「がっかりしやすい観光地」を避ける旅。地元密着型の風呂や酒場へ

外国から、たくさんの人が日本にやってきてくれるのはうれしいですが、物価高も重なって「われわれ日本人はどこへ泊まったらいいの?」と思いがちな今日このごろ。

そんななか、大型連休の中盤に一人1泊3000円台で、近場の温泉銭湯に入れる無料券がついた宿泊プランを楽しんできました。

現地で地元の人向け的なスナックを探して、ママから土地の話を聞いたり、人気のグルメを楽しんだり。お金をそんなにかけない旅を満喫しました。

今回の旅を通してハイシーズンに格安で、混雑を避けて楽しく旅をするにはどうしたらいいのかが少し、見えてきた気がします。

この記事では「安くて旨くて楽しい旅のアイデア」をシェアします。

観光地ではない場所を訪れる魅力

大型連休時は移動や宿が高額になりがちだし、観光地のような場所はどうしても混みますね。

電車移動だけでも疲労困憊。さらに、到着してから人混みを歩いたり、行列に並んだりすればヘトヘトに。

何しに来たんだとガッカリした経験、ありませんか。

静かな落ち着いた環境で、出費少なめに旅を楽しむには、観光地でない場所を選ぶといいようです

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旅先に、観光地でない場所を選ぶには

観光地でない場所を旅先に選ぶのは、難しくありません。宿予約サイトなどで選べばカンタンです。

たとえば楽天トラベルなら、東京23区で宿を取ろうと検索すると、エリア別に予約可能なホテルの一覧が出てきます。

https://travel.rakuten.co.jp/

観光地や大きな街以外で宿情報を探すと、安宿がちらほら見つかります

どの場所を選んでいいかよく分からなければ、有名なエリアを除外して、価格の安い順に並べると分かりやすいでしょう

上の図でみると、足立、板橋、練馬、東陽町、江戸川などは観光地ではないこともあり、リーズナブルな宿が見つかりやすいと思います。

23区内ならば観光地でなくても、アクセスに困ることはないでしょう。

こうしたエリアに泊まると「東京の日常ってこういう雰囲気なのか」と、感じられるかもしれません。

ホテル選びについては、国内ホテルに安く泊まる11の方法。お得みをいちばん感じた策についてという記事にくわしく書いています。こちらもよかったら、読んでみてください。

