ここのところ「相互リンクを貼らせてほしい」とか「あなたのブログをぜひ弊社サイトで紹介させてほしい」といった問い合わせメールが相次いでいます。
文面は、たいてい「記事に心から感銘を受けたので」という内容です。
でも、どんなところに感銘を受けたのかは、はっきり書かれていません。
メールの「定型文っぽさ」と「足元を見られているようなモヤモヤ感」を怪しい!と思いながら、その中の一通に返信してみました。
返信の内容や、こうしたメールに込められた意図について、実体験を通してまとめます。
相互リンクを貼ることで、読者に役立つかどうかを考えてみると
別のサイト同士が相互リンクを貼ると「このサイトにある情報を有益と感じた人には、こちらのサイトに書かれている内容も役に立ちますよ」という案内になります。

この「在宅勤務ブログ」は、中年以降に勤務先がつぶれたあと、再就職しなかった人間のライフスタイルについて書いています。
相互リンクを希望します、という問い合わせのなかから一通、メールを選んで返信したらこんな答えが返ってきました。
「乳幼児の子どもがいる場合は在宅型の仕事を」という内容の記事にリンクを
聞けば、弊ブログ内の記事と相互リンクしたい記事は、乳幼児を育てるお母さん向けとのこと。
「子供が小さいうちは、急な体調不良や行事にも対応できるよう在宅型の仕事を」と、テレワークを勧める内容と分かりました。
子どもの体調不良や行事について書いたことは一度もないのに、どうして弊ブログが選ばれたのか不思議です。
双方をリンクでつないでも、ユーザーに役立つとはあまり思えません。
先方の記事ターゲットは乳幼児のママという感じです。こちらは、中年以降の再就職を諦めた世代なのですが・・・。
筆者のブログのどこに「子育ての悩み」が書いてあったのか、問い詰めたい気分でした(笑)
こうした相互リンクについて、Googleに聞いてみました。
Google Geminiに「サイトの評価を下げるリンク」について聞いてみると
本家の見解を聞こうと、Google製AIのGeminiに相互リンクについて質問してみたところ。
「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」というソースが提示されました。具体的には、
- 過度なリンク交換:「貼るから貼って」という約束事だけのリンクは評価を下げる。
- 質の低いディレクトリへの掲載:低品質なサイトと繋がるだけで、自分のブログの評価も引きずられる。
- 不自然なリンクの作成:全くジャンルの違うサイト同士のリンクは、読者のためにならない。
といった行為が検索順位を操作するとして明記されています、と案内がありました。
同時に現在のGoogleは、全く関係のないSEO業者などのページにリンクが飛んでいる場合「これは読者のためのリンクではなく、順位操作のためのリンクだ」と機械的に判断する、とも。
そして、相手がリンク販売やリンク集めを主業としている場合、そのサイトからリンクをもらうこと自体が「スパムグループの一員」とみなされるリスクも孕んでいるといいます。
ユーザーのためにならないリンクはNG
Googleの公式ポリシーでは「過度なリンク交換」はスパム行為と、明確に定義されています。
単にリンクを貼り合うだけの行為は、サイトの信頼性を高めるどころか、Googleからのペナルティ(検索順位の急落)を招く「毒」になりかねないことが理解できます。
相互リンクの誘いに「では、お会いしましょう」と申し出てても良かったかも
こうした相互リンクの誘いがあるとどうしても、リスクから身を守る術をまず考えてしまいますが「お会いしませんか」と声がけするのもアリだったかもしれません。

実際にメール差出人の居場所を訪ねて、会社ならどんな職場なのか、個人ならどんな人なのかを確かめても良かったかなと。
そうすることで「ちゃんとしてた」ということが分かれば、相互理解の上でリンク交換することもできるだろうから。
形式的なリンク交換ではなく、オンライン取材や企業見学などを通して得られる一次情報を記事にするなら、それは読者にとっても価値があります。
個人サイト運営者が持ちたい「武器」と「守り」
日々、コツコツと作り続けてきたサイトの信頼(ドメインパワー)を、失うことになっては残念です。

こうした営業メールが来ると、足元を見られているようで最初はモヤモヤしました。
でも「リストアップして声をかけるほどの、信頼ある媒体」に成長したと考えることもできるのではと思っています。
これからも「読者のためになるか」という物差しをもちつつ、この場所を大事にしたいです。
迷ったときはAIなどのツールを「壁打ち相手」にして、冷静な判断を下したいものですね。

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