テレワークのランチなどでおいしく楽しめるといいですね。