価格安く、温泉などでゆっくりしたい

目星の宿に温泉がなければ、その土地の銭湯を巡るのも楽しいです。

泊まりたいエリアがある程度絞れてきたら、周辺の銭湯情報をリサーチしてみましょう。

穴場は「温泉銭湯」。宿泊先から近ければ尚良し

銭湯ならリーズナブルな料金で入れるし、温泉が湧いているところも珍しくありません。

エリアごとに、銭湯組合などが情報をまとめたアプリやホームページが作られています。行きたい場所にどんな銭湯があるか、調べてみるといいですよ。

https://www.1010.or.jp/

銭湯なら、地元の人の利用が中心です。その土地のローカルな雰囲気が楽しめるでしょう

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地元の名店で味わう、特別なグルメ体験

地元の食材を使った料理や、地元の人しか知らない隠れた名店にも足を伸ばしたいところ。

銭湯やタクシーなどで尋ねられれば楽しいですが、ハードルが高いと感じることもあるかもしれません。

そんなときは、利用者の口コミがたくさん掲載されているグルメサイト・アプリを積極的に利用しましょう。

情報量の圧倒的に多い食べログRettyが、やはり便利。エリアを絞っての人気店・名店検索もカンタンです。

観光地では味わえない、温かいサービスや特別な一品に焦点を当てて、探してみましょう。

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温泉と、その土地のグルメを楽しもう

筆者が最近、温泉と土地のグルメを楽しんだのは神奈川県川崎市です。

8月の中盤でも、リーズナブルな料金設定の宿が多い印象だったこともあり、訪ねてみることに。

川崎は観光地ではないものの、大きな街。ランチタイムに到着して、どのお店でお昼を食べるか楽しく迷いました。

神奈川ということで、家系ラーメンを食べてからホテルへ。

宿泊先として選んだ宿で、サービスとしてついていた銭湯のチケットを使って、近所の温泉銭湯を楽しみました。

夜は、地元で人気の町中華でビールと餃子。そのあとスナックへ行って、土地の人と交流しました。

旅先で、楽しめそうなスナックを選ぶヒント

あまり土地勘のない旅先で、気持ちよくお酒を飲んで土地の人と交流しようとするとき、筆者はよくスナックへ行きます。

宿泊先のホテルで教えてもらうか、あるいはスナックがありそうなエリアへ行って、長年営業していそうな店を探します

探すポイントとしては、クラシックな女性の名前が店名になっていることです。

最近、旅先で訪ねたスナックの名前はたとえば「はるえ」「ゆきえ」「しのぶ」といったところ。

必ず名店にあたるわけではありませんが、わりといいお店が選べるように思います。

ハイシーズンの格安旅行を、東京近郊でシミュレーションしてみる

次のハイシーズンの旅行を、シミュレーションしてみます。

都内を中心に楽しむ感じで、計画しようと思います。

台東区清川(浅草から歩けます)

清川は浅草とは少し、趣の違う雰囲気があります。

台東区清川周辺。出典:https://www.google.com/maps/

周辺は銭湯が多く、温泉銭湯もあります。お風呂が好きなら、リーズナブルに泊まれるし、いい場所だと思います。

浅草の中心街から徒歩15分程度と便利です。

清川周辺エリアの銭湯
  • 湯どんぶり栄湯:天然温泉のある銭湯。サウナやマッサージもありスーパー銭湯並みの設備です。フロントがあり待ち合わせに便利。
  • 富士の湯:レトロな雰囲気の銭湯です。木の下足札やお釜ドライヤーなども楽しめます。
  • 堤柳泉:こちらも天然温泉。サウナも楽しめます。FMラジオが流れています。フロントがあるから、連れがいてもマイペースで大丈夫。
清川エリアのホテル一例
  • ホテル寿陽:リーズナブルながら全館個室がうれしい宿。共有キッチンやテラスを備えた交流型です。
  • 浅草ビジネスホテル福田屋:和室+布団タイプの宿。バストイレ共用でリーズナブルに泊まれます。
  • 東京SA旅館:全体に安価ながら、バストイレ付きの部屋をはじめバリエーションに富んだ選択が可能。クチコミ評価高めです。

足立区綾瀬(北千住観光に便利)

個性的なカフェや居酒屋が多く、観光地として注目されるようになった北千住のお隣に、綾瀬という街があります。

足立区綾瀬周辺。出典:https://www.google.com/maps/

北千住から、東京メトロ千代田線で一駅の場所です。

周辺は住宅地で、地元密着型のお店もチラホラあります。

綾瀬周辺エリアの銭湯
  • 玉の湯:マイナスイオン水使用で、風呂上がりのすべすべ感に定評。サウナあり。
  • 吉の湯:大正時代から営業する銭湯。古き良き外観や内装は圧巻です。
綾瀬周辺エリアのホテル一例
  • スマイルホテル東京綾瀬駅前:駅近で安価に泊まれる宿。建物は古いですがサービスが揃っており便利。
  • ホテルリブマックス東京綾瀬駅前:駅徒歩2分で便利。1階併設のカフェでのモーニングが好評です。

もうがっかりしない。観光地ではないからこそ味わえる、自分だけの特別な旅を

観光地ではない場所で温泉やおいしいものを体験するのも、なかなか魅力的です。

お金をあまりかけずに、自分だけの特別な旅を計画する楽しさが感じられますよ。

次の旅行は、観光地を避けてみませんか。